http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/847.html
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「マウスが異なると若山教授が公表」(EJ第4056号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/420710481.html
2015年06月16日 Electronic Journal
STAP論文に対する疑惑は、まず論文中の画像のすり替えの
指摘に始まっています。仮にそれが些細な単純ミスであったとし
ても論文のイメージを大きく損なうことになります。
しかし、EJでは、画像の疑惑よりも「STAP細胞は果して
存在するのか」に重点を絞ることにします。STAP細胞は存在
しないとする理研の最終判断を素直には受け入れることができな
いからです。この事件が原因で、世界的な日本の研究者が一人亡
くなっているのです。
若山照彦山梨大学教授は、論文撤回を決意した理由として、ネ
イチャー誌の論文掲載の画像が小保方氏の博士論文と一致したこ
とであると毎日新聞の須田記者へのメールで明かしています。
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須田さん
昨日の博士論文とネイチャー誌の写真が一致したことが、あま
りにも悲しく、どうしていいのかわからず、著者たちに撤回を呼
びかけました。信じてもらっていたし、僕も信じようとコメント
していて、大変申し訳ありません。僕はまだ信じたい気持がある
ので、すべてを明らかにして、誰もが信じる論文として新しく発
表するのを希望しているのです。よろしくお願いします。
若山照彦
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
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しかし、単なる画像の取り違えだけであれば、関係者に論文撤
回を呼びかけるのは是としても、NHKにリークし、公表するこ
とはなかったと思います。若山教授はすでにこのとき、STAP
論文のもっと重大な疑惑を掴んでいたと考えられます。それは、
次の疑惑です。昨日のEJから再現します。
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2.実験用マウスについての疑惑がある
・実験に使ったマウスがすり替えられた疑惑が生じている
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論文撤回の呼びかけで若山教授は、「外部機関での解析」の必
要性を強調していましたが、その時点で若山研究室は外部機関に
簡易的な遺伝子の解析を依頼をしていたのです。これは若山教授
がSTAP細胞の存在に深く疑問を持っていた証拠です。
その解析結果は、3月25日夜のNHKがスクープして報道を
したのです。またしてもNHKです。こうして若山教授は、ST
AP論文に大きなダメージを与えたのです。このときもSTAP
論文の関係者や理研CDBには何の相談もなく、一方的に公開さ
れてしまったのです。 http://bit.ly/1QuJd51
その解析結果とは簡単にいうとこうです。小保方氏は若山研究
室からマウスを受け取り、それからSTAP細胞を作製していた
のです。しかし、解析の結果、STAP細胞から樹立したSTA
P幹細胞8株中2株について、STAP細胞作製に使ったマウス
とは異なる系統の遺伝子型が検出されたというのです。つまり、
若山研究室のマウスではないということになります。
この報道にメディアは騒然です。さまざまなメディアによって
このことは繰り返し報道され、STAP細胞の発見は完全な捏造
であるという印象が強くなったのです。現在これに関する報道は
ネット上からほとんど削除されているので、2014年6月13
日付、JCASTテレビウオッチの記事をご紹介します。
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理化学研究所の小保方晴子リーダーが成功したと主張するST
AP細胞は、すでに20年前から研究されている万能細胞の一種
ES細胞の可能性が濃厚になってきた。
論文共著者の若山照彦・山梨大学教授が16日に会見を行い、
小保方氏が作成したとされるSTAP細胞は、若山研究室が提供
したのとは違うマウスから作られていたことを明らかにした。第
三者機関に解析を依頼して判明したという。若山教授はSTAP
細胞があるという証拠はなかった。予想していた中で最悪の結果
と思っています。世界3大不正と思われてもしょうがないと語っ
た。その経緯はこうだ。
若山研究室から提供を受けたマウスを使ってできたとされる小
保方氏のSTAP細胞を使って若山教授が培養しSTAP幹細胞
を作成し、さらにそれをもとに万能性のあるキメラマウスを作っ
た。今回、保管していたSTAP幹細胞を第三者機関に解析を依
頼した結果、若山教授の研究室のマウス由来とはまったく異なる
遺伝子情報が出てきた。 http://bit.ly/1FQUi67
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これだけでは何のことかわからないと思うので、須田桃子氏の
本に出ている図(添付ファイル)を使って説明します。実験に使
うマウスには多くの系統がありますが、それは細胞の遺伝子型を
調べればどの系統か特定できます。
若山研究室では「129」というタイプの遺伝子型のマウスを
実験に使っていたのですが、研究室が外部機関が解析した2株の
STAP幹細胞は、1株からは「B6」、もう1株からは「12
9」と「B6」の二つの系統のマウスを勾配させて生まれたマウ
スの遺伝子が検出されたというのです。つまり、若山研究室で飼
育されている遺伝子型とは異なり、若山研究室のマウスではない
ということが判明したのです。
このニュースは繰り返し報道されており、7月27日のNHK
スペシャル「調査報告『STAP細胞不正の深層』」でも報道さ
れたので、多くの人の印象に残っているはずです。この報道で、
やっぱりSTAP細胞はインチキだったんだなと考えた人も多い
と思います。
しかし、若山研究室によるこの解析結果は間違いであり、2株
は若山研究室のマウスであったことがすぐ明らかになったのです
が、そのことを知っている人はきわめて少ないのです。名誉回復
をメディアがしないからです。─ [STAP細胞事件/029]
≪画像および関連情報≫
●マウスをめぐる疑惑に反論コメント/小保方晴子氏
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STAP細胞の論文不正をめぐる問題で、理化学研究所の小
保方晴子研究ユニットリーダーが作ったとされる「STAP
細胞」のもとになったマウスの由来に疑義が生じている。こ
の点について、論文の共著者の一人である若山照彦・山梨大
学教授は「僕の研究室のマウス由来ではない」と発表したが
小保方晴子リーダーは6月18日、それに反論するコメント
を発表した。小保方リーダーは、弁護団を通じて公表したコ
メントのなかで、「マウスに関しても細胞に関しても、所属
させていただいていた研究室以外からの入手はありません」
と説明。そのうえで、「今後の理化学研究所の調査にできる
限り協力し事実関係を明らかにできるよう努めて参りたい」
と述べている。また、小保方リーダーの弁護団もコメントを
発表。「小保方氏が若山研でお世話になっていた時期(20
13年3月まで)は、小保方氏は、マウスや細胞を独立して
入手できる立場にありませんでした。したがって、すべて若
山研ルートで入手したものです」などと、小保方リーダーの
言葉を補足する説明をおこなった。 http://bit.ly/1MxMn1e
───────────────────────────
●図の出典/毎日新聞科学環境部/須田桃子著の前掲書より
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