http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/845.html
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若山氏をめぐる謎C「3 若山氏の唐突な論文撤回呼び掛けの背景−B焦りと恐怖とが極限にまで高まる経過を示す須田氏インタビュー 2015/4/10」
(理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問)
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/16409340.html
★若山氏の転向問題(唐突な論文撤回呼び掛け)を扱ったブログ記事、その最終の第三弾。
★結局、ポイントは記事の末尾の「2月時点で自らが語っていた、一連のSTAP細胞の存在を前提としなければ説明できない材料、ES細胞とは明らかに異なる現象、そして自らが一気通貫でマウスから始めてSTAP幹細胞成功まで至った経験は、厳然とあるわけですので、それらについて、健忘症にかかったかのように一切触れなくなり、「あれはES細胞だったのだ」「光っていたのは胎盤ではなく卵黄嚢だよ」と言われても、「真実が明らかになった」として、一切口を閉ざしてしまうというのもまた、極端な気がします」というところだろう。
★いったい若山氏になにがあったのか。
★コメント欄でも転向問題について興味深いやり取りがあったので、合わせて紹介する。
(南青山)
若山氏の焦りと恐怖とから解放された安堵感は、直後の3月11日のインタビューの次の正直な(正直すぎる?)発言が、如実に物語っていると思います。
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「著者の責任逃れのようで申し訳ないけれど、正直、もうここまで来てしまうと、STAPから手を引きたいという気持ちもあります。撤回呼びかけを発表したあとで、ラボのメンバー全員が良かったと思っているのは、もう再現実験をしないで済むということなんです。再現できなかったら世界中から非難されると、ずっとプレッシャーを感じていましたから……。とりあえず実験をストップできるということで、すごく気が楽になったんです」
(p77)
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この「解放感」を得た以上は、もう「手を引く」ための材料を集め発信していく、という雰囲気です。この「正直、手を引きたい」と吐露したインタビューでの中で、一気に、STAP細胞全否定に近いところまで述べています。自らが、マウスからの一からのSTAP細胞作製〜STAP幹細胞作製に成功しているにも拘らず、また小保方氏のSTAP細胞の受精卵への注入の一連の経過を自らの目で観察し、テラト―マをオーバーライドする万能性の証拠であるキメラマウスに成功しているにも拘らず、です。
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【2014年3月11日】
「では、若山氏は今も、STAP細胞の存在を信じているのだろうか。「丹羽先生は信じているようですが」と水を向けると、若山氏は率直に答えてくれた。
「(刺激によって)細胞が変化するというところまでは正しいけれど、そこから論文で定義されているようなSTAP細胞になるというところまでは、もう信用できないんです」
論文によれば、STAP細胞は、万能細胞に共通する「Oct4」などの遺伝子が高いレベルで働き、さらにテラトーマを形成したり、キメラマウスを作製したりできる細胞だ。だが、若山氏が山梨大学でこれまでに実施した再現実験では、Oct4がほんの少し働くだけだったという。そして今回、博士論文との画像の酷似によって、テラトーマが本当にできていたのかが揺らいでいる――。
そうした状況を思えば、若山氏の見解は当然に思えたが、同時に衝撃的でもあった。論文発表の華々しい記者会見から、まだ二カ月と経っていないのである。
しかし、もしSTAP細胞が存在しないのだとしたら、胎盤にまで分化するキメラマウスの作製実験とは何だったのか。前日の電話取材のときと同様に、やはりその点が最大の疑問だった。
私はまず、CDB時代の若山研究室で、STAP細胞の代わりになるようなマウスのES細胞を入手可能だったのかを尋ねた。
「僕の研究室では、ES細胞は常に冷凍庫にいっぱい保管されています。鍵もかかっているわけではなく、二十四時間、研究室にはいつでも入れます」
(中略)
STAP細胞の最大の特徴である、胎盤に分化する能力はどうか。
「初期の頃のES細胞は胎盤にいかないとされていたけれど、今は技術も向上して、より質の良いESができます。特に僕の研究室は、キメリズムを高めるのが研究室のテーマの一つでもあったので、もしかしたらESでも胎盤にけつこう寄与しているかもしれないですよね」(p76-77)
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この「再現できなかったら世界中から非難されると、ずっとプレッシャーを感じていました」と吐露した気持ちは、6月上旬の須田氏のインタビューで、より正直に語られています。時間の経過とともに、焦りが募っていく様子がこちらにも伝わってきます。
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【2014年「6月上旬」】
「この日の夜、甲府市の山梨大学に若山氏を訪ねた。すでに遅い時間だったが、研究室にはまだ他のメンバーもいた。
若山氏の表情は思いの外、硬かった。実際に話をしてみて、事前に掴んでいたSTAP幹細胞の主要な解析結果を認めたうえで再調査開始に向けたコメントをしてほしい、という私の願いは、到底、実現不可能だと悟った。
内心落胆したが、考えてみれば無理もない。二月以降、若山氏が情報発信するたびに理研などからさまざまな圧力を受け、記事に少しコメントが載るだけでも「おとがめ」を受けるという状況だったことは複数の関係者から聞いていた。そもそも、この緊迫した時期に直接会ってくれたことだけでも、感謝すべきことなのかもしれなかった。
(中略)
まず、CDBの全画像調査であり得ないような疑義が出ていることを踏まえて聞いた。「現時点では、STAP論文はどこまでが真実のデータだと思っていますか」。
若山氏は疲れた顔に苦笑を浮かべた。
「あの……いろいろ僕の関係していないところも含めた新たな疑義を見る限り、もう信じられるデータは一個もないくらいの気がします」。
では、STAP細胞についてはどうか。若山氏は言いよどんだ後、こう答えた。
「……結局、STAP幹細胞を作れるほどのすごいSTAP細胞は存在しないと思います。
ただ、酸性処理で何らかの変化が起こるというのは正しいと思う」
若山氏によると、若山研究室で実施した再現実験では、リンパ球を弱酸性溶液に浸してから培養を続けるうちに、「死にかけるけど生き返って変なものになる細胞」もあったという。
「その変化が、多能性を持つような変化かもしれないとは、もう思っていらっしゃらないんですね?」
「思っていません。多能性を確認できて、初めてSTAP細胞と呼べる。うちでは何らかの変化は起こせたけれど、どうやってもその先にはいかなかった。STAPという現象は全く再現できず、世界でも再現できていないわけです」
正確に言えば、若山氏は一度だけ、STAP細胞作製に成功している。山梨大学に研究室を完全に移す前の二○一三年春、小保方氏に直接教わりながら作製し、できたSTAP細胞からSTAP幹細胞も樹立できた。ところが、山梨大学に移ってからは一度もできていない。再現実験には、二○一四年三月に論文撤回を呼びかける直前まで取り組み、回数は数十回に及んだという。
「何回試してもできない。小保方さんが使っている培地を送ってほしい」――。二○一三年六月頃、若山氏は小保方氏に、メールで依頼したという。培地とは、細胞を培養する際に培養皿に入れる、いわば細胞のベッドにあたる試薬だ。若山氏は、自分で用意した培地を使っていたが、生きた細胞を扱う実験では、ちょっとした条件の違いが結果を左右することはままある。小保方氏の培地ならひょっとして・・・と、若山氏は期待したのだった。
約一ヵ月後に小保方氏から培地が届いたが、それを使っても失敗した。思いあまった若山氏は、小保方氏に何度か状況を伝えた上で、改めて作製方法を教えてもらえないか頼んだが、「前に伝えた通り」と言われるばかりだったという。
「論文を投稿してからだんだんアクセプト(受理)が近づくにつれ、それまでに再現しないといけないという焦りが強くなってきた」。若山氏は、ひたすら実験を繰り返した日々の心境をそう振り返った。
「共著者として責任があるし、僕らは特に再現を重視する研究室なのに、再現できないというのはやっぱり恥ずかしい。だからアクセプトまでには再現したい。実際にアクセプトされパブリッシュ(発行)もされたら、なおさら再現しなきゃいけないというので、ずっと、焦りだけが強くなっていったわけです」
だが、論文発表後も、相変わらず失敗が続いた。「簡単だなんて発表しているのに」と、若山氏の焦りと不安は一層高まったという。
若山氏は、一月末の記者会見終了後、笹井氏にも「山梨ではできない」と話した。笹井氏は「小保方さんだってしょっちゅう失敗するから、再現は難しいのはあるんだね」と応じたという。笹井氏に若山氏の不安が伝わった様子はなかったが、若山氏自身には、「一番上手いはずの小保方さんですら再現できていないのか」と、少しほっとする気持ちもあったという。」
(p239-242)
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若山氏の身になってみれば、その焦りと手を引きたいという気持ちはよく理解できます。もともと、受精卵に細胞を注入する手技に期待されて「共同研究」に加わっただけなのに、笹井氏の再構成した論文の詳細もよくわからなくなってきて、著者からおりたいと申し出たものの慰留されて、ずるずると来てしまった・・・。理研発表でスポットライトを浴びて気を取り直したものの、しかしすぐにネットで問題指摘が出始めて、それでも再現ができない。キメラマウスになって初めて万能性が確認され、それがネイチャー誌の表紙を飾ったのに、それが再現できないとなると、その責めは、あのキメラマウス作製を担当した自分に向けられる・・・。
その焦りと恐怖とは、3月に入ってから極限にまで高まっていったことでしょう。そこに、プロトコル公開でSTAP幹細胞ではTCR再構成がみられないという「疑念」が一気に高まり、更に、テラト―マ写真の件が浮上し・・・というところで、手を引く材料が出現した!ということで、一気に撤回呼び掛け−著者間の調整未了のまま公表、というところまで行ったということかと思います。
そういう焦りと恐怖とはよく理解できるものではありますし、受精卵への細胞注入の精密作業ができるという手技を持っていたことで、騒動に巻き込まれてしまったという、ある意味「被害者」的心情も理解はできます。手を引きたいと思うのも当然でしょう。
ただしかし、それでも、2月時点で自らが語っていた、一連のSTAP細胞の存在を前提としなければ説明できない材料、ES細胞とは明らかに異なる現象、そして自らが一気通貫でマウスから始めてSTAP幹細胞成功まで至った経験は、厳然とあるわけですので、それらについて、健忘症にかかったかのように一切触れなくなり、「あれはES細胞だったのだ」「光っていたのは胎盤ではなく卵黄嚢だよ」と言われても、「真実が明らかになった」として、一切口を閉ざしてしまうというのもまた、極端な気がします。
ただ、こういう経過だと、あれだけの証言を残してくれていることを以て、今は良しとすべきなのかもしれませんが・・・。
若山氏が世界の逸材であることに、何ら変わりはありませんし、その知見と手技を使って新しい発見で世界への寄与をしてほしいということにも変わりはありません。
いずれ、小保方氏らによるSTAP細胞再現がなされることになった時点で、またいろいろと変化も生まれてくることでしょう。
【補足】
なお、焦りと恐怖の底には、もうひとつの要因――「もしかしたら・・・コンタミのマウスを渡してしまったのかもしれない」という手交ミスも、まったく頭をよぎらなかったということはないと思います。
実際、小保方氏のSTAP細胞からキメラ作成に成功したときに、マウスの取り違えの可能性も頭をよぎって、ぬか喜びさせているのではないか考えた旨、語っていますから。
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以下、本記事に寄せられたコメント
※コメント中、[ tea*r*akt2 ]とあるのはブログ主(管理人)によるもの。議論に関係のない個所は若干修正した。
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>その焦りと恐怖とは、3月に入ってから極限にまで高まっていったことでしょう。そこに、プロトコル公開でSTAP幹細胞ではTCR再構成がみられないという「疑念」が一気に高まり、更に、テラト―マ写真の件が浮上し・・・というところで、手を引く材料が出現した!
なるほど、よくわかりました。私は若山氏「怨恨説」を採用しておりましたが、可能性は低いということですね。もう一度考え直してみます。大変参考になりました。どうもありがとうございました。
2015/4/10(金) 午後 0:17 [ J・ワトソン ]
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ただ、やはり、ちょっと納得できないところもあります。TCR再構成についてはそもそも若山氏は重要視していなかった。テラトーマ写真は単なる間違いの可能性が高い。ですから、ブログ主さんご指摘のように、これらは若山氏変節の理由にはならない。すると、若山氏が「STAPはないかもしれない」と強く疑うことになった原因がはっきりしないのです。その疑いの根拠が明確でなければ、「焦りと恐怖」にもリアリティがないような気がしますが・・
2015/4/10(金) 午後 0:38 [ J・ワトソン ]
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その「疑いの根拠」になる何かが、2/24-3/9の間に出現したと考えなければならないのですが、はたしてそれはなんでしょうか?たしかに、若山氏はいかにも小心者に見える。しかし、研究者としては、歴戦の強者でもある。よほどの証拠なしに、自分の確信をそう簡単に変更するとは思えないのですが。
2015/4/10(金) 午後 0:47 [ J・ワトソン ]
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若山氏の語っている話を追っていくと、アクセプト前〜パブリッシュ前〜理研発表後〜撤回呼びかけ直前〜までの間、ずっと通奏低音のように、再現されないことで自分に責任の焦点が当たりかねないことへの焦慮と恐怖が重苦しくのしかかっていたと思われますので、そこから逃れて手を引くきっかけを探すことが、暗々裡に心中を占めていたような気がします。
毎日新聞や文藝春秋のインタビューのあった2月中下旬時点で、STAP細胞に対する「確信」を持っているような語りぶりになってはいますが、それは、自らの再現が再度はなかなかできない中で、自分に言い聞かせて不安を鎮めている・・・という面が強いのではないかと想像しています。
他方で、論文撤回呼び掛け時に、「自分が何をやっているかわからなくなってきた」と述べ、「第三者機関」に試料解析を依頼していることからすると、遺伝子情報等について「疑問」を抱く材料に接したのでしょうか・・。須田記者のインタビューではあまり触れられていませんが・・・。
2015/4/10(金) 午後 8:26 [ tea*r*akt2 ]
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Think!誌2014年No51(冬期)に掲載されている西川元副センター長のインタビューでは、小保方氏について、こう語っています。こういう「たびたびの感激」が、若山氏のSTAP細胞への確信を支えていたのでしょう。
「若山さんからたびたび興奮した内容のメールをもらいました。また、採用後に論文指導を頼んだ笹井さんからも「これはすごい」といったメールを2013年にもらっていたので、彼らをここまで感激させるのだから、やはり何かあるのだろう。少なくとも並のことでは彼らを騙すことはできないだろうと感じました。あれほど優秀な方々を興奮させたわけですから、やはりそれだけのものがあったのかもしれないですね。」
2015/4/10(金) 午後 8:28 [ tea*r*akt2 ]
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★★★
ちょちょちょちょちょと待って管理人さん♪(ラッスン・ゴレライ風)
若山さんが論文から手を引いた最大の理由が抜けていませんか?
中立的な第三者機関(放医研)に依頼したという調査結果ですよ。
【15番マーカー・メスマウス・若山研に無かったマウス】という調査結果です。
しかし依頼機関もウソなら調査結果もウソでした。
しかも論文撤回理由提出期限ギリギリになって共同著者の同意も得ずに【遺伝子型の齟齬】を削除するという不正を働いています。
この時点で若山さんの信頼性はまったく失われているわけですよ。
若山さんは事態の混乱を理由にこれらの説明を保留したままですが、ここが核心ではないですかね。
★★★★
2015/4/11(土) 午前 0:31 [ 真犯人は若山さん ]
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http://d.hatena.ne.jp/warbler/touch/20140710/1404987809
真犯人は若山さん、いい加減なことばかりコメントするのはどうかと思います。
それから、そのハンネ、悪意の塊ですね。一応、ヤフーに通報しました。
2015/4/11(土) 午前 1:01 [ みさき ]
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(上記リンク先に)論文取り下げの告知文の混乱の経緯が書かれています。
2015/4/11(土) 午前 1:06 [ みさき ]
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真犯人は若山さんさん
>若山さんが論文から手を引いた最大の理由が抜けていませんか?
>中立的な第三者機関(放医研)に依頼したという調査結果ですよ。
>【15番マーカー・メスマウス・若山研に無かったマウス】という調査結果です。
おっしゃる通りです。しかも、これは6月の時点での結果。3月の時点でこの結果すらどこまでわかっていたのか?
>しかし依頼機関もウソなら調査結果もウソでした。
まさにその通り。そして、この若山氏の解析結果は、最終的に桂調査委によって詳細に調べられ、間違っていることが明確にされました。にもかかわらず、若山氏はそのことについて十分な説明をしていない。訂正も謝罪も明確ではないために、いまだにこの若山氏の結果を信じ込んでいる捏造派人たちも多いと言うありさまなのです。
2015/4/11(土) 午前 7:23 [ J・ワトソン ]
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さらに、問題は、若山氏自身が、この解析結果が無意味であることを知らなかったはずはないということなのです。
なぜなら、若山氏の解析結果は、すべて若山氏が樹立した「STAP幹細胞」のデータにすぎなかったからです。その結果から、この「STAP幹細胞」は若山氏自身が小保方氏に渡したマウスから作られたものではない(すなわち、マウスがすり替えられた)ということを証明するためには、若山氏自身が小保方氏に「STAP細胞」作製のためと言って渡した「もとマウス」のデータを調べ、それとの不一致を証明することが必須だからです。
つまり、入り口と出口の両方を調べ、比べてみなければければならないのですが、若山氏のデータは出口しかないのですから、何も言えないのです。入り口のデータが存在しないことは、若山氏自身が世界中でだれよりもよく知っているはずのことです。したがって、若山氏は当初から嘘をついていた可能性が高いのです。
2015/4/11(土) 午前 7:39 [ J・ワトソン ]
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少々話が錯綜しているようですが、今、私が若山氏に関して記事で書いているのは、7月2日のネイチャー誌での論文「撤回決定」時の(理由の混乱の)ことではなくて、3月10日の論文「撤回呼び掛け」時の話です。その時点ではもちろん、「第三者機関」による遺伝子解析結果などはないわけで、それは撤回呼び掛けの理由には成り得ません。では、なぜ、つい2週間ほど前の2月下旬までは、確信を持っているようなSTAP細胞、小保方氏擁護論を述べておきながら、突然、「撤回呼び掛け」がなされたのか?という事情を推測しているというのが、記事内容です。それは「焦りと恐怖」だったのだろうと私は須田氏のインタビュー記事内容から想像しているわけですが、それでも、それがなぜ「第三者機関」への解析依頼につながるのかが少々解せないという感はあります。7月の撤回時以降の話は、いろいろ議論のある通りです。
2015/4/11(土) 午前 7:54 [ tea*r*akt2 ]
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若山氏は、須田氏のインタビューで、キメラ作製成功の瞬間を次のように回想しています。そこでは、間違いではないか?と考えた理由として、@ケージ(=マウス)の取り違えと、A他の細胞の注入の2つの可能性を想起しています。従って、マウスの取り違えの可能性も、もっと慎重に追求する必要があったということかと思います。それがなされず、「我が研究室には存在しない」と思い込んだことがその後の混乱に結がっている形です。
「「あり得ないことが起きた」と思った若山氏は、傍らで目に涙を浮かべて喜ぶ小保方氏に「おめでとう」と声を掛けながらも、二十日前の作業の一つ一つを懸命に思い返していた。マウスのケージを間違えたのではないか。誤って他の細胞を注入してしまったのではないか。
「ぬか喜びさせては申し訳ない、と思いました。それに二回目以降ができなければ論文にはできないので、いつも一回の成功では喜ばないようにしているんです」
だが、思い当たる節はなく、実験も再び成功した。さらに、キメラマウスの子を自然交配させると二世代目が誕生し、一世代目同様、異常はみられなかった。」(P106)
2015/4/11(土) 午前 8:12 [ tea*r*akt2 ]
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tea*r*akt2さん
>私が若山氏に関して記事で書いているのは、7月2日のネイチャー誌での論文「撤回決定」時のことではなくて、3月10日の論文「撤回呼び掛け」時の話です。その時点ではもちろん、「第三者機関」による遺伝子解析結果などはないわけで、それは撤回呼び掛けの理由には成り得ません。
おっしゃる通りです。3月の時点で若山氏が「STAPはない」と確信する「理由」がどこにもないのです。ですから、いかに若山氏が小心者であろうとも、すなわち「焦りと恐怖」を感じやすい人であったとしても、「理由」もなく「焦りと恐怖」に駆られたと考えるには、無理があるのではないかと思うのです。
2015/4/11(土) 午前 9:09 [ J・ワトソン ]
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>3月9日、事態はさらに急展開する。STAP論文についての数々の疑義をまとめたサイトを作っていた匿名ブロガーの11jigen氏が、小保方氏の博士論文に、STAP論文に掲載されたテラトーマ写真そっくりの写真が掲載されていると指摘した。博士論文の説明では、それはマウスの骨髄細胞を細い管を通して選別した細胞から作ったテラトーマで、脾臓細胞を酸に浸けて作ったSTAP細胞とはまったく違う。なのに写真はほとんど同一だった。
若山氏は、研究室のミーティングで何度も見ていた写真が違う実験の写真として博士論文に載っていると知って驚愕し、翌10日、共著者に論文撤回を呼びかけた。小保方氏の作成したSTAP細胞からマウスやSTAP幹細胞、FI細胞を作ったのは若山氏だ。だが、このとき集まった取材陣に《自分が何の実験をしていたのかが、わからなくなってしまった》と語った。
管理人さんも既読だと思いますが、上記の日経サイエンス2015年3月号のこの文章で、私的には納得しています。
2015/4/11(土) 午前 10:23 [ みさき ]
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追記について。
若山氏は、まず、自分がかかわったところを疑うとおっしゃってますから管理人さんのおっしゃるとおりだと思います。
でも、STAP細胞を作成したのは小保方氏です。テラトーマ作成も。
2015/4/11(土) 午前 10:37 [ みさき ]
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私が若山氏を完全に信じたのは以下のTweetを読んだときです。
@Yuhki_Nakatake 昨日、若山先生に共同研究で細胞注入実験をして頂いた。うまくいくか分からない予備的実験なのに「面白い!面白い!」と言って相当数実施して下さった。きっとSTAP細胞の時も同じ場面があったに違いない。私は彼女を許せない。
@caripso 「葉を隠すなら森」のトリックを初見したブラウン神父譚の「折れた剣」より。偽りの功績で誰かが讃えられても気にはしない、しかし偽りの罪を着せられる無実の者を見過ごすことはできない。
下は遠藤氏のTweetです。
2015/4/11(土) 午前 10:55 [ みさき ]
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若山氏の「撤回呼び掛け」理由の説明として、テラトーマ画像の間違いの話が主に出てくるわけですが、その理由がどうも解せないということと、著者間調整がなされないままに即日公表まで走ってしまった、というところがなお解せないということで、前回記事を書いたものです。
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/16408982.html
そこでは、5点の解せない理由を挙げましたが、もちろん真相は藪の中です。ただ、そのテラトーマ画像の差替えを含む訂正論文は、3月9日に若山氏を含む全著者連名でネイチャー誌に提出されています。その提出の事前に、若山氏にはどのタイミングでどういう形で説明されたのだろうか?若山氏は訂正の理由を問いたださなかったのだろうか?ということが事実関係としては知りたいところですが、そういう取材はどのマスコミもせずに、若山氏の説明をそのまま流すのみです。2月16日頃には小保方氏が自分で間違いに気が付き、19日には再撮影をしていますから、訂正論文提出まではかなり時間があります。時系列をたどれば、すぐに湧いてくる疑問だと思うのですが・・・。
2015/4/11(土) 午前 11:45 [ tea*r*akt2 ]
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tea*r*akt2さん
>すぐにネットで問題指摘が出始めて、それでも再現ができない。キメラマウスになって初めて万能性が確認され、それがネイチャー誌の表紙を飾ったのに、それが再現できないとなると、その責めは、あのキメラマウス作製を担当した自分に向けられる・・・。
>その焦りと恐怖とは、3月に入ってから極限にまで高まっていったことでしょう。
しかし、若山氏自身による再現実験不成功は2/24以前のはなし。2/24の段階では、「その焦りと恐怖」はなかったようですから、3/9における「焦りと恐怖」の直接的原因が再現実験の不成功によるとは考えにくい。
ネットにおけるテラトーマ写真やTCR再構成問題の指摘で若山氏が「驚愕」するはずのないことは、ブログ主さんが詳述している通り、2/24のインタビュー内容から明らか。と、すると、やはり、「焦りと恐怖」の原因は不明、ということになります。
2015/4/11(土) 午後 0:15 [ J・ワトソン ]
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2013年に
『理研、誤ったマウスを提供 41機関、研究に支障も:朝日新聞デジタル』
という事件が起こったようです。
誤ったマウスを提供されたせいで適性な研究結果が出ず苦情が出た事から発覚しました。
もしこの記事と同じような事が起きていたら、今回のSTAP騒動は、若山氏に大きな責任がある事になります。
2015/4/11(土) 午後 10:10 [ jelly ]
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