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「一番身近な人による大きな裏切り」(EJ第4054号) Electronic Journal
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/841.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 12 日 11:26:05: igsppGRN/E9PQ
 

「一番身近な人による大きな裏切り」(EJ第4054号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/420482642.html
2015年06月12日 Electronic Journal


 STAP細胞の実験の途中の画像を撮ることはけっして簡単な
ことではないのです。研究者は実験そのものには熟達しているも
のの写真家ではないので、撮影には何回も失敗します。しかし、
それらの失敗画像も破棄しないで、PCのフォルダに保存してお
くことになります。貴重なデータだからです。
 しかも、同じ実験を何回も繰り返すので、そのつど同じような
画像がフォルダに増えていくことになります。そのなかには綺麗
に撮れたものと、そうでないものもたくさん出てきます。その場
合、研究者としては論文などに載せる画像はどうしても綺麗に撮
れた画像を選んでしまうものです。
 多数の似たような画像が多いので、論文などに添付するさいに
画像を取り違えることはよくあることです。STAP細胞関連の
書籍などを見ると、小保方氏はあまり管理が得意な人ではないと
思われるので、画像を間違って論文に添付してしまうことは十分
考えられることです。しかし、そうした画像の取り違えが、論文
の内容に大きく影響するものではないといえます。現に小保方氏
は指摘後正しい画像をネイチャー誌に送付しているのです。
 それにしても、なぜこのように最初から疑ってかかるのでしょ
うか。STAP細胞の場合、もしそれが本当に実現できれば、人
類に大きな利益をもたらす発見であるだけに、もう少し寛容的に
対応すべきではなかったかと考えます。
 これに関して、STAP細胞の推進者の一人であり、大和雅之
氏を通じて小保方氏の研究を支えた岡野光夫氏は、次のように述
べています。このコメントは、3月上旬に毎日新聞の須田桃子記
者が、日本再生医療学会で岡野氏を取材したときのものです。
─────────────────────────────
 論文のお作法″が多少悪かったとしても、皆でよってたかっ
て非難するのはどうかと思う。STAP細胞を小保方さんが作っ
たというところとか、研究の意義とか本質的なところに目がいっ
ていない。STAP細胞がヒトでできたら、どれだけの患者を救
えるか。今、小俣方さんは実験も満足にできない状況。画像問題
ばかりつついてそういう状況にした人たちこそ、あとで非難され
るかもしれないですよ。           ──岡野光夫氏
            ──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
       『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
─────────────────────────────
 STAP論文に対する疑惑が、画像の切り張りや、小保方氏の
博士論文のコピペ問題などにとどまっているうちは、理研として
は大して心配していなかったのです。こういうことは論文発表の
さいによくあることだからです。
 2013年3月までCDB副センター長を務めており、現在は
JT生命研究館の顧問の西川伸一氏は、そのときのCDBの状況
について、次のようにコメントをしています。須田記者がメール
で問い合わせたときのメールでの返信です。
─────────────────────────────
 ちょうど論文を読んでいたところです。画像の方はよく分かり
ませんが、共著者の丹羽仁史CDBプロジェクトリーダー、若山
照彦山梨大学教授がついているので心配ないでしょう。
                      ──西川伸一氏
      ──毎日新聞科学環境部/須田桃子著の前掲書より
─────────────────────────────
 後で述べるように、丹羽仁史CDBプロジェクトリーダーは小
保方氏をそれなりにサポートしているのですが、STAP細胞の
実験に最初の段階から密接にかかわり、小保方氏の後盾であり、
西川伸一元CDB副センター長が「彼がついていれば」といわし
めた若山照彦山梨大学教授が突然叛旗を翻したのです。
 2014年3月10日、若山照彦教授は「STAP論文撤回」
を呼び掛けたのです。そのニュースはNHKのトップニュースで
伝えられたのです。須田記者の所属する毎日新聞をはじめ、各社
はこのニュースに騒然となったのです。突然のことであり、何も
情報が入っていなかったからです。
 ところで、なぜNHKのスクープなのでしょうか。
 それは若山氏がNHKに最初に「論文撤回」の呼びかけをした
ことを話したからです。若山氏は、論文取り下げの提案をチャー
ルズ・バカンティ米ハーバード大学教授らをのぞく国内の日本人
共著者全員にメールで送っているのです。おそらく、NHKから
そのニュースが伝わることで、日本中がそのことを早く知り、大
きな効果があると考えたものと思われます。
 以後NHKは、STAP細胞事件のニュースの核心部分を握り
続けるのです。STAP細胞実験の核心部分の詳細は、ほぼ共同
研究者といえる若山照彦氏がついているので、どこよりも詳細な
情報を伝えられるからです。NHKは以後「ニュース7」を中心
にSTAP細胞事件をきわめて熱心に流し続けるとともに、次の
特別番組も放送しているのです。
─────────────────────────────
 ◎2014年3月16日/30分
  「サイエンスZERO/
  緊急スペシャル!STAP細胞徹底解説」
 ◎2014年4月10日/26分
  「STAP細胞はあるのか/検証/小保方会見」
 ◎2014年7月27日/50分
  「NHKスペシャル/調査報告/STAP細胞不正の深層」
─────────────────────────────
 効果は絶大だったのです。NHKは上記の番組を次々と放送し
理研CDBおよび笹井芳樹氏と小保方氏を徹底的に追い詰めたの
です。とくにNHKの記者は上記「NHKスペシャル」の取材で
小保方氏を執拗に追い回し、転倒させ、全治2週間のケガまで負
わせています。ここまでくると「現代の魔女狩り」そのもの。本
来なら、放送中止となるべきなのにNHKは平然とそれを放送し
たのです。       ―── [STAP細胞事件/027]


≪画像および関連情報≫
 ●トイレまで追いかけたNHK記者/2014年8月1日
  ───────────────────────────
  ニュースとなった出来事で関係者に話を聞き、物事の真相に
  迫ろうとするのは取材の定石だ。しかし、STAP細胞問題
  に切り込んだ番組で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニッ
  トリーダー(30)に“突撃取材”を試みたNHKの取材は
  結果として小保方氏が負傷し、映像もお蔵入りとなる後味の
  悪い結果となった。小保方氏の代理人は、取材を避けるため
  に小保方氏が逃げ込んだ女子トイレまで取材班が追いかける
  などの行為があったとして「『まるで犯罪者扱いだ』と(小
  保方氏が)強い精神的ショックを受けている」と猛抗議。N
  HK側は即座に謝罪に追い込まれた。ただ、番組自体は放送
  された。この番組に対しても、代理人は「見るに堪えない偏
  向番組」と手厳しく、刑事告訴も辞さない姿勢だ。小保方氏
  の代理人を務める三木秀夫弁護士によると、小保方氏がNH
  Kから突然の取材を受けたのは7月23日の夜だった。神戸
  ・ポートアイランドにある理研発生・再生科学総合研究セン
  ターで進められている検証実験の準備を終え、小保方氏が退
  勤したのが午後8時ごろ。この日午後5時半ごろ、理研周辺
  にマスコミ関係者が手配したとみられる複数台のバイクが止
  まっていることが確認されたため、タクシーで理研を出た小
  保方氏は、いったん神戸市中心部にほど近いホテルに立ち寄
  った。取材を避けようと小保方氏はこのホテルの女子トイレ
  に午後9時ごろまで身を隠したという。ところが、トイレか
  ら出た小保方氏に、ロビーで声をかけてきたのが「NHK」
  を名乗る記者とカメラマンら5人だった。小保方氏は再び女
  子トイレに逃げ込んだが、取材班の中にいた女性がトイレの
  出入り口まで追いかけ、小保方氏の様子を電話で誰かに報告
  していたという。         http://bit.ly/1JDqPCR
  ───────────────────────────



 

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