http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/840.html
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「科学論文のミスを指摘するチーム」(EJ第4053号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/420426766.html
2015年06月11日 Electronic Journal
STAP細胞を発表した記者会見が2014年1月28日、S
TAP論文がネイチャー誌に掲載されたのが1月30日のことで
す。それからわずか2週間後に、ネット上にはSTAP論文への
さまざまな批判が噴出したのです。
STAP論文の発表者が妙齢の女性研究者だったことから、マ
スコミがそのままにしておくはずがないのです。報道番組からワ
イドショー、新聞各紙から週刊誌まで、開催中のソチオリンピッ
クの報道もそこそこに、約10日間ほどの異常な「小保方フィー
バー」が盛り上がったのです。
STAP論文についての最初の批判は、胎盤写真に流用の疑い
があるというものです。何からの流用なのかというと、小保方氏
が早稲田大学に提出した博士論文の写真からの使い回しであると
いうのです。
素朴な疑問ですが、その批判者はこの短い期間で小保方氏の博
士論文を手に入れ、STAP論文と比較して同じ画像と判断した
ことになります。それなら、その批判者は小保方氏の博士論文の
画像をどのようにして入手したのでしょうか。あまりにも手際が
良すぎるし、まるで論文のあら探しを専門にしている人たちのよ
うに思えます。
なぜなら、彼らはSTAP論文が公表されるのを待っていたか
のように論文を批判し、それを潰すのが目的で、そういう調査を
やっているからです。彼らは自分の趣味でやっているのでしょう
か。それとも誰かに命令されてやっているのでしょうか。
批判者はこういっているのです。博士論文に掲載した画像と同
じものをネイチャー誌にも掲載するのは「違う実験内容なのだか
ら捏造そのもの」であると。確かに小保方氏の博士論文のタイト
ルは「三胚葉由来組織に共通した万能性体細胞の探索」となって
いますが、小保方氏は博士論文提出以前から、一貫して後にST
AP細胞と呼ばれる細胞の探索を続けてきており、基本的には同
じ実験なのです。後に笹井芳樹氏は、2014年4月16日の記
者会見において、この問題について既出の小畑峰太郎氏と次のや
り取りをしています。
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著者:今回、不正と指摘された、全身と胎盤が光るマウスの写真
は、STAP細胞の万能性を決定付ける重要な写真である
にもかかわらず、その重要な写真は、小保方氏の博士論文
と同じ写真だった。博士論文と同じ写真が使われているこ
とが発覚したときに、「些細な間違い」と石井調査委員長
に報告したのはなぜか?
笹井:私は、「些細な間違い」という表現はしていない。写真の
問題については、2月18日、まず電話で小保方さんから
聞いた。博士論文に載せたものを、「ネイチャー」論文に
投稿することが不正であるか、もしくは写真のデータ自体
が間違っているかの2点の問題がある。確認したところ、
博士論文は早稲田大学の内部的なもので、雑誌の投稿に使
うことは問題ないとなり、不正流用ではないことが確認で
きたので、2月20日に石井(俊輔)委員長に報告した。
若山研究室時代の写真もあった。 ──小畑峰太郎著
『STAP細胞に群がった悪いヤツら』/新潮社刊
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実は、研究者の論文でのデータや画像の使い回しは日常茶飯事
なのです。上記の笹井氏の回答のなかにある理研の石井委員長が
過去に発表した論文にも不正の事実が確認されたのです。
石井俊輔・理研上席研究員が2008年に責任著者として発表
した論文において、画像データの順番を入れ替える誤りがあり、
2004年に発表された別の論文でも、画像の切り張りや使い回
しがあったとネットで暴露されたのです。
さらに石井委員長以外の調査委員3人についても過去の論文に
不正があるということがネットで指摘されています。これらの不
正は調査の結果、取るに足らないものであり、シロは実証された
ものの、石井委員長は疑念を抱かせた責任を取って、調査委員長
を辞任しています。
論文は本来自由なものです。何を書いてもいいのです。しかし
科学の世界で認められるには、ネイチャー誌やサイエンス誌やセ
ル誌などの欧米の名門雑誌に掲載されることが条件になっていま
す。一体どこの誰が、どのような組織が、そのようなルールを決
めたのでしょうか。
それらの名門科学誌は、論文を審査するための査読者のグルー
プを持っています。聞くところによると、それは100人ぐらい
の委員から成るといわれています。このグループは世間からは隠
され、完全なブラックボックスになっているといわれています。
なぜ隠されているのかというと、信頼性を担保するためです。そ
してそれは、きっとノーベル賞を決める組織にもつながっている
ものと思われます。
仮にそういう組織を支配下に収めている組織があったとすると
そこには世界中の「夢の未来技術」になるかもしれない科学論文
が集まってきます。そのなかには彼らにとって都合の悪い発明や
発見もあるはずです。そういうときは、その論文は容赦なく潰し
てしまうのです。このテーマの冒頭で取り上げた「常温核融合」
の技術もSTAP論文と同じようにして潰されています。
STAP論文の場合、2014年1月30日に採択されるまで
小保方氏を中心とする関係者は、何回もネイチャー誌をはじめと
する有名科学誌に論文を投稿し、却下されています。
したがってSTAP論文の全データはそれらの科学誌の査読グ
ループの手元にあります。しかもSTAP論文の場合、彼らは追
加データを要求し、種々の実験をさせ、その結果を論文に反映さ
せています。したがって、論文内容やデータや画像のミスなどを
チェックをすることなど簡単なことです。このようにして、彼ら
に都合の悪い論文はいつでも抹殺することができるのです。
―── [STAP細胞事件/026]
≪画像および関連情報≫
●「査読」とは何か/ウィキペディア
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査読の厳しさは、雑誌によって大きく異なる。サイエンス
やネイチャーのような一流雑誌は、発表に対して非常に厳し
い基準を設けており、科学的に高い質を持っていても、該当
分野で「画期的な進歩」を感じさせないような仕事では掲載
拒否されてしまう。一方、アストロフィジカルジャーナルな
どでは、査読は明白な間違いや、不十分なところを除外する
ためにだけ使用される。このような審査基準の違いは投稿の
発表される割合に反映されており、ネイチャーが受け取った
論文の5〜10%程度しか掲載しないのに対して、アストロ
フィジカルジャーナルは実に70%を発表する。この発表割
合の違いは、雑誌の厚さにもまた反映されている。また、審
査は、学問分野によっても多少厳しさが異なる。例えば物理
学者などには、論文の価値は市場原理に委ねられるべきだと
考える人も多く、実際に後述するプレプリントサーバーなど
そのようなシステムが確立している。そのような文化の中で
も査読は出版されるのに十分な高い基準をもたらしている。
完全な間違いは見つけられ、著者は訂正や提案を受け入れて
いる。同じ学会が発行する雑誌同士であっても、審査の厳し
さが異なる場合がある。例えば同じ日本物理学会の日本語会
誌(日本物理学会誌)では査読が保証されないが、英文誌の
JPSJでは査読が保証される。 http://bit.ly/1S0m1sq
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