http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/839.html
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「iPSを意識した最初の記者会見」(EJ第4052号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/420370728.html
2015年06月10日 Electronic Journal
小保方晴子、笹井芳樹、丹羽仁史の3氏の手になるSTAP論
文が再構築され、ネイチャー誌に投稿、実際に同誌に掲載される
までの流れを示しておきます。
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◎2013年3月10日
・STAP論文をネイチャー誌に対し投稿
◎2013年3月13日
・米国特許庁へSTAP細胞の仮出願
◎2013年4月24日
・米国特許庁へ国際出願
◎2013年4月〜11月
・ネイチャー誌からの追加データ要請などによる論文改訂
◎2013年12月
・ネイチャー誌より「論文アクセプト」の連絡
◎2014年1月28日
・小保方、笹井、若山3氏によるSTAP細胞の記者会見
◎2014年1月30日
・STAP論文ネイチャー誌に掲載される
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論文などを掲載する科学誌は、投稿された論文をその内容に詳
しい専門家を査読者として選定し、その査読コメントを参考に、
論文の掲載に関して次の3つのいずれかの決定を行います。
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1.掲載を決定する
2.掲載を拒否する
3.修正を要求する
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STAP論文は「3」の決定がなされ、追加データの要求やそ
れに伴う論文の改訂を何回も積み重ねて掲載決定にいたっていま
す。それだけに理研としては論文内容に自信を持っており、その
証拠に直ちに米国特許庁へ国際出願を行っているのです。国際出
願をするには、単にその手続きをするだけでなく、発明項目への
いくつかの追加項目の記載が必要になるのです。須田桃子氏の本
には、次の記述があります。
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特許業務法人津国の小合宗一弁理士によると、国際出願の際に
は、STAP幹細胞を作製する方法や、STAP細胞が胎盤にも
分化する性質などが、発明項目の中に追加された。また、細胞に
与える刺激の具体的な内容は、機械的刺激や超音波刺激、化学的
暴露、酸素欠乏、放射線、極端な温度、粉砕、浸透圧低下・・・
など多岐にわたった。 ──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
─────────────────────────────
この記述で注目されるのは、細胞に刺激を与える方法は弱酸性
の溶液につけるだけでなく、他のさまざまな方法が加えられてい
ることです。STAP細胞再現の可能性を高めるための要請であ
ると思われます。
1月28日の理研CDBの記者会見は、華やかなものであり、
その発表内容は、世界中を驚愕させたといっても過言ではないと
思います。まして発表者の中心人物が小保方晴子氏という妙齢の
女性研究者であったことや、脇を固める2人の研究者がES細胞
の権威である笹井芳樹氏、クローンマウスの作成者として名高い
若山照彦氏というベストメンバーであったからです。
しかし、その発表内容は、多分にノーベル賞を受賞した山中伸
弥教授のiPS細胞を強く意識するものになったといってよいと
思います。そこで強調されたことは次の3つです。
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1.iPS細胞よりも簡単に作成可能であること
2.リンパ球に刺激を加えて作るので簡単である
3.iPS細胞のようにがん化の恐れがないこと
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これらはいずれもiPS細胞との違いが意識されたものである
ことは確かです。しかし、この会見で「簡単に」が強調されるこ
とで、CDBはさらに追い込まれることになります。疑惑解明の
ための再現実験をせざるを得なくなり、それがなかなか成功しな
かったからです。
2014年1月30日付の毎日新聞のトップ記事は、次の見出
しになっており、iPS細胞を意識したものになったのです。
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◎万能細胞 初の作製
簡単 がん化せず/マウスで「STAP細胞」命名
──2014年1月30日付の毎日新聞より
─────────────────────────────
さらに記者会見では、添付ファイルの資料が配付され、笹井氏
より説明があったのです。ここでは、はっきりとiPS細胞とS
TAP細胞が比較さされています。
左端の鎖でがんじがらめに縛られた人間は、分化した体細胞を
表しています。STAP細胞の場合はその鎖が細胞外刺激によっ
て簡単に解かれ、後は走って(簡単に)赤ちゃんに戻るさまが描
かれています。
これに対しiPS細胞では、人間は鎖がついたまま牛によって
引きずられ、強制的なリプログラミングによって、赤ちゃんに戻
されるイラストが描かれています。
iPS細胞の部分の「2w─3w」は、作製にかかる時間のこ
とで、2週間から3週間かかり、作製効率は0・1%であること
を示しています。それがSTAP細胞の場合は「2d─3d」で
2〜3日で作製され、作製効率も生き残った細胞の30%と非常
に高いということを訴える図になっています。どうみても露骨に
STAP細胞の優位性を強調しているペーパーです。
―── [STAP細胞事件/025]
≪画像および関連情報≫
●小保方晴子が愛するSTAP細胞/エッセイ42
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私は、国内外の大学や研究所で基礎生物学関連の研究をやっ
てきました。小保方晴子さんの研究分野と正確には重なりま
せんが、同じような細胞を扱ってきました。このエッセイ評
論で、小保方さんの研究を吟味します。研究者は聖人ではあ
りません。普通の人間です。研究所内部のいろいろな人間模
様が、研究に大きな影響を与えます。オボちゃんのファンの
心理も解析します。部外者がSTAP細胞の真偽に迫りたけ
れば、小保方ユニットで仕事をしていた研究者を、割り出す
ことです。そうやって、小保方さんは一人で独善的に研究を
進めていた、という理研(理化学研究所)幹部の弁明を崩す
ことができます。さらに、かん口令が敷かれていると思われ
る、研究者の口を開かせることができるならば、メディアで
指摘された問題のほとんどが、解明されてしまいます。小保
方さんは、STAP細胞の理論的背景を、イモリの尾の再生
に求めています。私は、変化する環境に適応するための生物
の進化能力を、理論的背景としたい。この理論的背景を適用
すると、STAP細胞にはとても大きな可能性のあることが
分かります。同時に、研究を進める場合、克服するのが困難
な問題が潜んでいることを、予想できます。小保方さんは、
このワナにはまった可能性があります。
http://bit.ly/1QDKZLT
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