★阿修羅♪ > 環境・自然・天文板5 > 827.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「若山研究室に協力を依頼した理由」(EJ第4048号) Electronic Journal
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/827.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 04 日 13:35:05: igsppGRN/E9PQ
 

「若山研究室に協力を依頼した理由」(EJ第4048号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/420038094.html
2015年06月04日 Electronic Journal


 ここで、STAP細胞はどのようにして作るかについて述べる
必要があります。STAP細胞のどこが捏造なのかを知るために
必要だからです。須田桃子氏の本を参照にして、なるべくわかり
やすく述べることにします。
 使うのは、生後一週間の赤ちゃんマウスです。このマウスに、
Oct4が働くと緑色の蛍光を発するように遺伝子操作をするの
です。Oct4は山中ファクターの一つでもあります。
 そのマウスの脾臓のリンパ球を取り出します。ここで「リンパ
球」が白血球の一種であることを覚えておいてください。それが
後で重要な意味を持ってくるからです。
 このリンパ球を30分ほど弱酸性の溶液に浸して刺激を与える
のです。小保方氏は、最初は極細のガラス管に何度も細胞を通し
たり、細胞膜に穴を開けるという物理的刺激を細胞に与えていた
のですが、試行錯誤のすえに弱酸性の溶液に浸すという比較的簡
単な方法を発見したのです。その方が成功の確率が高いのです。
 そして培養を続けると、多くの細胞は酸の刺激で死んでしまう
のですが、2日後から生き残った細胞のなかに緑色に光る細胞が
現れ始めるのです。その細胞は元のリンパ球の半分程度に小さく
なり、お互いにくっつきながら、7日ぐらい経過すると、数10
個から数1000個の塊をつくるようになります。
 弱酸性の刺激に耐えて生き残る細胞は約25%、そのうち、緑
色に光るのは約30%、つまり、最初の細胞全体の7〜9%の細
胞でOct4が働くようになるというのです。
 ここからの作業は、緑色に光る細胞が果して万能性を獲得する
かの確認です。試験管のなかで環境を整えて培養すると、神経や
筋肉、腸管上皮などさまざまな組織の細胞に分化するのが確認で
きたといいます。
 これを生きたマウスに移植すると、さまざまな組織の細胞の混
ざった良性の腫瘍ができることを確認しています。この腫瘍のこ
とを「テラトーマ」といいます。注目すべきことは、テラトーマ
を作る実験では50例中、がん化するものは1例もなく、がん化
が心配されるiPS細胞との違いを強調しています。
 さらに決定的な証拠にするため、細胞をマウスの受精卵に注入
し、それを仮親マウスの子宮に戻すと、STAP細胞由来の細胞
が全身に散らばったマウスが生まれるのです。これを「キメラマ
ウス」と呼びます。これができたということは、STAP細胞に
多能性があることの決定的な証明になります。
 このキメラマウスを作る実験で注目されたことは、胎児に栄養
を送る胎盤や卵黄膜といった組織にも、STAP細胞由来の細胞
が混じっていることが確認できたことです。ES細胞やiPS細
胞は胎盤には変化しないからです。
 以上の一連の実験プロセスは、添付ファイルを参照してくださ
い。須田桃子氏の本に掲載されている図です。
 STAP細胞事件のかぎを握るのは、若山照彦山梨大学生命環
境学部教授であるといえます。STAP細胞論文の主要なデータ
は小保方氏がCDB内の若山研究室にいた間に出揃っており、キ
メラマウスができたのも若山研究室であったからです。つまり、
STAP細胞が実現し、その存在が確認でき、証明されたのが若
山研究室であるといっても過言ではないからです。
 不可解なのはその中心人物である若山教授がSTAP細胞論文
の撤回を最初に呼び掛けたのです。2014年3月のことです。
中心人物が論文に疑惑を持ったのですから、小保方氏は、非常に
不利な立場に追い込まれたのです。
 それでは、小保方氏はどのようにして若山教授と会い、一緒に
STAP細胞の実験をするようになったのでしょうか。
 小保方氏が若山教授に会ったのは、大和雅之東京女子医大教授
と小保方氏の指導者である常田聡早稲田大学教授、それとバカン
ティ研究室の同僚である小島宏司医師の4人で、神戸市のCDB
で若山教授に会ったのです。2010年7月のことです。
 「STAP細胞由来のキメラマウスを作ってほしい」──これ
が小保方氏の願いだったのです。自分では、実験でOct4の働
きが出たり、出なかったりの繰り返しで、確信が持てなかったの
です。そこで、この分野では世界一の若山教授に実験してもらえ
れば、もしできなくてもあきらめがつくと考えたのです。
 若山教授は快諾してくれたのです。実験について、いろいろ打
ち合わせたときの小保方の印象を次のように述べています。
─────────────────────────────
  博士課程3年にしては、知識があり、相当勉強している
                   ──若山照彦教授
            ──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
       『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
─────────────────────────────
 それからというもの、小保方氏は、東京の東京女子医大の大和
研究室でSTAP細胞を作ると、新幹線に乗ってそれを神戸市の
CDB内の若山研究室に運び、若山氏がその細胞でキメラマウス
づくりに挑戦するという日々が続いたのです。しかし、なかなか
キメラマウスは成功しなかったのです。
 結局、東京と神戸間を往復する実験は無理があるとして、小保
方氏が若山研究室に客員研究員として参加することになったので
す。ところが2011年春に博士号を取得した小保方氏は、4月
からはバカンティ氏の要請により、ハードード大学にポスドクと
して籍を置きながら、ボストンと神戸を往復しながら実験を続け
たのです。このさいの渡航費や神戸で滞在するホテル代などの費
用は、全額ハーバード大学のブリガム病院から支出されていたと
いいます。バカンティ氏の執念をそこに感じます。
 若山教授もキメラマウスを作るのにいろいろ努力したのです。
受精卵に細胞を入れるさいも若山氏しかできない高等テクニック
を使ったり、いろいろ工夫を重ねたのです。2011年11月に
は今までとは違う方法で挑戦してみたところ、それは見事に成功
したのです。     ――── [STAP細胞事件/021]


≪画像および関連情報≫
 ●後味の悪い幕引き/STAP細胞事件
  ───────────────────────────
  @「理研はなんと、小保方氏がES細胞を盗んだと言い始め
  た!」。2015年2月10日、理研は小保方氏がES細胞
  を盗んだ疑いがあると発表しました。そして、小保方氏の弁
  護士は反論していません。非常に後味の悪い記者会見です。
  小保方氏の上司・笹井氏の自殺(?)の後の、理研の対応は
  小保方氏一人にすべての罪をなすりつけて、自分たちは責任
  を逃れようという卑怯なものです、到底、許されません!理
  研がこのような発表をすると、STAP細胞というのはウソ
  で、小保方氏がつくったとされるSTAP細胞試料に彼女が
  密かにES細胞を混入させて、それをSTAP細胞とごまか
  したとわれら国民は理解します。一方、理研も国民がそのよ
  うに受け取ることを期待しているように感じられます。それ
  に対して、小保方氏が反論しないと、理研の言い分を小保方
  氏が認めたことになります。ちょっと信じられません。この
  ような流れは・・・。理研はどこまで国民をなめているので
  しょうか。
  AES細胞研究の世界的権威であった笹井氏が、小保方氏の
  つくったSTAP細胞がES細胞だったと間違えるはずがな
  い!」。上記、理研のシナリオに従えば、小保方氏のつくっ
  STAP細胞は実は盗んだES細胞であり、それをES細胞
  研究の世界的権威である笹井氏がウソを見抜けず、小保方氏
  にだまされたということになります。
                   http://bit.ly/1PYfAIP
  ───────────────────────────
 ●図の出典/毎日新聞科学環境部/須田桃子著前掲書より



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 環境・自然・天文板5掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
環境・自然・天文板5掲示板  
次へ