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「STAP論文は本当に捏造なのか」(EJ第4046号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/419929652.html
2015年06月02日 Electronic Journal
現在、おそらく世間一般の小保方晴子氏のイメージは、日本の
ベートーヴェンとして話題になった「佐村河内守風」になってい
ると思います。「上げて落す」マスコミの異様な「小保方バッシ
ング」は、かつての小沢バッシングに通ずるものがあります。そ
こに、何が何でも「潰してやる」という強い意思を感じます。
しかし、小保方氏は本当にそういう研究者なのでしょうか。
小保方氏が佐村河内守風のエセ研究者であるならば、そんな小
保方氏に「特別研究員DC1」を与えた日本学術振興会の高名な
先生方も騙されたということになります。それにSTAP細胞論
文がもし捏造であるならば、この論文が世に出るまでに小保方氏
を取り巻いていた錚々たるノーベル賞級の学者や研究者たちは、
そんなことも見抜けないレベルの学者ということになると思うの
です。STAP細胞事件に関する本を何冊も読んでみた結果、私
は小保方氏が捏造をするような人には思えないのです。
そこで、STAP細胞事件の推移をていねいに伝えている毎日
新聞の須田桃子記者の著作から、バッシングが始まる前の小保方
氏の研究者としての資質の評価や論文(STAP細胞論文だけで
なく、卒論や博士論文を含む)内容の評価などにつき、いくつか
ピックアップしてみることにします。
早稲田大学大学院で小保方氏を指導した常田聡早稲田大学先進
理工学部教授は次のように述べています。
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卒論のテーマは、バクテリアを分離して培養する手法の開発。
当時の小保方氏は「考え方も行動も非常にユニークで、積極性の
ある学生」で、学会などでは著名な研究者とも臆せず交流する姿
が印象的だったという。
小保方氏の博士論文で主査を務めたと言い、「非常に優れた博
士論文だった。彼女がまとめたのは研究の一部。もっと他にもい
ろいろな研究成果を残していたので、半ば冗談で、もう一つ博士
論文が書けるんじゃないか、そうしたら医学博士も同時にとれる
のでは、という話をしたことも覚えている」と振り返った。
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著
『捏造の科学者/STAP細胞事件』/文藝春秋
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常田教授は研究者としての小保方氏を高く評価しています。も
ちろんお祝いの言葉ですから、多少は褒め言葉は入っていると思
いますが、それを割り引いても高い評価であると思います。「彼
女の研究実績からすれば、もう1本博士論文が書ける」という表
現は、研究者としての実績を認めたコメントといえます。
iPS細胞を使って移植用の血液や臓器の作製に挑む中内啓光
・東京大学教授は、発表前の小保方氏の論文を読んで、次の感想
を述べています。これは専門家の論文評価です。
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「大発見ですよね。早速追試しようと思っているが、追試でき
るとしたら画期的だ。実用面と生物学的な面と、両方の意義があ
る。実用面では今回はマウスの成果だが、ヒトで同じことができ
れば面白い。再生医療で応用できる可能性もある。iPS細胞以
上に初期化され、全能性に近い性質を持つようになったわけだか
ら。生物学的には、ストレスを与えるだけで、こんなに簡単に全
能性に近い性質を得られるとすると、メカニズムはもちろん知り
たいし、なぜこの程度のストレスで?という疑問もわく。塩酸を
手にかけるのと同じことですからね」。「驚きの成果ですか」。
「そうですね。iPS細胞と同じくらい、いや、それ以上のショ
ックだ」。 ──毎日新聞科学環境部/須田桃子著の前掲書より
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確かに小保方氏以外の第3者がSTAP細胞の再現に成功して
いないというのは大きなネックです。しかし、この手の実験の再
現成功率は低いのです。発見者自身も何度も失敗を繰り返して、
少しずつ成功率を高めているのです。
しかし、唯一STAP細胞の再現に成功した人がいるのです。
それは共同研究者の若山照彦氏です。STAP細胞に疑惑が出た
直後に須田記者は、甲府の山梨大学に若山教授を訪ねて、インタ
ビューしています。そのとき、STAP細胞の再現についても聞
いています。
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ネイチャーの記事にあった通り、CDBを去る前の2013年
春、小保方氏から直接、作製方法を習ったときはSTAP細胞が
できたが、山梨大学では成功していないという。「酸性処理が難
しい。全滅するか、ほとんど死なないかのどちらかになってしま
う」。国内外で追試の成功例がなく、STAP細胞の存在そのも
のを疑う声もあることに触れると、若山氏の表情は意外にも少し
明るくなった。「今のような状況は予想していたし、それが研究
の世界の楽しいところというか、後になれば楽しい記憶になると
思う。(中略)iPS細胞は例外だが、すべての新しい発見は、
その後1年くらい誰も再現できなくて騒がれるのが当たり前。理
研も簡単だと言い過ぎたが、今できないと騒いでいるのは、技術
力というものを甘くみている連中だと思う。小保方さんが5年か
けてたどりついた成果に2〜3週間で追いつけるわけがない」。
──毎日新聞科学環境部/須田桃子著の前掲書より
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この時点で若山氏は、その先行きのことを何も心配していない
ようです。そういうことはよくあることであり、時間が解決する
といっているのです。しかし、今回はそうなっていないのです。
それに、論文撤回を最初にいい出したのはこの若山氏なのです。
もっとも「小保方氏本人も再現実験に成功していないじゃない
か」という人も多いです。しかし、再現実験は非常にデリケート
な作業なのです。まして、指導者として尊敬していた笹井芳樹氏
が自殺し、小保方バッシングが強まるなか、わずか数ヶ月で再現
に成功しないからといって、それが論文内容の全面否定にはなら
ないと思うのです。 ――── [STAP細胞事件/019]
≪画像および関連情報≫
●「若山照彦問題を忘れるな」/山崎行太郎氏ブログより
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筆者にはどうしても、笹井芳樹氏が自身の生命を断ち、小保
方晴子氏が自身の研究生命を失いかねないような、余りにも
明白な捏造行為を意図的に行ったのだとはとても考えられな
いのだ。即ち、STAP細胞とES細胞をスリ替えて意図的
な捏造を行ったのは、断じて小保方晴子氏本人ではなく、故
笹井芳樹氏にも恐らく責任など無い。2人共にそんな馬鹿げ
た捏造を行う理由など何処にも無かったからである。つまり
この悪意のスリ替えと意図的な捏造を行った張本人は別に居
て、2人はその悪意の罠に嵌められたものとも考えられるの
だ。実はSTAP細胞研究者中に唯一人だけ、極めて積極的
にSTAP実験検証情報をNHK等マスコミに提供し、故笹
井芳樹・小保方晴子両氏を徹底して追い詰めることに協力し
てきた人物が居る。山梨大学の若山照彦教授である。彼こそ
が、自身の功を焦ってSTAP細胞とES細胞を自分の研究
室内で秘かにスリ替え、STAP幹細胞の作成とキメラマウ
スの発生に成功した、と馬鹿なウソをついたか、或いは、何
らかの意図か嫉妬心で小保方氏らを罠に嵌め、STAP研究
の一切を台無しにしてしまったその張本人なのではないか?
(彼の研究室でなら、それが可能な条件全部が揃ってた事を
誰もが完全に見落としてないか?)。これは若山氏に対する
単なる誹謗中傷ではなく、氏の小保方氏に対するマスコミを
使った攻撃が余りにも執拗に、一方的に繰り返されている事
への、妥当な反論として為されるべき議論である。
http://bit.ly/1FfF0Xi
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