http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/760.html
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質量はそのコマのジャイロ効果。
回転軸が制御できたとき質量を失う。
そのとき、反重力が実現する。
まえがき
それでも地球は動く。ガリレオが残した有名な言葉です。天動説が信じられていた時代に地動説を唱えたため、彼は裁判にかけられてしまいました。ガリレオ裁判です。彼は有罪判決を受け、その死後も長い間、彼の名誉は回復されませんでした。
そもそも地動説は、コペルニクスが最初に唱えた学説です。亡くなる直前に書き残したのです。当時は天動説が信じられていた時代。迫害や社会的影響を恐れて、死期を迎えるまで、その内容を記した著書は公開されなかったそうです。その後50年以上経ってからになりますが、ガリレオとケプラーがこの地動説を支持しました。当時はっきりと支持を表明したのは、結局彼ら2名だけだったそうです。それだけ常識や既成概念を変えるのは難しいということです
さて、私もこの場を借りて、既成概念を超える全く新しい「原子モデル」を、提唱したいと思います。現在の原子モデルは、明らかに多くの矛盾をはらんでいます。この新しいモデルから導かれる結論に従うと、今まで不可思議で、全く人類の認識・理解の限界を超えていると思われてきた事象の数々が、まるで複雑に絡み合っていた糸がすっとほどけていくかのごとく、解けていくことに気付くでしょう。
すべては原子核に対する誤った認識から始まっています。核物質に、核分裂に、核爆弾に、核エネルギー。ここでいう核とは、原子核のことを指します。原子の中央に原子核があり、その周囲を電子が回っている。化学の最初の授業で、我々はこのように習います。さらには、原子核には膨大なエネルギーが詰まっている。物理の授業では、またこのようにも習います。現代の化学や物理の分野では、すべての原子には、この原子核があるとの前提で成り立っています。でもこれは、はたして本当でしょうか?原子からエネルギーが出ることはもちろん否定はしませんが、そもそもこの原子核は、本当に実在するものなのでしょうか?本当の姿は、まだ誰も見たことがないものなのです。さらには、詳しいことは後述しますが、量子化学の世界 では、相矛盾する理論や定理、法則が多数混在します。個々の現象はうまく説明できたかのように思えても、他の関連する項目を並べてみると、やっぱり不自然さが目立ちます。私にはそのように思えて仕方がないのです。その矛盾の大元を辿っていくと、そもそも現在考えられている原子の構造、すなわち、原子の中央に原子核があり、その周囲を電子が回っているという点に行き着きます。そこからそもそも、原子のモデルそのものが違うのではないか?そういう答えに行き着きました。その詳細は後述しますが、既存の概念を全く変えるものです。原子核はありません。そもそも原子核とは、原子の中央で陽子と中性子が、団子のような塊になっている状態を指します。
今回私は、この原子核の存在を否定します。その代わりに、ある一定のルールをもって、陽子も中性子も回っているというものです。電子だけでなく、陽子も中性子も回っている。こういう理解です。簡単に説明すると、原子内には、対(つい)になる竜巻が存在しており、電子が片側の竜巻内に、そして陽子(+中性子)がもう片側の竜巻内に配置されます。どの原子に変わっても、電子と陽子は、常に1対1の関係である。こういうモデルです。
そもそも自然界において、自発的に回転(運動)するものはたった1つしかありません。それは竜巻です。大きなものは台風と呼ばれます。この竜巻回転の原動力は求心力。回転するほどにエネルギーを高め、それが更なる回転エネルギーを生み出します。一方、ごく普通の回転(運動)は遠心力。こちらは徐々にエネルギーを失い、やがて停止してしまいます。
さて私が提唱するこの新しい説。竜巻説と自称していますが、陽子も動いていることから、天体の動きになぞらえて、陽子地動説とも呼んでいます。このモデルを量子化学に当てはめていくと、今まで分からなかったさまざまな不可思議な現象が、合理的に説明できるようになるのです。その代表的なものは、質量や万有引力の原理です。さらには質量がエネルギーである(E=mc^2、特殊相対性理論)の意味、核分裂や核崩壊、遷移や励起、温度(分子運動)のメカニズムなどです。もちろん、現在の見解では、これらの点いずれにおいても、満足できる合理的な説明はありません。いずれも、結果の羅列であり、何故こうなるのか?と問われたとき、誰も答えられないものばかりなのです。
私の知見を発展させると、一般的にはオカルトだと信じられている現象、具体的には反重力など、さまざまな不可思議な現象が、ごくごく自然に、その延長線上に浮かび上がってきます。
もし私のこの説が真実だと判明したら、化学と物理学は、学問そのものを全く塗り替えることになるでしょう。少なくとも100年分の歴史や常識を覆すことになります。今までのノーベル賞の功績も霞んでしまうでしょう。かつて、人類は天動説を信じた時代がありました。だが今では地動説こそが真実であり、誰もが疑うことはありません。いつの日か私のこのモデルも、そうなる日が来ると信じています。
目次
まえがき
第一部:現在の原子モデルは本当か?
誰も見たことがない原子核
ボーアの原子モデルでは説明ができない点
原子の謎
第二部:まったく新しい原子モデルの提唱
私の考える新しい原子モデル
有史以来の謎:質量、万有引力、反重力の仕組みが解ける
新しい原子モデルの詳細
第三部:竜巻モデルから導き出される見解
原子の大きさについて
核崩壊について
核分裂について
特殊相対性理論:E=mc^2:質量がエネルギーである理由
遷移・励起について
核磁気共鳴分光法について
温度(分子運動)について
イオン化について
磁石について
静電気について
二重スリットについて
アルファ粒子について
相対論的質量
隠れた変数・量子もつれについて
原子の謎:新しいモデルから導き出される答
竜巻回転を作る媒体
新しいモデルを実証する方法
あとがき
第一部:現在の原子モデルは本当か?
誰も見たことがない原子核
核物質に、核分裂に、核爆弾に、核エネルギー。ここでいう核とは、原子核のことを指します。原子の中央に原子核があり、その周囲を電子が回っている。この原子核の存在は、現在の化学や物理学の最も基本となる概念です。その昔、ラザフォードという学者が原子核の存在を提唱し、次いでボーアという学者がその概念を発展させて、こういった原子構造に至りました。その後、シュレーディンガーという学者が提唱した方程式を、水素原子に当てはめて電子の波動関数を求めたところ、理論的にうまく解析できたところから、原子の構造はこのようなものであると、現在においても広く信じられているわけです。
ところでご存知でしょうか?この原子核、誰も見たことがないのです。実物の写真はただの1枚もありません。我々が目にするのは、あくまでも次図のような模式化したイメージに過ぎません。左下の大きな塊が原子核と呼ばれるものです。
(ウィキペディアより)
また、辞典を見ると、各元素の原子核の大きさが記載されていますが、これは実物に物差しを当てて測った訳ではありません。アルファ粒子をぶつけて跳ね返ってきた確率で、その大きさを見積もっているに過ぎません。
さらには、このシュレーディンガーの方程式。水素原子以外では、うまく解析できないのをご存知でしょうか?電子の軌道が複雑過ぎてできないというのがその理由のようですが、できないことに変わりはありません。100種類以上ある元素のうちで、もっとも簡単な水素原子でしか、うまく解析できないのです。誰も実物を見たこともなし、一番簡単なたった1例をもって、すべてが同じ原子構造をとっていると主張しているわけです。おそらく他の科学分野では、このような論理の展開はないのではないでしょうか?
ボーアの原子モデルでは説明ができない点
現在広く信じられているボーアの原子モデル。理解不能な点は、ほかにもたくさんあります。代表的なものを3例紹介しましょう。@電子軌道の正当性、A核崩壊のメカニズム、B核分裂のメカニズムです。
次図はウラン原子のイメージです。中央に原子核があり、その周囲を電子が回っていることになっています。
(ウィキペディアより)
まず、@について説明しましょう。ウランの場合、原子核は+92に荷電しています。その周囲を何層にもなって合計92個の電子が回っています。電子はマイナスの電荷をもっているので合計で−92です。一見釣り合っているように感じますが、重大な点が見落とされています。最内殻の電子軌道は、水素原子と同じだという点です。水素原子の場合、原子核の荷電は+1に対してもう一方の電子も−1です。これだとプラスマイナスが釣り合います。ところがウランの場合、原子核の荷電は+92なのに対して、最内殻の電子は−1のままなのです。電子がいくつあろうとも関係ありません。電子は個別に存在しており、それらはすべて−1なのです。合計でプラスマイナスが釣り合っても意味がないのです。これでは同じ軌道上を回るはずはありません。電子は原子核に引き寄せられて激突してしまいます。もし+92の原子核が存在するならば、−92の「電子核」が存在する以外には説明はできないと思います。そしてこの電子核は、原子核から相当離れた軌道上で回っていることになるでしょう。
次にAについて説明しましょう。天然ウランの99%以上を占めるウラン238は、核崩壊します。この核崩壊とは、ウラン系列とも呼ばれる現象ですが、ウラン238がアルファ粒子(ヘリウムの原子核)等を放出しながら、原子量が正確に4つずつ減っていく現象です。最終的には安定な鉛206にまで崩壊してゆきます。
では、このアルファ粒子はいったいどこを通って出てくるのでしょうか?原子核の周囲には、何重もの層になって電子が回っているのです。もし出ようとするならば、これらの電子の層に激しくぶつかるはずなのです。全くぶつからずに出ることは不可能なのです。それなのに、現実はうまくすり抜けて出ています。この点について現在の量子化学では、不可思議なトンネルが突如として出現し、そこを通って出てくると説明していますが、あなたは信じられますか?
(ウィキペディアより)
さらに不可思議なのは、この核崩壊の過程でアルファ粒子が出てこようとするエネルギーです。いったいどこから生じるのでしょうか?そもそも、原子核は核力と呼ばれる強い相互作用で結合しているはずなのです。この強い相互作用よりもさらに強いエネルギーは、この世には存在しないことになっています。その強い力を振り切って、原子核から飛び出していることになります。このエネルギーはどこから生まれたのでしょうか?どこをいくら探しても、合理的な説明は見つからないのです。
もう一つ付け加えると、そもそもなぜ核崩壊する原子としない原子があるのか、こういった素朴な疑問に対して、現在信じられている原子モデルでは全く無力です。同じ元素でありながら、同位体の種類によっては核崩壊するものとしないものがあります。こちらも合理的な説明は見つかりません。
次はBについて説明しましょう。天然ウランに0.7%含まれているウラン235は、(核崩壊ではなく)核分裂をします。核分裂をして、原子量95付近と140付近の原子に分裂します。原子番号でいうと、92のウランから35の臭素、38のストロンチウム、39のイットリウムなどの元素群と、53のヨウ素、54のキセノン、55のセシウム、56のバリウムの元素群に分裂します。何故この付近で再現性良く2つに分裂するのでしょうか?アンバランスなのです。一般的には構造が一様な物質であれば、真ん中で壊れる機会が一番多いのです。分析化学における質量分析などでは、実際にこの性質を構造解析に利用しています。また、何故3つ以上に分解しないのでしょうか?何故ランダムに壊れないのでしょうか?また核崩壊の場合と同じですが、この分裂するエネルギーはどこから生じるのでしょうか?相当強いエネルギーが必要になるはずですが。そして極め付けの疑問ですが、何故いったん壊れた原子が、違う原子になって「再生」するのでしょうか?原子核が壊れるだけでなく、数多くある電子群も再配置されるのです。正確な数同士に再配分され、正確な軌道に再配置され、新たな原子として再生するのです。普通に考えれば、これらの現象はいずれも不可思議だしか言いようがないのです。しかも、合理的な説明は、どこをいくら探しても見つかりません。見つかるのは、既に起こった事実の羅列ばかりで、何故という疑問をぶつけた時に、いずれもただただ無力なのです。
(ウィキペディアより)
(ウィキペディアより)
原子を果物のリンゴに例えてみましょう。核分裂とはこのリンゴをナイフで切る行為になります。2つに切ると、切り身が2つできます。これらはいずれも完全な球形はしていません。ところが、核分裂の場合、より小さな球形のリンゴとして、それぞれが再生するのです。リンゴだと、こんなことは常識では考えられませんね。
原子の謎
量子化学は不思議な学問です。既に起こってしまった現象については、もっともらしい見解が出てくるのですが、そもそもなぜ起こるのか?という疑問をぶつけた時に、まともな回答はほとんど得ることはできません。都合の悪い現象は、しばしば「粒子でもあり波でもあるから」という言葉で煙に巻かれてしまいます。いわば、伝家の宝刀です。この言葉が出ると、思考はここで止められます。
ざっと考えただけでも、以下のような質問が出てきます。原子の謎です。一部が前項目と重複しますが、列挙してみます。質量や万有引力、あるいは質量がエネルギーであることなどは、量子化学の分野における人類最大の謎と言ってもよいでしょうね。
・そもそも、何故、電子は回り続けるのか?
・何故、電子同士がぶつからないのか?
・何故、電子は陽子とぶつからないのか?
・そもそも、電子、陽子、中性子とは何者なのか?
・何故、原子の中は隙間だらけなのか?
・原子の空間には何があるのか?
・そもそも、質量とは何か?
・万有引力は、どこから来るのか?
・光は粒子でもあり、波でもあるのは、何故か?
・媒体のない真空空間を、何故、波である光が伝わるのか?
・アインシュタインの特殊相対性理論:質量がエネルギーであるのは何故か?
・分子運動(温度)は、何故起こるのか?どういうメカニズムなのか?
・遷移、励起とは、具体的にはどういうことなのか?どういうメカニズムなのか?
・核磁気共鳴での、歳差運動とは何か?どういうメカニズムなのか?
・隠れた変数とは?
・質量を失う「対称性の破れ」とは?何が対称性を決めるのか?
・核分裂、核崩壊は、何故起こるのか?
・核分裂のメカニズムは、どうなっているのか?
・核崩壊時に、アルファ粒子はどこを通って、原子の外に出るのか?
どうでしょうか?答えられそうなものが見つかりましたでしょうか?いくつかはそれらしい説明がなされてはおり、またいくつかについては全く何も分かっておりません。
第二部:まったく新しい原子モデルの提唱
私の考える新しい原子モデル
そもそも、何故、電子は回り続けるのでしょうか?何故エネルギーを失って、原子核に激突しないのでしょうか?宇宙が誕生してから何十億年もの間、ずっと回っているのに、何故全く減衰しないのでしょうか?
この問題を解決するヒントが、我々の身近にあります。それは竜巻です。大きなものは台風と呼ばれます。竜巻は自発的に発生し、自発的に回転します。しかも回転するほどにエネルギーを大きくしながら回ります。普通の回転とは異なり、中心部では速く、外周部では遅く回転するのが、その特徴です。この回転を支える力は求心力です。遠心力ではだめなのです。遠心力の場合、力は拡散し、やがて回転は止まる運命にあります。継続して回り続けるためには、この求心力を原理的に利用するしかないのです。
(ウィキペディアより)
原子内でも同様の現象が起こっているのではないでしょうか?そこで下記のようなモデルを考えてみました。原子内に2つの竜巻を配置するのです。そして片側に電子(−)を、もう片側に陽子(+)を入れます。これらの2つの竜巻は対(つい)になっており、同じ回転軸を共有しています。回転は同じ方向です。これは一種のコイルです。電荷をもったものが動くと磁場が発生します。互いに電荷が異なることから、発生する力は逆方向になります。そして、竜巻からくる求心力、リュウシにかかる遠心力と、発生した磁力が釣り合う位置で回転を続けます。一種のコマだと思えばよいでしょう。次図はもっとも簡単な原子:水素の場合における竜巻回転部分の模式図です。青矢印は回転の方向(デンシ・ヨウシの流れ)、赤矢印は竜巻回転面内での磁界の方向です。
なお、既存の概念での電子、陽子、中性子、粒子、質量などと区別するために、以後カタカナで表記します。デンシ、ヨウシ、チュウセイシ、リュウシ、シツリョウという具合です。というのも、これらは回転運動をした結果生じたものと考えますので、特性を示す単位そのものを再定義する必要が生じるためです。
さてこのコマ、正確に回転バランスが取れているわけではありません。アンバランスなのです。アンバランスなコマは首を振ります。回転軸の方向が常にねじれ変動するのです。通常のコマとは異なり、3次元的にねじれます。その重心は軽い側にではなく、重い側にあります。デンシ側ではなく、ヨウシ側だということです。するとデンシ側を外向き、ヨウシ側を内向きにして、3次元的に激しく動き回るでしょう。この動き回る範囲が原子の大きさということになります。
有史以来の謎:質量、万有引力、反重力の仕組みが解ける
原子の内側にあるヨウシ。これは原子核ではありません。ヨウシも回転していますし、後述しますが原子番号の大きな元素においても、大きな塊とはなっていません。現在の原子モデルは、このような状態を見誤っているのではないでしょうか?
こういったモデルを想定すると、まずここまでで大きな2つの発見があります。質量と万有引力です。常にねじれる回転軸。こういったものが原子の中にあるならば、この物体を押したり引いたりするとき、抵抗を生じます。コマや自転車のジャイロ効果です。もともとほとんど質量がないものであっても、それを高速で回転させると、回転軸は一定方向を保とうと強い力を発するものなのです。原子内では常にねじれていますので、その動きに完全に同調する動き以外の動きでは、ジャイロ効果による抵抗が生じます。このジャイロ効果こそが、物体の動きにくさを示す「質量」ということになります。
そして、この竜巻回転のもつ吸引力、これが原子外に漏れ出たものが、「万有引力」になります。ヨウシ、デンシ、チュウセイシの各リュウシが、扇風機の羽のような役割を果たしているのではないかと考えます。こう考えると、質量や万有引力の大きさについて、いずれの元素やその同位体においても、合理的に説明できるかと思います。
さらにはこの概念を発展させると、質量を失うと考えられている「対称性の破れ」、この現象についても説明ができます。反重力です。この対称性を決めるものは、回転軸だと考えるのです。対称性があるということは簡単に説明すると、物質を構成する各原子が特定の状態(方向)にあるのではなく、ランダムな分布をしているということです。対称性が破れるということは、ランダムな状態から特定の状態(方向)になることを示します。対称性が破れたとき、物質は質量を失うはずだということは、現在の量子化学においても古くから指摘されている点でもあります。アンバランスにより常にねじれている回転軸。この回転軸が一定の方向を向いたとき、どうなるでしょうか?1原子の場合でも、多原子の場合でも同じです。上下前後左右いずれの方向においても、抵抗はなくなるのです。抵抗が生じるのは、回転軸をねじろうとする動きをしたときだけです。コマや自転車と同じです。
新しい原子モデルの詳細
下記に周期律表を示します。現在までに知られている元素は112種類ほどあります。周期律表は、各元素の特性から分類した全元素の一覧表です。凸凹したブロックになっていますね。上段から順に、元素の数を見てみましょう。
・1+1=2
・2+6=8
・2+6=8
・2+10+6=18
・2+10+6=18
・2+(15−1)+10+6=32
・2+(15−1)+10+6=32
(ウィキペディアより)
この2、6、10、14という数字は等差数列です。また合計した2、8、18、32という数字の意味は何でしょうか?これらは円錐状の竜巻モデルを考えると、実に簡単に解けます。電子の軌道は飛び飛びになっていると言われますが、この竜巻モデルでも同じ想定です。対になる竜巻の交差する点を原点とし、そこからの距離、すなわち電子の軌道を1、2、3、4とします。すると次図の円錐のようになり、距離に応じて同心円が4つ生じます。これらの円の面積は、下から順に1^2=1、2^2=4、3^2=9、4^2=16の比率です。2倍すると、それぞれ2、8、18、32という値が算出されます。
この円錐を上から見ると、同心円が4つあります。次図のように色分けしたドーナツの面積は最内殻を2とすると、順に8−2=6、18−8=10、32−18=14。つまり2:6:10:14の比率になります。
現在の量子化学では、これらの数字が生じる原因を、主量子数、方位量子数、磁気量子数、スピン量子数の4つの量子数で区別し、パウリの排他原理だとかフントの規則だとかで、やたらと難しく定義しています。まるで暗号表のようです。この暗号表に従って電子が各軌道に配置されるのです。まさに、左脳の世界ですね。
それに対して私の竜巻説は、右脳の世界です。各軌道に入るデンシは、同心円ドーナツの面積の比率に応じた数だけ。言い換えると、デンシ1つが占める面積は、どの軌道においても等しいということになります。
次図は最内殻と2番目の殻における磁場の方向を、回転面の上部から見て、その位相別に示したものです。仮に赤をNとすると青はSになります。一種のコイルなのです。磁場の方向は電流の方向に対して右ねじのようになる(右ねじの法則)ので、いずれの殻においても、回転面の内側では磁場は同じ方向になります。3番目の殻、4番目の殻になっても同じ理屈です。同じ方向の磁石は反発し合いますので、単位面積当たりに配置できる磁石の数は限られます。これが同心円ドーナツの面積が、デンシやヨウシのリュウシの個数と比例関係にある理由でしょう。
同心円ドーナツにおいて、各段における磁場の方向を横から見たときは次図左のようになります。まず、上半分の竜巻だけ見てみましょう。緑矢印が回転方向で、赤矢印が磁場の方向と強さです。右ねじの法則により、いずれも内側と外側では方向が逆になります。磁場は内側が強く(長い赤矢印)、外側では弱くなります(短い赤矢印)。内側では中心に収束されるのに対し、外側では拡散されるからです。したがって、最内殻の外側と2番目の殻の内側は逆方向になり、両者は反発し合うことになります(右図内、右上の黄色枠内)。3番目の殻、4番目の殻になっても、同じ理屈で反発し合います。
本来平行な2本の線であれば、同じ方向に電流を流せば、両者は引き寄せあうのですが、コイルになっているため、反発力の方が強くなると思われます。回転面間の距離よりも、粒子間の距離の方が離れているのも、反発力が勝る理由になると思います。
次に上下の竜巻を見てみましょう。回転方向は同じですが、荷電が違うので、磁場の方向は逆になります。したがって、上下の各面は反発し合うことになります。上下の最内殻同士の磁場(長い赤矢印)は、強く反発し合うことになります(右図内、中央の黄色枠内)。
荷電粒子の間には、2つの力、すなわち引力と斥力(せきりょく)(反発力)があります。異種なら引き合い、同種なら反発します。現在の原子モデルでは、電子と陽子間の力は、引力で説明されています。天体のように、十分な距離がある場合は成り立つかもしれませんが、一般的には短い距離だと、引力では距離(軌道)を制御しにくいものです。引力は距離の2乗に比例して大きくなるためです。一方の斥力。全く同じ大きさの力でありながらも、こちらは比較的制御がし易いものです。2枚の磁石で試してみれば、誰でも実感できるでしょう。
原子の大きさはおよそ30〜300ピコメートル。ピコとは10^−12のことです。その中心に原子核があり、周囲を電子が回っている。こういうことになっていますが、この非常に狭い空間の中で、電子と陽子がぶつからないようにしながら、両者の距離を一定に保つのは、かなり困難なように思います。決してぶつかってはならないのです。引力ではなく反発力を前提に考えた方が、原子という極めて狭い空間内で働く力を制御しやすいかと思います。元を辿れば、電荷が異なるからこそ、両者は反発するのです。
現在までに知られている元素は、先にも述べた通り112種類ですが、これら以外にも未知の元素があるのではないかと推測されています。シーボーグの拡張周期律表と呼ばれるものです。文字通り、普通の周期律表を拡張し、Gブロックを含む下2段を挿入しています。詳細は次図に示した通りです。このGブロックの数は横(行)が18種類で2段(列)になっています。下2段の全部の横は50種類です。この18と50という数字は、もちろんこの竜巻説に当てはめた場合においても容易に算出される数字です。50は5^2を2倍した値であり、18は50から32を引いた値です。未知の元素においてまでも、この計算式は適用できるのです。
(ウィキペディアより)(クリックで拡大)
なお、プラスの電荷、マイナスの電荷による引力は、高速で動くこれらリュウシから発生する磁場に比べ相当小さいはずなので、全体とすればほとんど無視してもよいのではないかと思います。
周期律表の各段における、凸凹したブロック内横一列の元素の個数。これらは同心円ドーナツの面積だと述べました。一方、段そのものは、全部で7段あります。これらの各段は、竜巻の回転軸に相当します。対(つい)になる竜巻回転軸の交差する部分を原点とします。そして紙面に対して垂直な方向をx、横にy、縦にzという軸をひきます。すると次図に示すように、1段目はx軸、2段目はy軸、3段目はz軸に相当します。4段目と5段目は紙面に対して斜めに突き抜けるそれぞれ線上に、6段目と7段目も同じように紙面に対して斜めに突き抜けるそれぞれ線上に配置されるものと考えます。細長い三角形で示しているのは、手前に来るに従って飛び出しているということを示しています。2段目と3段目は入れ替わっても構いません。同様に4段目と5段目や、6段目と7段目もそれぞれ入れ替わっても構いません。
3段目までは何ら問題なく回転軸は配置できますが、立体的な障害から4段目以降は次第に回転軸が入りにくくなるはずです。
また4段目以降は、原点付近にリュウシが集中していることから、最内殻にデンシが埋まった次は、内側から2番目の殻よりも先に、最外殻から電子が埋まっていくと考えると良さそうです。車の両輪のように、両輪はできるだけ離れていた方が、一般的には回転が安定するものだからです。したがって、2⇒10⇒6 あるいは、2⇒14⇒10⇒6の順番で、デンシとヨウシがそれぞれ自然に配置されるのでしょう。
次図は、現在考えられている周期律表とその電子軌道の一覧です。数字とアルファベットの組み合わせになっています。部分的に数字がずれている個所がありますが、基本的にこれらの電子軌道は、竜巻回転軸と同心円ドーナツを示しているのではないでしょうか?
(ウィキペディアより)
先に主量子数、方位量子数、磁気量子数、スピン量子数の4つの量子数があると述べました。スピン量子数を除いた数値は以下のとおりです。
主量子数=1、2、3、4、…
方位量子数=0、1、2、3、…
磁気量子数=0、±1、±2、±3、…
しかしながら、このうちの2つは以下のように再定義できることになります。すなわち、
主量子数(n): 竜巻同心円ドーナツの番号(最内殻を1、順に外へ2〜4)
=(対になる2つ竜巻の)原点からの距離
方位量子数(ℓ):(主量子数)−1すなわち1つ内側の同心円ドーナツの番号
=1つ内側の同心円ドーナツが示す原点からの距離
また、磁気量子数は、その言わんとしている意味を、磁気量子相当数(m)とすると、
磁気量子相当数(m):主量子数の2乗−方位量子数の2乗
=n2−ℓ2 = n2−(n−1)2 = 2n−1
具体的な数値に示すと、
主量子数=1、2、3、4、…
方位量子数=0、1、2、3、…
磁気量子相当数=1、3、5、7…
これらの量子数は元々いずれも無次元ですが、私のモデルに当てはめた場合、主量子数と方位量子数は距離、磁気量子相当数は面積に相当する単位であるとも解釈できます。
第三部:竜巻モデルから導き出される見解
原子の大きさについて
次に原子の大きさについて説明してみましょう。ところで原子の大きさは、原子番号の順番になっていないことをご存知でしょうか?具体的には次表、次図のように、周期律表で下段にいくほど原子半径は大きくなりますが、原子番号の大きくなる右側にいくほど逆に原子半径は小さくなるのです。一般的には電子の反発効果で原子半径が大きくなり、陽子の引き締め効果で原子半径が小さくなると考えられているようです。
原子半径(表)
https://www.hulinks.co.jp/support/c-maker/qa_05.html
単位は10^-10m
原子半径(図)
単位はpm
私のモデルを考えた場合、この原子の大きさに関する解釈は。全く異なったものとなります。原子はアンバランスなコマ。このバランスですが、周期律表で左にいくほどアンバランスであり、右へ行くほどバランスが取れています。より正確には同心円ドーナツごとに考える必要がありますが、リュウシが多い方が一般的には滑らかに回転するはずです。気筒の数が多い車の方が、エンジンが滑らかに回るようなものです。そして、バランスの良いものほど、原子内竜巻の動き回る範囲は小さくなり、逆にアンバランスなものほど、原子内竜巻の動き回る範囲が広がります。この動く範囲が、原子の大きさに相当します。そもそも、この反発効果、引き締め効果は、同じはずの電子軌道が、原子の種類によって同じではない、つまり既存の原子モデルは間違っていることを自白しているようにも思えます。
原子の大きさは、アンバランスの程度によって決まる。こう考えると、同じ元素であっても、同位体によって大きさが違うことになります。アンバランスなものほど大きく、バランスが良いものほど小さいことは、異なる元素間で比較した結果と同じ。したがって、詳細は後述するとおりですが、核分裂するものほど原子半径は大きく、核崩壊するものが続き、安定同位体になるほど小さくなるはずです。別の表現をすれば、分裂や崩壊の激しいもの、つまり半減期の短いものほど、アンバランスであり原子半径が大きく、半減期の長いものほど、バランスが良く原子半径が小さくなる。核分裂反応や核崩壊反応に目を奪われて、あるいは測定が難しいことも相まって、おそらくまともに調べられたことは、今までに一度もないのでしょうが。
核崩壊について
先にウラン238の核崩壊について述べました。ウラン系列です。ほかにもトリウム系列、アクチニウム系列、ネプツニウム系列と呼ばれる核崩壊現象があります。いずれも同じようなメカニズムで、正確に4つずつ原子量が減っていくというものです。突如として不可思議なトンネルが登場し、何重もの層になっている電子にまったくぶつからずに、原子の中から原子核の一部であるアルファ粒子が出てくる。粒子のはずなのだが、突如波に変身し、電子の層をすり抜ける。こんな具合に理解されているのです。また、これよりも強い力はないはずなのだが、その強い相互作用を振り切って、原子核から飛び出してくる。核崩壊する原子としない元素の違いの理由。これらを合理的に説明できない状態なのです。
しかし、私の提唱する竜巻説なら、これらはいずれも簡単に説明できます。次図に私の考える原子モデルを示しました。
竜巻の上部は、いつも開いているのです。回転軸が複数あっても同じです。原子内でどの位置にあっても、常に竜巻の上部は開いています。もともと原子核はなく、単独のヨウシ・チュウセイシあるいはアルファ粒子として回っているものと考えます。核崩壊する元素としない元素、あるいは同じ元素でありながら核崩壊する同位体としない同位体。これらの違いは回転バランスです。適度なアンバランスであるうちは回転軸をねじるだけで何ら問題はありませんが、ある限度を超えると振り飛ばされて中からアルファ粒子が飛び出す。こう考えると理に適(かな)っています。さらにアンバランスがひどい場合は、次項に示すように、核分裂すると考えます。
ちなみに半減期とは、このアンバランスさを推し量る指標ということになります。元素あるいはその同位体によって、陽子や中性子の数は決まっていますので、当てはめてみるとある程度までは計算できるかと思います。
核分裂について
先に核分裂について述べました。ウラン235の場合、原子量95付近と140付近の原子に分裂します。原子番号35の臭素、36のクリプトン、38のストロンチウム、
39のイットリウムなどの元素群と、53のヨウ素、54のキセノン、55のセシウム、56のバリウムの元素群です。
この核分裂において、不均等に2つに分裂するメカニズム、3つ以上に分解しない理由、より小さな元素になって「再生」するメカニズム。これらを合理的に説明できない状態なのです。
しかし、私の提唱する竜巻説なら、これらはいずれも簡単に説明できます。回転軸ごと外れるのです。次図に私の考える竜巻回転軸を示しました。
1〜5本までの元素と、6〜7本目の元素の元素の2つに分裂するのです。前者はそのまま、原子番号53のヨウ素、54のキセノン、55のセシウム、56のバリウム等の元素群になります。一方、後者はそのままでは存在しえない構造ですので、原則に従って、新たに1〜4本目あるいは1〜5本目の元素群として、軸やリュウシを配置し直すのでしょう。比較的穏やかな核崩壊反応とは異なって、核分裂の場合、特にこの軸やリュウシを配置し直す過程は、かなり激しいものと推測されます。そのため、多くのリュウシや放射線が出るのでしょう。
(ウィキペディアより)
ところで、先に果物でいえばリンゴのような原子は、2つに切れば切り身になるだけだと述べました。2つの丸い小さなリンゴには再生しないと例えました。都合よく再生はしない。でもこれがバナナだったらどうでしょうか?7本ある房を2つに分けるだけです。少なくとも1つは本数が減るだけです。再生の必要はありません。こう考える方が、現在信じられているものよりも、はるかに単純であり、かつ合理的でもあると思われます。
特殊相対性理論:E=mc^2:質量がエネルギーである理由
先にも述べたとおり、質量とは回転運動から発生するジャイロ効果。原子の内部では回転運動をしているのです。こう考えると、質量が運動エネルギーであることは、もう明白ですね。
原子は、いわば扇風機のようなもの。安全網の中でしっかりと軸が固定されてさえいれば、いくら高速でプロペラが回ってもまったく平気です。しかしその固定が外れたとき、すなわち原子が壊れたとき、このプロペラは凶器に変わるでしょう。エネルギーを失うまで、プロペラは回転し続けます。そして回転が止まった時、ジャイロ効果も失います。質量損失とは、そういうことだと思います。
そもそも原子核エネルギーは、力学エネルギーとは全く別の概念で捉えられてきました。力学エネルギーは、さらに位置エネルギーと運動エネルギーの2種類に大別されますが、本来原子核エネルギーは、力学エネルギーのうちの運動エネルギーの範疇に収まるべき概念だということになります。
ちなみに、広島に投下された原爆で失われた質量は、僅か0.7グラムほどだったそうです。たったこれだけであれだけのエネルギーを発生することを鑑みると、原子内で起こっている回転運動はいかに凄まじいものであるかが分かります。
遷移・励起について
原子や分子では、遷移とか励起とか呼ばれる現象があります。エネルギーを吸収(または放出)して、電子がある軌道から別の軌道へ飛ぶ移る現象を指します。そして元の状態に戻る際に、特定の波長の電磁波を放出します。これを説明するのに使われるのが、リュードベリ定数という定数です。水素原子に当てはめると、次式で線スペクトルが算出されます。ここでλは波長、νは振動数、cは光速、nやmは適当な整数(但し、m>n)です。適当な整数を当てはめたものが、ライマン系列とかバルマー系列と呼ばれています。
(ウィキペディアより)
さて、この式の右辺かっこ内に注目して下さい。共通な分母:m2・n2に置き換えた場合、分子はm2−n2となります。この意味は何でしょうか?整数mの2乗から整数nの2乗を引いた値。これは先に述べた竜巻内の同心円ドーナツの面積、まさにそのものですね。
外側から内側の軌道に戻る際に放出する電磁波の波長。この式はまさに原子内竜巻の存在を示唆しているのです。
遷移とか励起では、エネルギーを吸収(または放出)して、電子がある軌道から別の軌道へ飛ぶ移る現象を指すと述べました。では、電子の軌道とはどんなものだと考えられているのでしょうか?現在のところ、次図に示すようなものだと考えられています。
http://winter.group.shef.ac.uk/orbitron/
図にあるとおり、各軌道は全く違う形です。また、図からは分かりにくいですが、各軌道の大きさは下段にいくほど大きくなるのです。遷移や励起といった現象が起こった場合、電子は形も大きさもまったく異なる別の軌道へ、瞬時に飛び移ることになっております。不連続であって、その中間地点はありません。こういった現象を、あなたは素直に信じられるでしょうか?
それに対して、私の提唱する竜巻モデルでは、説明は極めて簡単です。竜巻内で電子の位置が変わるだけです。漏斗のような円錐状の容器に小さな玉を入れ、軽く揺すります。するとどうなるでしょうか?回転運動をしながら、玉は円錐の壁をよじ登り、より高い位置へと移動するでしょう。揺することをやめると、また元の位置へ戻ります。この揺する行為が、外部からエネルギーを与える行為です。私が考える電子軌道は、大きさが違うだけですべて同じ形、すなわち相似形なのです。したがって、この電子軌道の切り替えは、連続的であり、極めてスムーズに行われるのです。
そしてこの現象から推測されるのは重要な点がもう一つあります。それはマイナス側のデンシだけでなく、プラス側の(ヨウシ+チュウセイシ)においても、まったく同じ現象が観察されるはずだという点です。この原理を応用した分析法が、後述しますが、現在まったく別の概念で確立されている核磁気共鳴分光法になります。
核磁気共鳴分光法について
核磁気共鳴分光法(NMR)とは、特定の元素、同位体の原子核は磁場をもち、この状態で特定の電磁波を吸収する性質を利用して開発された分析法です。有機化合物の構造解析に利用されます。同じ元素でありながら、同位体の種類によって、分光できたりできなかったりするという特徴があります。陽子と中性子の合計が奇数になる場合は分光でき、偶数になる場合はできません。たとえば水素(1H)や炭素13(13C)では吸収するが、重水素(2D)や炭素12(12C)では、核磁気がないことから電磁波を吸収しないと考えられています。特定の原子核だけが歳差運動、すなわち倒れかけたコマが首を振る現象を示すというのがその理由です。
一方私の見解はまったく異なります。そもそも、特定の原子核にのみ磁場があるという点からして疑問です。原子核は原子の中央で止まっているのです。電場と磁場は一体であって切り離せないもの。磁場があるということは、電場もあるということ。つまりヨウシは動いているのです。同じ元素でありながら、磁場があるものとないものがあるということにも、疑問を感じます。
この点も竜巻モデルを考えると、簡単に説明できます。原子核に相当するヨウシ、チュウセイシは、一定の規則性をもって回っています。したがって、いずれの元素、同位体においても磁場は発生している。そう考えるのです。分光できるかどうかは、電磁波の表面的な吸収性によって決まるのです。竜巻内にリュウシを配置してみましょう。原子量が奇数のものではリュウシの個数も奇数、逆に偶数のものではリュウシの個数も偶数になります。
仮に1つの場合で考えてみましょう。共鳴するということは、同じ位相で振幅が継続しているということでしょう。振動がサインカーブだとすると、次図青線のように、0度では0、90度では+1、180度では0、270度では−1になります。この場合、共鳴が続きます。しかし2つの場合ではどうでしょうか?2番目のリュウシが同心円ドーナツの対角線上、すなわち180度の位置を原点として配置されるとするのが自然です。3個以上の場合も、必ず対角線上から先に配置されていくと考えます。そこでまったく同じサインカーブが始まるはずです。次図赤線のように、0度では0、90度では−1、180度では0、270度では+1になります。ところが、これら2つのサインカーブを重ねると、すべての位相で振幅はゼロになります。互いに打消しあうのです。電磁波を吸収したからこそ、見かけ上、何ら変化が見られないだけのです。対角線上にリュウシがあると、すなわちリュウシが偶数個ある場合はこうなります。いわば、力が均衡した状態の綱引きと同じです。力がかかっているからこそ動かないのです。このような仕組みで、リュウシの個数が奇数個の場合は分光でき、偶数個の場合はできないのだと考えられます。原理はどの同心円ドーナツでも同じです。分光ができるかできないかを、核磁気の有無が決めているのではないということです。確認するためには、出口に検出器を置いて、電磁波の減衰があるかどうかを調べてみれば、すぐに判明するでしょう。
まったく同じ原理で、電子スピン共鳴(EPR)分光法というものがあります。物質が磁場の中で電磁波を吸収する際に、電子の動きを調べる分析法です。不対電子を検出する方法として知られています。動く電子と動かない原子核。この両者に同じ原理の分析法が使えるということ自体、従来の原子モデルに大きな矛盾をはらんでいることが伺えます。
さて、特定の原子核だけが示す歳差運動。この歳差運動こそが、原子内竜巻が存在する証拠だとも思います。正確には、原子核が歳差運動をしているのではなく、ヨウシが円錐状の竜巻内で回っているのです。見かけ上は同じように観測されるはずです。
温度(分子運動)について
温度は物理学的には、分子運動として定義されています。分子の運動が激しくなるほど熱くなり、穏やかになるほど冷たくなる。このように考えられています。しかし、そもそも分子はなぜ運動するのか、どういうメカニズムで運動するのかという疑問に対して、現在の物理学は全く無力です。分からないとしか答えられないのです。
一方、私の提唱する竜巻説なら、極めて説明は簡単です。原子内部は回転運動をしているのです。回転運動をしながら、常に回転軸もねじれている。すべての元素は、程度の差はあれ、アンバランスなのです。そこから生じる振動が、分子運動の正体ということになります。竜巻回転内に配置されるリュウシ。これらは竜巻内面に固定されているわけではありません。例えるならば、ルーレットの玉のような感じです。
この分子運動を疑似的に体験できる道具があります。パワーリストです。握力や腕力を鍛えるためのスポーツ用品です。次図のようなものです。
外側には握るための殻、内部にはコマがあります。コマの回転軸は、2次元的にですが、自在に回転できる仕組みになっています。初動時はひもでコマを回すのですが、そこから先は手首を回転させることにより、コマは加速します。と同時に大きな振動が発生する仕組みになっています。この反応は可逆です。コマを回転させると中から振動が出てくるのですが、逆に、振動(手首の回転)を与えればそのエネルギーはコマの回転運動にもなります。
竜巻回転を、この振動が発生する元だと考えるのです。速くなれば振動は大きくなり、遅くなれば振動は小さくなる。まさに分子運動(温度)と同じです。ただし、リュウシは内面に固定されているわけではないので、竜巻の回転速度とは独立したある一定の速度で回っているはずです。そうしないと同じ元素として構造を保てなくなります。超高温にしたとき原子が大きく膨らみ過ぎ、また逆に超低温に冷やしたとき、原子が消滅することになります。あくまでもリュウシはルーレットの玉のように、竜巻回転とは独立して、一定の速度で回転していると考えるとよさそうです。なお、絶対零度(−273℃)においても、原子の構造を保つためには、最小限の竜巻回転は必要だということになります。例えるならば、車のエンジンのアイドリングのようなものです。絶対零度(−273℃)において何らかの動きがあるであろうという点は、現在の量子化学においても、同じ見解だそうです。
余談にはなりますが、これこそがゼロ点エネルギーと呼ばれる無限のエネルギーの正体でしょう。
イオン化について
ちまたにはイオンという言葉があふれています。イオンとは、ある元素が電子を失った状態、または受け取った状態を指します。その中でも酸っぱいか苦いかを示す指標として、水素イオン(H+)濃度があります。pH(ピーエッチorペーハー)と呼ばれます。私のような分析化学者においては、それこそ日常用語の一つでもあります。
さてこの水素イオン(H+)、従来のモデルから考えると、さまざまな矛盾点をはらんでいます。水素原子が電子を失うと、原子核がむき出しになってしまうのです。すると本来なら甚大なエネルギーと強い放射能を発するはずなのです。元素の種類にかかわらず、質量は原子量に比例して、エネルギーに変わるのです。E=mc2の意味はそういうことです。臨界には達しなくても、少なくとも相当量の放射能が出るはずです。先に広島型原爆で失われた質量は、わずか0.7gほどだと記しました。したがって、コップ1杯(180mL)ほどの水を強酸性にすれば、それこそ大きな都市が1つ吹き飛ぶ計算になります。しかもこの反応は不可逆な反応です。百歩譲って、そうはならないとしても、原子の境目を決める電子がなくなるわけですから、その原子は空間(体積)を失うことにもなるのです。
ところが、いずれもこうなっては困るので、単独では存在しえず、他の原子と電子軌道を共有していると説明されます。ヒドロニウムイオンとかオキソニウムイオンと呼ばれます。こういう見解なのですが、その一方ではファンデルワールス半径、原子の大きさを示す指標の一つですが、これは原子としての大きさをもたない正の点電荷のように振る舞うとも、認識されているのです。言い換えると、一方では単独では存在しえないと言いながら、一方では単独で存在していることを認めているわけです。矛盾しています。H+が実存しないのであれば、たとえばH3O+のように表記に改めればよいわけですが、一向にその気配もありません。うやむやな状態のまま、放置されているのです。
さて次図のような私の提唱するモデルであれば、このような矛盾は発生しません。デンシがあろうがなかろうが、ヨウシはそれまで回り続けます。ただし、デンシが回転することにより発生する反発磁場を受けないので、回転する位置は変動する可能性があります。pHは平衡反応であり、特定の原子だけが常にイオン化しているわけではないので、ヨウシが回転する位置は変動を受けるものの、元の位置へ戻ろうとする力も働くものと考えます。
磁石について
磁気と電気は切り離せない性質です。磁場があるということは、必ず電場があるということです。磁石は作る時にこそ電流を流すものの、いったん作った後は、電流を流さなくても磁場を保持し続けます。何故、電気を流し続けなくても、磁場を保持し続けるのか?こういう素朴な疑問に対して、従来モデルは無力です。ある電子軌道(3d、4f)をもつ遷移元素だからとか、不対電子があるからだとか、せいぜいそのレベルまでです。
私のモデルでの認識は異なります。金属の結晶構造上、竜巻回転軸が固定されやすいものがあるのだろうというのが、私の見解です。同じ方向を向いて回転すれば、その回転軸の方向に磁場が固定されます。原子表面付近に存在し、そこで回転するデンシが磁場を作りやすいと思います。そういう意味で、前述の電子軌道は、これらの条件を満たしています。
そもそも、この世に磁石という物質が存在することは、原子内において一定の回転面でデンシが回っていることの証明でもあります。従来のモデルでは電子の位置は確率論です。漠然とした雲のようなもので、今どこにいるのかさえ特定できません。当然その軌跡を追うこともできません。こんな状況ですので、デンシが回転しているからだとは、とても想定まではしていないようです。
静電気について
誰しもが子供のころ、静電気で遊んだことがあるかと思います。下敷きなどで頭をこすると、髪の毛が立ちますね。ところで、この静電気は、いったいどこから発生するのでしょうか?下敷きや髪の毛から発生すると思っている方が、大半なのではないでしょうか?いわばそのように常識化しています。しかしながら、実際のところはよく分かっていないようです。明確な回答は見つからないのです。そもそもこの静電気、現在の科学では、あまり興味深い研究対象だとは、認識されていないようです。
静電気は静止した電荷によって引き起こされる現象です。電場と磁場は一体であり切り離せない性質があるのもかかわらず、静電気はほとんど磁場をもたない特徴があります。これは何を意味しているのでしょうか?また、真空中にガンマ線を放射すると、電子と陽電子ができることをご存知でしょうか?つまり真空の中に何かがあることを示しています。また空気中と同じように、真空中でも静電気は保持されることが知られています。これらの知見は、いったい何を意味するのでしょうか?
私のモデルの当てはめると、答えは極めて簡単です。電子や陽電子、さらには陽子、中性子の各粒子は、高速で回転運動をしているのです。この回転運動をしているものを、我々は物体だと誤認しているに過ぎません。大きなものであればそうはならないのでしょうが、あまりに小さいため誤認しているのでしょう。いわばアニメーションです。アニメが動いて見えるのは、少しずつ模様を変えた大量の画像を、高速で入れ替えているためです。生きているためではありません。目が錯覚しているだけです。これらの粒子も同じでしょう。竜巻回転しながら、自分自身も回転している。いわば公転と自転です。そのうえ常に回転軸もねじれているので、複雑な軌跡を描いている。これが原子外に飛び出たものを用いて、質量等を算出しています。つまり原子外に飛び出てもなお複雑な回転しているこの状態を、電子や陽電子、陽子、中性子だと見誤っている。その回転が止まった時、本来の粒子の状態に戻る。そう考えるわけです。そしてそれらが、デンシやヨウデンシ、ヨウシ、チュウセイシの各リュウシ。リュウシの回転が止まると、大半の空間を失います。また、分子運動をしないことから、真空中に幾らあっても、自発的に動いていないので、体積もないし検出もできない。こういう状態の中にガンマ線を放射すると、その強い正弦波の影響により、一部の軽いリュウシが回り始める。それが電子と陽電子。一方、物体をこすり合わせたときに発生するのは、デンシとヨウシ。おそらく普段はチュウセイシとしており、摩擦により分極するのでしょう。電子、陽子ではないので、質量も空間をもたずまた分子運動もしません。
宇宙が誕生してから何十億年と経っています。その間太陽などの恒星はずっと燃え続けています。水素原子の核融合反応です。エネルギーが出た後、水素原子を構成していたリュウシは回転が止まります。これらのリュウシは、我々が気付かないだけで、身近に大量に存在しているのでしょう。これらがおそらく、力や光を伝える媒体として考えられていた「エーテル」の正体でしょう。
二重スリットについて
光は粒子でもあり波でもある。現在のところ、このように考えられています。二重スリット実験という実験結果から、このように推測されました。ちょっと簡単に説明してみましょう。
二重スリット実験 (ウィキペディアより)
実験
実験電子銃から電子を発射して、向こう側の写真乾板に到達させる。その途中は真空になっている。ただし、電子の通り道にあたる位置についたてとなる板を置く。その板には二本のスリット(細長い穴)がある。
電子は電子銃から発射されたあと、二本あるスリットを通り 向こう側の写真乾板に到達する。写真乾板には電子による感光で濃淡の縞模様が像として描かれる。このような濃淡の縞模様は電子に波動性があることを示す。実際、その縞模様は波の干渉縞の模様と同じである。
この実験では、電子を一つずつ発射させても、同じ結果が得られる。つまり、電子を一度に一つずつ発射させることを何度も何度も繰り返してから その合計に当たるものを写真乾板で見ると、やはり同じような干渉縞が生じている。
1999年には、電子や光子のような極微の粒子の替わりに、フラーレンという大きな分子を使って同様の実験を行った場合にも、同様の干渉縞が生じることが確認されている。このフラーレンによる干渉実験を行ったザイリンガーは、次はウィルスによって干渉縞を生み出すことを目標としている。
問題
この実験結果の最も不思議なことは、着弾の確率分布が干渉縞を描いていることである。1個の粒子の着弾は、一般的に思い描かれるような粒子像と完全に一致しているが、多数の粒子が描く模様は「広がった空間の確率分布を支配する何か」(=波と考えられている)の存在を指し示している。粒子と波の二重性について、多数の粒子の振る舞いが波としての性質を形作っているとする説が過去にはあった。しかし、この実験は、単一の粒子であっても、「広がった空間の確率分布を支配する何か」の存在を示しており、一般的な直観に反する奇妙な現象である。何故なら、一般的に思い描かれるような粒子像では粒子は一点に存在するはずであり、「広がった空間の確率分布を支配する何か」と同じとは考えにくいからである。しかし、この奇妙な実験結果からは、単一の粒子が「広がった空間の確率分布を支配する何か」の性質を併せ持つという一般的な直観に反する事実を認めるしかない。俄には信じ難いが、これこそが量子の本質的な性質であることは、実験が示す動かし難い真実である。尚、粒子として一方のスリットを通ったとする見方と、波として双方のスリットを通ったとする見方は、1つの現象を違う側面から見ただけと考えれば十分に両立可能であり、どちらが真の姿であるかを論じる意味は全くない。
この実験の結果が「電子が一つの粒子として、二本のスリットを同時に通過していること」を示すと主張する者もいるが、両方のスリットを粒子が通過した事実を全く確認しておらず、その見解は証拠不十分と言わざるを得ない。事実、パイロット解釈を用いれば、片方のスリットの通過でこの実験結果を説明することが可能である。パイロット解釈は、この実験とは別の理由により下火となった解釈であるが、この実験結果にはパイロット解釈を否定する根拠が含まれていないため、この実験結果を「電子が一つの粒子として、二本のスリットを同時に通過していること」の証拠とすることはできない。
私の考えは、波の性質はあくまでも粒子の動きに付随する現象です。電子の代わりにフラーレンを使ったら、同じ結果になったそうです。おそらくウィルスでやっても同じでしょう。高速で動くものなら、何でもOKだと思います。さらにいうと、あさっての方向に向けて、電子を撃ってもフラーレンを撃っても、おそらく同じ結果でしょう。「2つあるうちの1つの穴を狙って・・・」ではなく、多少ずれている程度であれば、どちらの穴も通さなくても同じだということです。おそらくそうなるはずです。できた影が、電子なりフラーレンが直接的にぶつかってできたものではない、ということに気付くべきでしょう。つまり電子なりフラーレンが、2つの穴のうちのどちらかを通ったかは、問題の本質ではない。真空中に存在するリュウシ:デンシ、ヨウシ、チュウセイシが波を形成し、そのうちのデンシが写真フィルムを感光させた。私はそう考えます。
そもそも、フラーレンでも感光するというのが、不自然ですね。フラーレンとは、炭素だけでできたサッカーボール状の分子。鉛筆の黒鉛やダイヤモンドの仲間です。普通に取り扱っても、写真は感光しません。ハロゲン化銀の銀イオンが、光に当たり還元されることで金属銀(の微粒子)となり、映像が残ります。そもそも、フラーレンは、還元剤ではありません。でも、この銀イオンを還元させたのは、高速で動くフラーレンによって弾かれた、真空中に存在するデンシが原因だと考えると、つじつまが合うと思います。なお、ヨウシ、チュウセイシは、ぶつかっても還元反応には何ら影響を与えないと考えます。
(ウィキペディアより)
アルファ粒子について
すでに何回か紹介していますが、アルファ粒子とは次図のように陽子と中性子2つずつがくっついたものです。ヘリウム原子の原子核だと考えられています。なお、この項目は、一般的な「漢字」の方の定義で説明します。
(ウィキペディアより)
このアルファ粒子は、比較的安定であるそうです。だから原子の外に出てきても、しばらくの間検出ができます。でも何故安定なのか、例のごとく分かりません。
このアルファ粒子の中には、陽子が4つに電子が2つ(中性子は陽子と電子が1つずつ)。この状態で安定になります。なお、陽電子の存在も考慮に入れます。陽電子は、電荷以外の性質が電子と同じです。4つの玉で、正4面体の構造を作ると、そのとき、合計の接点は6つになります。この6点を結ぶと、正8面体構造ができます。(正3角形が8つできる)
(ウィキペディアより)
このとき各玉の接点は下図のように、いずれも3つとなります。いずれも、+が2ヶ所に−が1ヶ所とすれば数が合います。つまり、陽子や中性子から、陽電子や電子を取り除き下部から見ると、こんな様子なのではないでしょうか?
この構造は、+−を逆にすれば次図右のように、葉緑素やヘモグロビンのような、ポルフィリン環によく似た構造です。共役系の結合です。
(いずれもウィキペディアより)
4ヶ所ある+のうちの2ヶ所(正方形の対角)が直接結合、残りの2ヶ所は結合していないが、この状態は常に入れ替わっている。2ヶ所の−は、常にどちらかの組の2つの+と結合している。アルファ粒子とは、こんな状態なのではないでしょうか?+の部分の性質は、化学における共役系の結合に非常によく似ています。
さて、アルファ粒子の構造。もしこの推測が正しいならば、原子核は存在しないことになります。これ以上大きな原子核になろうにも、(結合の)手の繋ぎようがないためです。ウラン系列の核崩壊、正確に4つずつ原子量が減る過程は、まさにこの事実を示しています。
相対論的質量
特殊相対性理論によると、質量をもつ物体は、光の速度を超えて動くことはできません。タイムマシンが不可能だといわれるのはこのためです。スピードを出そうとすればするほど、そのエネルギーは質量に変わる。そして、光速に達する直前に、質量は無限大に達する。速度は光速に収束し、決して越えられないのです。ウィキペディア等を読むと、そのように記述されています。質量が増えるということは、どういうことなのでしょうか?何故そうなるのでしょうか?
質量 (ウィキペディアより)
質量(しつりょう、英語:mass)とは、物体の動かし難さや重さの度合いを表す量のこと。
概説
物理学的には厳密には、動かし難さから定義される慣性質量(inertial mass)と、万有引力による重さの度合いとして定義される重力質量(gravitational mass)の2種類の定義があるが、現在の物理学では等価とされている。質量の発生原理は長年研究されているが未だに解明されていない。
相対論的質量 (ウィキペディアより)
特殊相対性理論を解釈する上で、相対論的質量というものを導入する場合がある。質量 m の物体が、速度 v で運動している場合、
で表される相対論的質量 mr を持つというものである。たしかに、相対論的速度域での物体の運動は、質量が増大したかの様になるが、単純に質量 mrの物体である様に扱えるわけではない。相対論的質量は誤解をまねきやすい概念なので使わない方が望ましく、(一般相対性理論も含めて)相対論では、物体の質量は座標系によらない不変量と考えればよい。
(中略)
特殊相対性理論の運動方程式からは、次のことが言える。ニュートン力学と違い、力 F と加速度 a の方向は(特殊な場合を除き)一致しない。 したがって、ニュートン力学の様に で慣性質量を定義できない。 とはいえ、相対論的速度で運動する物体が、速度が増加するにしたがって加速されにくくなるのは事実である。この加速されにくさを、よく言われているように質量増大で表すと次の様になる。速度 v と力 F が垂直の場合、運動速度が光速の 90% になると質量は静止時の約2.3倍に、光速の 99% では静止時の約7.1倍になる。速度 v と力 F が平行の場合、運動速度が光速の 90% になると質量は静止時の約12.1倍に、光速の 99% では静止時の約356倍になる。力の加わる方向により質量が異なることから、古くはこれらのことを「横質量」、「縦質量」と呼んでいたこともある。速度が増加するにしたがって加速されにくくなる効果は実際に観測されている。荷電粒子を高速に加速する粒子加速器であるサイクロトロンは、加速粒子の速度が相対論的速度に達するとそれ以上加速を続けることが出来なくなる。これは、見かけの慣性質量が増えたことにより磁場中での粒子の曲がり方が鈍くなるためであると解釈できる。一般相対性理論においてもほぼ同様で、相対論的速度域での物体の運動は、慣性質量と重力質量が増大したかの様になるが、単純に質量 mr の物体であるように扱えるわけではない。相対論的質量の考え方は、一般相対性理論における等価原理とは相容れないものである。現在の標準的解釈では相対論的質量の考え方を用いることは一般的ではなくなっている。
相対論的質量の式が意味する点を、竜巻モデルで解釈してみましょう。ここにも、竜巻モデルの存在を示唆する内容が含まれています。
右辺の分母は、2乗の差を意味しています。これは、次図で示すと、外の円から中の円を引いた面積(水色の部分)。これを外の円の面積で割って、さらに全体の平方根を取っています。
竜巻モデルに当てはめた場合、物体の速度が速くなるほど、竜巻回転の中のリュウシの状態は、竜巻内壁に貼り付くということです。水色の部分の幅が細くなり、最終的には線(外の円周)になります。言い換えると、どんなに速度を上げてもリュウシは、竜巻回転の外には出られないということを示しています。身近なものに例えれば、洗濯機。どんなに速く回しても、回転槽の外には洗濯物は出て行かない。この状況によく似ています。
ところで、特殊相対性理論から帰結される空間があります。光(こう)円錐(えんすい)と呼ばれる4次元空間です。縦軸が時間で、横軸が空間です。質量をもつ物体は、円錐の内部でしか動けません。光速において円錐表面、高速を超えると円錐外へ影響を及ぼすことができる、そのように考えられています。
(ウィキペディアより)
私の提唱する竜巻モデルにそっくりですね。でも全く違う発想から生まれたものです。私の場合、時間軸を考慮しない3次元空間、適用されるのは原子内の狭い空間です。そもそもこの光(こう)円錐(えんすい)なるもの、私は知りませんでした。専門分野が違うのです。私のモデルにおいては、光速においては、リュウシが竜巻内壁に貼り付くことになります。通常ならリュウシは、同心円ドーナツ内ならば自由に動けますが、それができない状態となります。
質量には2つの異なる定義があります。重力質量と慣性質量です。重力質量とは、重力(万有引力)の発生源としての物体の質量であり、慣性質量とは、力を物体に加えた時に、その力に抵抗する質量のことです。重い物体ほど動きにくいという事実を表すのが、慣性質量です。相対性理論はこれらが一致することを前提に作られているそうですが、私の竜巻モデルでは一致しません。重力質量に相当するものは、竜巻回転からくる吸引力。慣性質量に相当するものは、アンバランスな竜巻から発生する回転軸をねじろうとする力に対して、動かそうとしたときに発生する抵抗しようとする力。ジャイロ効果です。
普段は、両者は切り離せない状態ですが、竜巻回転軸が一定方向に制御されたとき、両者は全く違う性質のものに分離します。重力質量は、回転軸の方向にしか働きません。対(つい)になる竜巻ですが、デンシよりもヨウシとチュウセイシの方がリュウシが大きいので、こちら側に万有引力は強く働きます。一方、上下前後左右に動かす限り、慣性質量はありません。動きにくさは、回転軸をねじろうとしたときにだけ発生します。
私のモデルにおいては、竜巻内壁にリュウシが貼り付いたとき、重量質量、慣性質量ともに増大するのは間違いありません。径の大きなプロペラの方が大きな風を生み出せます(重量質量と万有引力がともに大きい)し、径の大きなコマの方が倒れにくい(慣性質量が大きい)ものなのです。ここまでは私の竜巻モデルにおいても、矛盾なく説明できます。ただ、残念ながら、質量が無限大になるという点は、今のところ見解がまとまってはおりません。無限大になるから外部からエネルギーを加えても加速できないのではなく、エネルギーを受け付けなくなるから加速できなくなるのであろうと思います。元を辿っていくと、そもそも質量に2つの異なる定義があるためです。相対性理論は、両者が一致することを前提に作られた理論であるのですが、私の提唱する竜巻モデルはその範疇に入らないのです。だからこそ、その延長線上に、反重力やタイムマシンが浮かび上がってくるのです。
隠れた変数・量子もつれについて
量子化学の世界には、隠れた変数という理論があります。この理論をひとことで解説するのはかなり難しいのです。同様に量子もつれとEPRパラドックスも、とても簡単に解説できる内容ではありません。具体例を省きますが、要するに未知の何者かが、ある実験結果を支配しているという理論です。説明不能な相関関係です。アインシュタインが確率的な性質を理由に不完全だと主張した量子化学。「神はサイコロを振らない」という有名な言葉を残した彼は、この隠れた変数理論を強く支持したそうです。
さてその隠れた変数。いろんな実験において想定されるそうですが、そのひとつは竜巻回転軸ではないでしょうか?
原子の謎:新しいモデルから導き出される答
第1部で原子の謎を列挙しました。私のモデルに当てはめた場合の見解を、以下に簡単に記しました。なお下段のかっこ内は、従来モデルでの認識です。
Q.そもそも、何故、電子は回り続けるのか?
A.積極的に回そうとする仕組み(竜巻回転)が存在するため。
(積極的に回そうとする仕組みはない。いったん回り始めた後は、減衰しないだけ)
Q.何故、電子同士がぶつからないのか?
A.一定の規則をもって回転している竜巻内に配置されているため。
(不明である)(著者注:電子の位置は確率論なので、非常に低い確率なのであろうが、ぶつかりうるはずである)
Q.何故、電子は陽子とぶつからないのか?
A.常に対(つい)になる竜巻内で、デンシもヨウシも回っている。竜巻の吸引力と反発する磁場の間で、両者は力が釣り合っているため、ぶつからない。
(電子の回転は永久に減衰しないので、原子核にはぶつからない)
Q.そもそも、電子、陽子、中性子とは何者なのか?
A.デンシ、ヨウシ、チュウセイシが本来の物質。これらが激しく動いて、一定の体積を占めたものが電子、陽子、中性子である。したがって、動きが止まった時の実態は、見かけよりもはるかに小さい。いわば物質というよりも映像である。
(物質である。原子外へ出て時間が経つとなくなるが、何故そうなるのか分からない)
Q.何故、原子の中は隙間だらけなのか?
A.実際には隙間はない。規則正しく、リュウシが回っている。ただし回転軸が固定されたとき、原子の中には広い空間ができる。
(実際には隙間はない。規則正しく、電子のみが回っている)
Q.原子内の空間には何があるのか?
A.対(つい)になる竜巻回転がある。
(何もないと考えられている)
Q.そもそも、質量とは何か?
A.慣性質量は、回転するリュウシが引き起こすジャイロ効果である。一方、重力質量(万有引力)は竜巻回転からくる吸引力。通常は、両者は等しい関係にあるが、竜巻回転軸が固定されたとき、両者は全く別の性質のものとなる。
(物体の外にある場:ヒッグス場からくる動きにくさだと解釈されている)(筆者注:この解釈では、そもそもヒッグス場に質量があることになってしまう。そのうえ、物体をその場で回転させたときには質量がないことにもなり、矛盾する)
Q.万有引力は、どこから来るのか?
A.原子内竜巻回転による吸引力が原子外へ漏れ出たものである。
(全く何も分かってはいない)
Q.光は粒子でもあり、波でもあるのは、何故か?
A.光は回転してくるリュウシであると考える。波の現象は、二次的に引き起こされる現象であると考える。
(二重スリット実験から、粒子と波の両性質をもっていると考えざるを得ないため)
Q.媒体のない真空空間を、何故、波である光が伝わるのか?
A.真空中には媒体となるリュウシが存在する。現在の技術では、検出できないだけである。
(この場合は、(都合よく)光は粒子だと解釈される)
Q.アインシュタインの特殊相対性理論:質量がエネルギーであるのは何故か?
A.質量とは、回転する物体から発生するジャイロ効果である。回転しているのでエネルギーである。
(特殊相対性理論から帰結されたが、何故そうなるのか、具体的なイメージは存在しない)
Q.分子運動(温度)は、何故起こるのか?どういうメカニズムなのか?
A.分子運動は、原子内竜巻回転から引き起こされた振動である。
(具体的なイメージは存在しない)
Q.遷移、励起とは、具体的にはどういうことなのか?どういうメカニズムなのか?
A.円錐状の原子内竜巻内で回転するリュウシ。この円錐を横から揺すった時にリュウシが飛び上がる現象である。
(段差のある状態だと解釈されているが、具体的にはどのようなイメージなのか説明できない)
Q.核磁気共鳴での、歳差運動とは何か?どういうメカニズムなのか?
A.原子核はないので、核磁気という名称は適切ではない。原子内竜巻内で、ヨウシが回転している状態である。
(動かないはずの原子核が、コマのように首を振る状態であると解釈されている)
Q.隠れた変数とは?
A.ヨウシ側とデンシ側は、原子の外側から見た場合、互いに逆方向に回転している。量子化学における現象において、少なくともいくつかは、この対(つい)になる竜巻回転から発生する現象であろう。
Q.質量を失う「対称性の破れ」とは?何が対称性を決めるのか?
A.竜巻回転軸が一定方向に固定されたとき、その原子単独であるいは複数の原子群において、対称性が破れる。すなわち、質量を失う。
(何も分かってはいない)
Q.核分裂、核崩壊は、何故起こるのか?
A.原子は回転するコマ。適度なアンバランス状態であれば回転軸をねじるだけだが、アンバランスの程度が中程度のものだと核崩壊を引き起こし、ひどいものになると核分裂を引き起こす。
(何も分かってはいない)
Q.核分裂のメカニズムは、どうなっているのか?
A.果物に例えると、原子はリンゴではなく、バナナのような状態をしている。分裂はバナナの房を2つに分ける行為である。リンゴの場合は、2つの切り身になるだけことはあっても、2つの小さなリンゴになることは、容易にはありえないだろう。
(分裂後の状態はよく調べられているが、そこに至る過程は全くといっていいいくらい、何も分かってはいない)
Q.核崩壊時に、アルファ粒子はどこを通って、原子の外に出るのか?
A.原子内竜巻の上部から放出される。上部はいつも穴が開いている。
(不可思議なトンネルを通って、原子外部へ出ると解釈されている)
竜巻回転を作る媒体
気象現象としての竜巻。これには空気の存在が不可欠です。熱せられた水蒸気が上昇する過程で凝縮し体積が減ります。このとき周囲に比べ、中心部の圧力が下がります。地球の自転が回転の初動を与え、その後は、自発的に回転は高まります。
原子内竜巻モデルを考えた場合も、おそらく同じような仕組みのはずでしょう。何かしらの媒体がないと竜巻は回りません。この媒体は、ヨウシ、デンシ、チュウセイシよりも、はるかに小さいリュウシでしょう。シツリョウもないか、あるいはヨウシ、デンシ、チュウセイシよりもはるかに小さいでしょう。電気的な性質や磁気的性質もおそらくないと思われます。光を伝える媒体と同じ概念です。したがって、おそらく人類はこの光を伝える媒体を見つけるまでは、この媒体を見つけ出すことはできないのではないでしょうか?そのように思います。
気象現象としての竜巻。その吸引力を伝えるのもまた空気の存在です。気圧の差があるからこそ、物体は吸い込まれるのです。おそらくこの小さなリュウシで、宇宙は満たされているのでしょう。この空気のようなもの、場所によっては圧力に差がある。いわば低気圧と高気圧です。究極的には、万有引力を生み出す大元となる原因は、この気圧差だともいえるでしょう。相対的に原子内が低く、原子外が高いということになります。ある意味、ヒッグス場に似た概念ではありますが、質量や万有引力の考え方は、私のモデルとは全く異なるものです。
新しいモデルを実証する方法
ボーアのモデルにシュレーディンガーの方程式を当てはめて解析したところ、よく一致したところから、現在信じられているような原子構造が確立されたことは、先に述べました。ただこの方程式は、一番簡単な水素原子の場合でしか成り立ちません。その他の原子では、軌道が複雑になりすぎて解析できないのです。一番簡単なたった1例をもって、すべてにおいて同じ原子構造をしていると認定されているのです。
また、各元素において原子核の大きさが調べられておりますが、この測定原理は単なる確率論に過ぎません。物差しで測っているわけではありません。ある原子に多数回アルファ線を衝突させ、跳ね返ってくる頻度を測っているだけです。頻度が高ければ原子核は大きく見積もられ、逆に低ければ原子核は小さく見積もられます。原子核の大きさが変われば跳ね返ってくる速度(あるいは波長)が変わるはずですが、そういった内容の記述は見つかりません。
ちなみに竜巻モデルにおいては、リュウシと正面衝突した場合においてだけ、跳ね返ってくるものと考えます。リュウシの数が多いほど、跳ね返ってくる頻度が高くなります。竜巻回転は、中心部では速く、外周部では遅く回転するので、回転エネルギーはどこであろうとも同じであると考えます。したがって、どのリュウシも跳ね返ってくる速度(あるいは波長)も同じになります。
このような現状の中、新しいモデルを実証するには、この新しいモデルにこの方程式を当てはめてみるのが、最善かと思います。このモデルにおいては、デンシとヨウシは常に1:1の関係にあり、また立体的な回転軸、回転面の配置が自ずと決まるので、まったくランダムな位置にいる電子の状態を計算するわけではありません。専門家ではないので、私自身では解析できませんが、物理数学の専門家であれば解析できるのではないかと思います。
あるいは量子力学的に解析しなくても、各同心円ドーナツにおけるリュウシの回転の速度やアンバランスの程度を定めれば、力学的に解けるのではないかとさえ思います。
あとがき
さて私の提唱する原子モデル、嘘か本当か?あなたはどう感じましたでしょうか?後半部分の聞き慣れない専門用語やその解釈はともかくとして、前半部分の基礎的な内容はある程度理解できたのではないでしょうか?
当初はインスピレーションから書き始めたこのシリーズ。書くほどに確信が深まってきました。1年ほど前(2011年2月)に、当ブログにこのシリーズを書き始めたとき、読者の中から大きな反響がありました。私のブログは年間延べ150万人、世界120ヶ国ほどからアクセスがあるのですが、ヒステリックに否定する読者がいた一方で、世紀の大発見だと絶賛する読者もいました。なまじこの分野の知識のある読者においては、今までの常識という高い壁があり、はなから内容を読まずに反発されたという印象をもちました。逆に言えば、それだけ非常識な内容だと捉えられたわけです。賛否両論の中、ぜひ一度専門家に相談してみてはどうか?という意見がありました。中立的ながらも好意的に接してくる人からです。私もそう思いましたが、でも残念ながら、私にはそういう伝手(つて)がないのです。私の専攻は化学、生物学。専門は分析化学。一方、原子モデルは物理学の範疇なのです。1年経っても、その道の専門家からは、何の反応もありません。そこでネットだけでは限界があると考え、従来型のメディア:本を執筆しようと考えたわけです。幅広く人の目に触れる機会があれば、必ず大きな議論が沸き起こるであろうと考えたのです。
現在の量子化学は、実験で得た数々の現象を、誤った原子モデルに当てはめているため、本質的な疑問の説明が不能になったり、さらにはあちこちで矛盾が出たりする状況に陥っているように感じます。でも、モデルを変えれば、原子の謎はすべて解けるのです。質量、万有引力から反重力まで、これらは一つにつながっているのです。その中心となる考えが、対(つい)になる竜巻でありその回転軸です。
世界には、現代科学では説明できない事象が、数多く存在します。たとえば中東レバノンにあるバールベック神殿。その近くには1200トンもの重量の巨石が、移動途中で放置されたままになっています。人力で持ち上げるには数万人が必要な計算になりますが、石のそばに近寄れるのはせいぜい数百人程度。物理的に無理なのです。現代の大型重機だと20台あれば何とか持ち上がるようですが、そこから移動することは不可能です。おまけに移動に耐える道もありません。せいぜい1つが数トンのピラミッドの石なら人力で何とかなると考えられても、バールベックの場合、どう考えても物理的に不可能なのです。世界各地で目撃されるUFO。日本の自衛隊でも多数目撃されています。空中での停止、急加速、急停止、急旋回。あのような不可思議な動きは、質量があるとは考えにくいでしょう。オレゴン・ボルテックスと呼ばれるミステリースポット。米国オレゴン州にあります。中に入ると身体が傾き、羅針盤などの計器が狂い、箒(ほうき)がひとりでに立ち、さらには煙草の煙や花吹雪が渦を巻くなど、いずれも現代科学では説明ができない現象が起こるのです。ハチソンが発見したハチソン効果。物体の浮上現象、破壊現象、物体融合現象、テレポテーション現象、透明化現象など、現代の物理学では説明できない現象が発生したと言われます。また、このテレポテーション現象。すなわち原因不明の瞬間的遠隔移動現象ですが、これも世界各地で多数発生しています。白い霧とかもやのようなものに突如包まれ、気が付いたら遠く離れた全く別の土地へ、瞬間的に移動していたというものです。バミューダ・トライアングルのように、生還しなかった事例ははるかに上回るでしょう。誰もが一度は耳にしたことがあるはずです。もちろんすべてが真実だとは思いませんが、否定し切れない事例も含まれているはずです。こういう話をすると、日本では、頭がおかしいとの烙印を押されかねないのですが、世界では、多くの科学者は真剣に取り組んでいる課題でもあります。こういった現象を説明するカギは、いずれも質量であり反重力であるわけですが、いずれも原子の構造が理解できないと前には進みません。
さて、ではその反重力。どうやれば実現できるでしょうか?竜巻回転軸を制御できればよいわけですが、具体的にはどうすればよいでしょうか?その方法には、少なくとも三つほどあるでしょう。一つ目は、強い磁場で物体を制御する方法。二つ目は渦を巻くようにして、物体を強く回転させる方法。そして三つ目は、おそらくこれが一番現実的な方法でしょう。それは円偏光という電磁波を使う方法。ねじのように回転しながら進む電磁波です。これを物体に当てるのです。
ブログでは、さらに踏み込んだ内容や、その考察について記述しています。興味が先走る人は、そちらを読むとよいでしょう。あなたの知らない世界がそこにあります。
http://oyoyo7.blog100.fc2.com/blog-category-10.html
ところで、常識と非常識の境目を決めるものは一体何でしょうか?多数決で多い方が常識、少ない方が非常識なのでしょうか?社会的な問題の場合そういう一面があるかもしれませんが、少なくとも科学の世界ではそうではないはずなのです。たとえ全世界の人が反対しようとも、正しいことは正しいのです。誰もが天動説を信じた時代、地動説を唱えることはまさに異端な行為でした。それゆえガリレオは罰せられたわけです。彼が死んだ後も、ずっと長い間、確認する方法がありませんでした。確認できる方法が見つかったのは、200年以上経ってからです。フーコーの振り子です。これを機に、常識と非常識は裏返りました。今まさに私は同じ気持ちです。そのためには、まず内容を読んでもらわなければなりません。読んでもらえさえすれば、比較的抵抗はなくなるかと思います。あとは実証をとるだけです。これは専門家の手に委(ゆだ)ねるしかありません。
本著ではオカルト的な内容については、あえてこれ以上深くは触れないことにします。科学の本質を差し置いて、オカルト的な面だけを先行させたくはないのです。まずは、新しい原子モデルについて従来のモデルと比較しながら、さらには、今までに得られた実験結果を当てはめながら、一度じっくりと見直して欲しい。そういう思いです。これらについては、機会があれば、また書こうかと思います。
モデルを変えれば、原子の謎はすべて解ける − 質量・万有引力から反重力まで およよと驚く毎日
http://oyoyo7.blog100.fc2.com/blog-asyuracom-2210.html
- 「時間」の謎について解明しようと試みた8つの仮説や理論 kokopon 2015/2/20 22:15:57
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