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IPCC報告書:温暖化、30年で許容上限 迅速対応迫る  毎日新聞
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/650.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 11 月 03 日 18:51:45: mY9T/8MdR98ug
 


 国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は2日、地球温暖化を巡る最新の研究成果をまとめた第5次統合報告書を公表した。今のペースで温室効果ガス排出が続けば、今世紀末には人々の健康や生態系に「深刻で広範囲にわたる後戻りできない影響が出る恐れ」が高まり、被害を軽減する適応策にも限界が生じると予測。その上で、気温上昇を抑えるために「多様な道筋がある」として、各国政府に迅速な実行を迫った。

 報告書は、温暖化の主な原因が人為である可能性が「極めて高い」(95%以上)と断定。産業革命(18〜19世紀)後の気温上昇を「2度未満」に抑える国際目標の達成には二酸化炭素(CO2)の総排出量を約2兆9000億トンにとどめる必要があると分析した。

 しかし、既に排出されたCO2は約1兆9000億トンで、余地は約1兆トン。2011年の世界の排出量約350億トンのペースが続けば、30年足らずで許容量の上限に達してしまう。

 2度目標達成には、世界全体の温室効果ガス排出量を50年に10年比で41〜72%、2100年には78〜118%削減する必要があると指摘。排出量を大きく左右する発電部門で省エネや再生可能エネルギーの導入を促進し、将来的にはCO2を回収・貯留する技術を大規模に普及させることが有効だとした。

 一方、有効な対策を取らない場合、今世紀末の世界の平均気温は2・6〜4・8度上昇。海面は最大82センチ上がる。2度以上の上昇で穀物生産に悪影響が表れ、4度以上で食糧安全保障に大きなリスクが生じるとした。さらに、アジアで暑熱による死亡率が非常に高まるなど、「温暖化の規模や速度が大きいほど、人が適応できる限界を超える可能性が増す」と警告した。

 報告書の公表は7年ぶり。新たな温暖化対策の合意を目指す国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)を来年末に控え、交渉に大きな影響を与えそうだ。【阿部周一、渡辺諒】

==============

 ■ことば

 ◇気候変動に関する政府間パネル(IPCC)

 地球温暖化の影響や被害の軽減策について、最新の科学的知見をまとめた統合報告書を、1990年以降約5年おきに公表してきた。第5次は世界の800人を超す研究者らが約3万本の論文を基に執筆した。政策決定者向けに要点をまとめた「要約」は、総会に参加した全ての国の承認を経て公表され、温暖化の国際交渉や各国の対策の科学的な根拠となる。


http://mainichi.jp/shimen/news/20141103ddm001040200000c.html  

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コメント
 
01. 2014年11月03日 20:43:11 : MGd5QzuBYA
地震予測と同じだな、ここでも30年という漠然とした曖昧な数字を使う。
このまま何も有効対策を取らなかった場合、
10年後に現在と比べてどうなのか?20年後にどうなのか?
を、きちんと出して欲しい。

10年後の予測に近ければ本当に後20年後にはヤバいらしいと真剣になるし、
予測と遠ければ見直しをすれば良いだろう、
そんな計ったようなきっちりとした予測なんて出来るワケが無いだろう、
と言われるだろうけれども
目に見える、肌で感じる実感が無ければ一般大衆的には解らない。

政府が本気で対策を取る為に例えば温暖化防止税とか導入しようとしても駄目だろう。
一頃「ストップ温暖化!」なんて広報がよくテレビで流れていたが
あんなのにどれだけ金を使い、どれ程の具体的成果が上がったというのだろう?
実感を伴わなければ国民は動かない、
政策も支持しない、例え地球温暖化が事実で30年後に破局が待っていたとしても
それが出来なければ無理だろう。


02. 2014年11月03日 20:50:47 : MGd5QzuBYA
温暖化防止税の導入→温暖化防止税の更なる引き上げ

と改正ね。


03. 2014年11月09日 19:44:43 : meEmsiSSUc
IPCCは相変わらず訳の分からないことを言っている。

将来のことを言う前に、この20年地球の平均気温がIPCCの上昇予測に対し、横ばい(実際にはわずかに低下)していることの説明をすべきだ。
さらにヒートアイランド現象のない過疎地では、さらに気温が低下している。

この間CO2は増加し続けているのに継続的に気温の低下が認められるのは
いまの気温変化の要因パラメータが不足している証拠。

この20年におきたことを説明できない理論をもとに警告を出すのは滑稽である。


04. 2014年11月11日 08:08:37 : YxpFguEt7k
池田清彦氏
「米中間選挙で共和党が勝利。
アメリカではIPCCがいんちきだというまっとうな有権者が結構いるのだ。
朝日新聞から政府首脳まで完全にIPCCに騙されている日本とはえらい違いだ。
アメリカの底力を感じるね。」
https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/531400158542454786

日本の底力のなさを感じる…


05. 2014年11月12日 07:18:04 : jXbiWWJBCA

地球温暖化対策:足並みは永遠に揃わない?
過去最高を記録したCO2排出量、削減目標は現実的なのか
2014年11月12日(Wed) 川口マーン 惠美
 9月21日に、地球温暖化の国際研究チームGCP(グローバル・カーボン・プロジェクト)が発表したところによると、2013年、世界のCO2排出量が、過去最高の360億トンに達したそうだ(濃度は396ppm)。

 2005年には270億トンだったので、これはすごい伸びだが、しかし、CO2をトン単位で言われても、なかなか想像ができない。とてつもなく凄い量なのだろうと、空恐ろしくなるだけだ。

急増するCO2排出量、本来の目的を見失ったCOP

気温上昇2度未満、目標達成に迅速対応を要請 IPCC報告書
独ロンマースキルヒェンにある石炭火力発電所 ©AFP/PATRIK STOLLARZ〔AFPBB News〕

 先進国では、CO2の排出量は2000年以来横ばい、あるいは、減っているが、中国、インド、ASEANなど途上国での増加が著しい。特に中国は1国で、世界全体のCO2排出増加量の約55%を占めているという。

 CO2に温室効果があることは、科学者の間では19世紀から知られていた。CO2などの温室効果ガスが大気圏に漂っていると、太陽の熱は通すが、反対に地表から放射される熱を逃がさなくなる。だから、地表が冷えない。

 地球の温暖化に人々の関心が集まり始めたのは、1980年代の終わりだ。世界各地の異常気象が問題になり、CO2と温暖化の関係が取り沙汰された。その結果、92年、国連が地球サミットを開催し、気候変動枠組条約が締結された。

 この時、155カ国が条約に署名、発効は94年。その翌年より、年に一度、締約国が集まって会議を開くことになり、それが今も続いている。COP(気候変動枠組条約締約国会議)だ。実際に温室効果ガス削減の数値目標が定められたのは、97年、第3回目の京都会議(COP3)でのことだった。

 それ以来、多くのことが決められ、多くのことが守られなかった。京都議定書を、最大のCO2排出国であるアメリカは批准せず、2001年には離脱した。排出量を減らせないカナダも、一昨年、離脱している。世界第2の排出国中国は、発展途上国扱いなので、削減の義務はない。

 昨今のCOP会議は、環境を案じて対策を考える場ではなく、お金の取り合いの場になってしまっている。発展途上国は、削減の義務を逃れる画策、あるいは、削減のために先進国からお金を引き出す算段に熱心だ。

 「現在の状態は、先進国が、自分たちが豊かになるため、野放図に産業を発達させた結果、引き起こした」という彼らの言い分は正しいが、しかし、こうなった以上、これからは先進国も発展途上国も一致協力して事に当たらなければ、手遅れになる。

EUが実現しそうもない目標を掲げる理由

 今年も、12月1日から12日、ペルーのリマでCOP20が開催される。それに先立って、10月24日、EUは首脳会議で、2030年までに温室効果ガスの排出量を1990年比で40%削減する目標で合意した。これを聞いて「?」と思うのは、私だけではないはずだ。

 現実を見るなら、2013年のCO2の排出量は急増しており、過去最高の水準だ。しかも、14年はさらに増加すると見込まれている。世界気象機関の発表では、そのCO2を吸収する海も、前例のない酸性化が進んでいるのだそうだ。なぜ、彼らは守れそうにもない遠大な目標を掲げるのか?

 実は、EUの指導者たちは、この合意内容を来年末のパリでのCOP21で掲げ、京都議定書以後の2020年からの枠組み合意に生かすつもりらしい。会議の前にオランド大統領は述べている。「EUが削減目標で合意できなければ世界の国々を説得することはできない」と。

 下記の表を見ればわかるが、世界のエネルギー起源のCO2の排出量は、EUがいくら努力しても、それほど減らないことがわかっている。なぜなら、削減の義務を逃れているアメリカ、中国、インド3国だけで、世界の排出量の48パーセントを占めているし、BRICSの合計排出量もすでにG8を超えているからだ。

出典:環境省ホームページ
 つまり、EUは自らの野心的な目標を示すことにより、他の、協力的でない国々にプレッシャーをかけようとしているのだ。

 私たちも頑張るから、皆も協力してくださいということ。産業の発展と環境保護の相性の悪さは今に始まったことではないが、各国が近視眼的な思考を改めない限り、気温はさらに上がっていくというEUの警告は正しい。

 しかし、現実はというと、EU内でも足並みが揃っているわけではない。EUの国々は、とにかく経済格差が激しい。これまでは、東欧の国々は、老朽化した施設の合理化によって大々的なCO2の排出量の削減を可能にしたが、これからもそれを続けることは難しい。

 そもそも、東欧の多くの国々は、安価な石炭や褐炭を使っている。たとえば、ポーランドでは、国産の石炭と褐炭があるため、発電の90%はこの2つの燃料に頼っている。石炭と褐炭に依存している事情は、ルーマニアもブルガリアも、そしてバルト3国なども変わらない。

 これらEUの中の途上国の喫緊の課題は、国内産業の発展だ。つまり、再生可能エネルギーへのテコ入れは、その後の話というのが正直なところだ。それでも再エネ開発となるならば、おそらくそのときは、資金も技術も、すべてEUの補助金で丸抱えということになるのだろう。

果たして地球温暖化は食い止められるのか

 前述の国際研究チームGCPによると、世界の「炭酸ガス排出の割当量」は急速に使い尽くされているという。「割当量」とは許容量のことで、1750年の産業革命開始時から2度気温が上昇する前に排出可能とされている温室効果ガスの最大量だ。

 現状の排出ペースが続くと、地球温暖化を2度で抑えるための割当量は、あと30年ほどで使い果たされると報告書は言う。

 CO2の増加は事実で、平均気温が上昇しているということも事実だ。ただ、それがどのように関連し、地球の気候メカニズムにいかなる影響を及ぼしているのかということは、まだちゃんと証明されていない。研究時間が短すぎるのだ。だから、これらにはあまり関係がないと主張する研究者もいる。

 しかし、原因が何であれ、温暖化は進んでいる。温暖化が進むと、台風やハリケーンの発生回数には変化がなくても、その勢力が強くなり、豪雨、暴風の頻度が増すのだそうだ。さらに、海面が上昇するから、高潮、洪水の被害も増加する。CO2との関係の証明を待っていると、手遅れになる危険は大だ。

 11月2日には、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告が発表された。それによれば、気温上昇を2度未満に抑えるという国際目標を達成するためには、今後の累積CO2排出量を1兆トン以下に抑える必要がある。

 もし、それができず、今のままの排出が続けば、今世紀末には20世紀末と比べて平均気温が最大4.8度、海面水位が最大82センチ上昇する恐れがあるのだそうだ。

 日本の都市は、海岸線に沿って発達している。国土交通省によると、川の水面の高さより低い土地が、国土面積の10%を占め、ここに日本の全人口の51%、日本の持つ資産(財産)の75%が集中しているのだそうだ。

 それどころか、海抜より低いところが577平方キロもあって、そこに404万人の人間が住んでいる。温暖化が進めば、我々はまもなく、地震や津波より、水没を心配しなければならなくなる。

 ただ、IPCCは一つだけ希望を残してくれている。今すぐに、世界の国々が本気で取り組めば、CO2の排出を1兆トン以下に抑えることは可能だと彼らは言っている。そのためには、温室効果ガスの排出量を2050年までに10年比で40〜70%削減し、今世紀末にゼロにすればよいのだそうだ。

 何となく信じがたい話だが、来月のCOP20では、皆がその望みにしがみついて、また遠大な目標を語り合うことになるのだろうか。毎年、COPの会議の内容はフォローしているが、今回は、始まる前から空しい気分になった。皆で、地球を破壊しているという罪悪感を、どうにも抑えられない。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42154


06. 2014年11月15日 07:46:11 : YxpFguEt7k
池田清彦氏
「日経が盛んに温暖化をインチキだと主張する米共和党を攻撃しているが、
日経の方がインチキだと思う。この件に関しては日経も読売も朝日も読む価値無し。」
https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/533130049952575489

温暖化詐欺に注意しましょう。


07. 2014年11月16日 17:43:39 : wdRGvXPCGg
>>03さん然り 

マジメに対応して居るのは世界中で日本だけだと
武田中部大学教授が言っていました。



08. 名も無き冒険者 2014年12月16日 19:52:56 : 8t3kOucfxZeDE : LwE91mkDx6
>マジメに対応して居るのは世界中で日本だけだ
これの意味は温暖化がウソだって事じゃなく
マジメに対策しても無駄だって意味ですな
CO2とやらを最も大量に出してるのは交通機関、つまり飛行機、船、車であって
工業生産での排出量はたいしたことは無い
もし本気でCO2を減らすなら、明日から通勤通学は徒歩で頑張る事になってしまう
アメリカやカナダ、オーストラリアはまず無理でしょう


09. 2015年3月19日 09:26:02 : FzPFEiH9r0
IPCCというのは、「二酸化地球温暖化」推進機関です。

「排出権取引」を中心に、「カーボンデリバィブ」(二酸化炭素地球温暖化金融派生商品=証券)マネーを世界に蠢かすには、「人為の温暖化」推進、これが不可欠となるのです。

これが「二酸化炭素地球温暖化」そのものです。

地球が「温暖化」してくれない事には困る、そんな温暖化推進勢力の集まりといえるでしょう。

騙されぬよう注意しましょう!。

地球上の寒冷現象を含めてあらゆる事象を「温暖化」と結び付けて「シナリオ」つくりを行い世に流布することを目的とした機関です。


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