http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/617.html
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気象庁は3日、台風12号と11号、前線による「平成26年8月豪雨」を受け、異常気象分析検討会を開いた。会長の木本昌秀東京大教授は記者会見で、8月の西日本太平洋側の雨量が平年の3倍に上る一方、日照時間が半分だったのは「1946年の統計開始以来の記録であり、30年に1回以下の異常気象に当たる」としながらも、「原因となった大気の流れは珍しくない。近い将来にまた豪雨が起きる可能性がある」と述べた。
気象庁は同豪雨の期間を7月30日から8月26日までと確定させた。検討会は、8月上旬までは台風12号、11号が日本列島に北上し、その後は偏西風が蛇行して日本海側に前線が停滞した結果、南から暖かく湿った空気が流れ込み続けて豪雨をもたらしたとの見解をまとめた。
日本では70年代後半から8月に1時間50ミリ以上の非常に激しい雨や同80ミリ以上の猛烈な雨が降る回数が増加傾向にある。木本会長は「産業活動で排出される二酸化炭素などによる地球温暖化の影響が既に表れている。これからますます顕著になる」と指摘し、「自治体は大きな被害を出さないよう対策に取り組み、個人も普段から身を守る行動をイメージして備えてほしい」と呼び掛けた。
8月20日に広島市に集中豪雨と土砂災害をもたらした積乱雲の急発達については、木本会長は「気象庁の現在の技術では予測できない」と述べ、大雨注意報・警報や土砂災害警戒情報などを活用して早めの安全確保が必要との考えを示した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014090300940
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