http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/605.html
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理化学研究所によるSTAP細胞の検証実験で、これまで一度も同細胞を作製できなかったことが26日、分かった。あらゆる臓器や組織になる万能性を示す十分なデータも得られておらず、実験は最初の段階で難航している。STAP細胞が存在する可能性は極めて低くなった。理研が27日に開く検証実験の中間報告に関する記者会見で表明する見通し。
理研は4月、1年間をメドにSTAP研究の舞台になった発生・再生科学総合研究センター(神戸市、CDB)で検証実験を開始、今夏に途中経過を中間報告するとしていた。当初の計画では、STAP細胞が存在するなら6月末までに作製できるとみていた。その後、第2段階に移行し、作製した細胞を入れたマウスの胚から胎児を育てて観察、新しい万能細胞かどうかを判断する予定だった。
複数の関係者によると、弱酸性の溶液にマウスの細胞を浸すとSTAP細胞ができるはずが、万能性の目印となる遺伝子の働きはとても弱く、万能細胞の代表であるiPS細胞や胚性幹細胞(ES細胞)にはるかに及ばないという。
7月からは小保方晴子研究ユニットリーダーも検証実験に参加した。今後、小保方氏による実験結果も加味してSTAP細胞の有無を最終判断する。現段階では存在しない公算がとても大きい。
研究不正を受けて中間報告と同時に27日に発表する理研の改革案では、CDBの組織と人事を大幅に見直す。竹市雅俊センター長を含む複数の研究所幹部を交代させる。研究所の名称も改め、現在40ある研究室の半分を廃止か理研内の他の研究拠点に移す。現在約400人いる研究者らは半減になる見通し。
ES細胞が混じっているとの疑義も含め、STAP研究を巡る様々な疑問点について、理研は本格的な調査を始める。外部の専門家らでなる委員会を立ち上げ、研究不正が起こった経緯など全容解明を進める方針だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG26H0Z_W4A820C1MM8000/?dg=1
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