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2014年08月14日13:39
(写真:http://livedoor.blogimg.jp/bilderberg54/imgs/3/3/33fb150b.jpg)
(略)
STAP細胞の元々の発案者だったチャールズ・バカンティ米ハーヴァード大学教授が、米国で所属している、所属する米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の麻酔科長を9月1日付で退任すると報じられた。
表向きは一年間のサバティカルのようだが、これでSTAP細胞という万能細胞の考案者までもが失脚することになる。
(貼り付け開始)
バカンティ氏、退任し休職か STAP論文の共著者
日本経済新聞( 2014/8/12 9:29)
【ワシントン=共同】STAP細胞論文の共著者であるチャールズ・バカンティ米ハーバード大教授が、所属する米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の麻酔科長を9月1日付で退任し、1年間休職する意向を示していることが11日分かった。STAP細胞問題との関連は不明。
再生医療研究に詳しい米カリフォルニア大デービス校のポール・ナウフラー准教授が、バカンティ氏が同僚に送ったとされるメールの内容をブログに掲載した。 メールはSTAP論文には一切触れていないが、ナウフラー氏は病院の内部調査が進んでいる可能性もあると指摘している。
ブログによる と、バカンティ氏はメールで「複雑な気持ちで皆さんに私の決断をお知らせする」と麻酔科長の退任を表明。2002年に着任して以来の自らの業績を振り返り 「私の将来の目標を達成し、試みの方向性を変え、最も楽しい事をする時間のために1年間の休暇を取るつもりだ」と述べた。復帰後は「再生医療の研究と、麻 酔学の人材育成に力を注ぎたい」としている。
STAP論文を執筆した理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーはかつてバカンティ氏の研究室に所属していた。バカンティ氏はSTAP細胞に似たアイデアをそれ以前から温めていたとされる。
(貼り付け終わり)
今回はこの騒動の真相を日米属国論の立場でパワーゲームの観点から理解する。
まず、私は日米属国論の立場から、はじめからバカンティ教授が小保方や理研を振り回した「黒幕」だと仮説立てて見ていた。バカンティ教授の「失脚」で、米 国側のハンドラーを失ったことになるSTAP細胞研究は、先だって自殺した笹井芳樹副センター長につづいて、発案者、論便執筆者という「三位一体」の二体 を失ったことになる。残るは実験者、テクニシャンである小保方晴子ユニットリーダーが残るのみだ。再現実験をしたところでSTAP現象が確認できるか非常 に疑わしい。
重要なのはバカンティ教授が博士号を持っていないということである。麻酔科医(医師:M.D.)でしかない。バカンティは 米国の再生医療の重要人物だが、あくまで医師であり、博士号を持っていないということは重要である。つまり、研究者としては二流として認識されていただろ う。
バカンティは、バカンティマウスと言って背中にヒトの耳が生えているかのように見える実験用マウスを作成した。しかし幹細胞研究は キリスト教の宗教上の倫理の問題で米国では主流ではない。ここが重要で、バカンティのようなメインストリームではない研究者にとっては外部のパートナーが 必要だったわけだ。様々な仮説を発表したが、同僚から相手にされなかったようだ。だから、麻酔医として食っていたのだろう。
しかしバカ ンティ兄弟は再生医学への関心を持っていた。ハーバード大学医学大学院教授として世界の留学生を受け入れて研究をさせていた。その中のひとりが小保方晴子 だったのだろう。小保方には論文を書く能力はなかったかもしれないが、手先の器用さだけではなく、人を引き寄せる力は持っていた。それがバカンティにとっ て重要だったのだろう。
小保方という日本の留学生を「寵愛」して、日本の理化学研究所との間でパイプ役にしたてる絵を描いたのもバカン ティだろう。特許を取ることにより、自らと理研の間でさらに関係を深める狙いもあったと思われる。理研とハーヴァードで両方につながる実験者である小保方 を育て、遠隔操作したのはチャールズ・バカンティであろう。なぜ理研をからませたかというと、小保方だけでは頼りないし、要するに理研には生物学の常識に 挑戦する型破りな実験をやる潤沢な研究資金があるというふうに考えたのだろう。悪い言い方をすれば、バカンティが、理研にカネを(一部か全部)出させたと いうことになる。
バカンティにしてみれば、自分の仮説が正しいか、正しくないか実験を始めた段階ではわかっていなかったはずである。成 功するかしないかにかかわらず、仮説の検証をしたかったのだと思う。ところが、小保方が実験を「成功」させてしまった。バカンティの思惑を外れて実験者で ある小保方の論文の不備問題がクローズアップされ、その結果、細胞作成に成功したのかすら疑われる事態になってしまった。
実験者である小保方は、論文執筆を行い理論武装を担当した笹井と、そもそもの発案者であるバカンティを失った形になる。しかし、ハンドラーが失脚すれば、その手足となって動いた人間もまた失脚する以外にない。
そもそもアメリカのエスタブリッシュメントはバカンティのSTAPではなく、おそらくノーベル賞を取ったiPS細胞の方に興味があるだろう。今後、理研や 京大が米国の研究所と提携するようなことがあればそれこそが真のサイエンス版の日米トモダチ作戦であろうと思う。今回のSTAP細胞は日米共同といっても バカンティの一人芝居だったのだと思う。
<参考>
東大・中内教授:iPS有力研究者が米国流出
毎日新聞 2013年09月05日 02時30分
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療研究の第一人者、東京大医科学研究所の中内啓光(ひろみつ)教授(61)=幹細胞生物学=が、米スタン フォード大に年内にも研究室を開設し、3年半後に完全移籍することを毎日新聞の取材に明らかにした。中内教授は、iPS細胞を使ってブタの体内でヒトの臓 器を作製することを目指すが、日本では現在、研究指針で禁じられている。政府の成長戦略の柱となっている再生医療のトップランナーの「頭脳流出」は波紋を 広げそうだ。
研究指針については、政府の生命倫理専門調査会が今年8月、中内教授の研究を踏まえ、動物の受精卵にヒトの細胞を入れて、子宮に戻す基礎研究を条件付きで容認。5日、指針改定に向けた議論が始まる。
だが、中内教授は、規制によって研究が2年半停滞したと指摘し、「もしこの研究しかしていなかったら、とっくに海外に移っていただろう」と明かした。「今 後指針が改定されるとしても実施までは何年もかかる。リスクをとらないという日本特有の体制では、新しいことはやりにくい」と語った。中内教授によると、 数年前から、スタンフォード大や英ケンブリッジ大など海外の複数の大学から移籍の誘いが来ていた。
スタンフォード大には教授として赴任し、カリ フォルニア再生医療機構から6年で約6億円の研究費が支給される。東大の定年までは日本でも研究するが、3年半後は完全に米国に拠点を移す。中内教授は 「(移植可能な臓器を作るという)医学上の利益が目的。日本での研究の遅れの責任は誰が取るのか」と話した。
中内教授チームが計画して いる実験は、特定の臓器が欠けるよう操作したブタの受精卵(胚)に、ヒトのiPS細胞を移植して「動物性集合胚」を作り、ブタの子宮に着床させる。欠けた 臓器の場所にヒトの細胞からできた臓器を持つブタが生まれれば、その臓器を将来、移植医療や新薬の開発に応用できる可能性がある。
http://mainichi.jp/select/news/20130905k0000m040161000c.html
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京大と米大学、ヒトiPS細胞から生殖細胞へ研究着手
日本経済新聞( 2011/4/13 22:43)
京都大学iPS細胞研究所は13日、米スタンフォード大学と共同で、ヒトの新型万能細胞(iPS細胞)から精子や卵子などの生殖細胞を作る共同研究を始めると発表した。不妊症の治療や予防などの研究に役立てる。国内では慶応大学に次いで2例目となる。
京大の高橋和利講師らを中心にヒトの皮膚細胞をもとに作ったiPS細胞を使う。胚性幹細胞(ES細胞)などをもとに作った細胞と比較して生殖細胞の作製法などを研究する。
iPS細胞から生殖細胞を作ることができれば、生命が誕生する仕組みや細胞が成長する過程で起きる変化などを調べる基礎研究に役立つ。将来は精子や卵子の異常などが原因とみられる不妊症のメカニズムの解明やその治療法などの開発にも応用が見込める。
文部科学省が8日、京大の提出した研究計画を受理した。文科省は昨年5月に万能細胞から生殖細胞に成長させる研究を解禁し、届け出制とした。
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