http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/556.html
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小保方氏の博士論文調査について説明する小林英明弁護士=17日
「大甘」早大に批判集中 小保方氏博士論文不正認定も… 目立つ保身姿勢
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140718/dms1407181208012-n1.htm
2014.07.18 夕刊フジ
理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダー(31)の博士論文に盗用などの不正が指摘された問題で、17日に発表した早稲田大学の調査委員会の“大甘”裁定に波紋が広がっている。著作権侵害で11カ所の不正を認定したが、「学位取り消しの規定には当てはまらない」というもの。調査結果に小保方氏は喜ぶが、批判の矛先が早大に向けられる展開になっている。
都内で行われた17日の記者会見で、調査委の委員長を務めた小林英明弁護士は、時折ホワイトボードを使いながら、早大の博士論文審査の過程などを分かりやすく説明。法律家らしい明解な解説だったが、終始、「早稲田寄り」の印象がぬぐえない会見となった。
小保方氏は博士論文の序章部分の約20ページで、米国立衛生研究所(NIH)のホームページにある英語の解説文を盗用。実験の結果を示すマウスの細胞の画像は、バイオ系企業がホームページで公開している画像を切り張りした。
調査委は「審査体制に重大な欠陥がなければ、学位が授与されることは到底考えられなかった」と厳しく指摘したものの、小保方氏の「論文は完成版ではなく、草稿を誤って提出した」という主張を採用。序章などを除く著作権侵害は意図的な盗用ではなく過失と認定したうえで、序章も重大な影響はないとし、学位取り消しを定めた規定に該当しないと判断した。
小林氏は「小保方さんは真実を言っている、と認定するに足りる心証を持った」と強調したが、実験ノートをどれだけ確認したのかなどは不明瞭のまま。博士論文の審査員を務めたハーバード大のバカンティ教授にヒアリングできていないとした。同氏には「博士論文は受け取っていないし、読むように頼まれたこともない」という“問題発言”があり、博士論文問題でもキーパーソンとなっている。
「博士号は剥奪しない」という調査委の結論に、「ありがとうございます」と周囲に語った小保方氏。だが、小保方氏以外は、冷ややかな見方が占めている。
「早稲田大の自己保身の姿勢ばかりが目立って信頼を失った。不正はあるのに、博士号を取り消さないというのはむちゃくちゃだ」
東京大の上(かみ)昌広特任教授(医療ガバナンス論)は、こう断罪する。
「今回は小保方さんを守ったというわけではない。STAP論文問題で小保方さんは博士号を維持しても、もはや研究者として生きていける可能性は低い。これは学校の教育体制の問題であり、教員側の責任を回避したとみられても仕方ない。指導教員は何をしていたのか。指導教員は一般的に、学生に何十回も博士論文を書き直させる。それで給料をもらっている。指導教員が何もしていないとなれば、(極論すると)小保方さんに訴えられる可能性すらある」(上氏)
ネットでは、早稲田OBらの「下書きで博士号がもらえるってこと?」などという疑問視する声が噴出している。
調査委の結論を受けて、鎌田薫総長は会見で「最善の解決策となる結論をさぐりたい」と語ったが、対応を見誤ると、大学の信用問題を揺さぶる結果になりかねない。
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