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ネイチャー、STAP細胞論文を撤回 研究成果、白紙に
http://www.asahi.com/articles/ASG717K7TG71ULBJ00P.html
2014年7月2日21時54分 朝日新聞
英科学誌ネイチャーは2日、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)らが同誌に発表したSTAP細胞の論文2本を撤回したと発表した。理研が画像の捏造(ねつぞう)や改ざんを認定した上、共著者が他にも画像の誤りなどを指摘したことが理由。撤回により、「生物学の常識を覆す」として世界的に注目された研究成果は、発表から約5カ月で白紙となった。
ネイチャーは世界で最も権威ある科学誌のひとつ。この日掲載された撤回理由の中で、著者らは理研が認定した不正行為のほかに5項目をあげ、「複数の誤りにより、研究の信頼性が失われ、STAP現象が存在すると確信を持って言えなくなった」と説明して謝罪。ネイチャーは論文のチェック態勢を見直す方針を明らかにした。撤回後も論文は「撤回」と表記されたうえでネイチャーのサイトに掲載される。
STAP細胞は、体の細胞を刺激するだけでできる新型万能細胞。主要著者の小保方氏と米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授は当初、撤回に応じない姿勢を示していたが、6月初旬までに同意に転じ、主要著者全員でネイチャーに撤回を申し入れていた。
一方で、理研はSTAP細胞が存在したかどうかを調べる検証実験を4月に開始。小保方氏を参加させない当初の方針を変更し、今月から小保方氏本人にも実験をさせることにした。STAP細胞を作ったとの主張を続けている小保方氏を参加させることで、最終的な決着をつけたい考えだ。外部有識者でつくる理研改革委員会は、別の万能細胞であるES細胞の混入を疑わせる遺伝子解析の結果を踏まえ、「小保方氏らは(STAP細胞を)完成していたのか、成果を捏造したのか明らかにすべきだ」と提言している。
STAP細胞論文は2014年1月30日付(電子版は29日付)で掲載された。マウスの体の細胞を弱酸性の液体で刺激するだけでどんな細胞にもなれる万能細胞に変化するというSTAP細胞の作製方法などを記した主論文「アーティクル」と、STAP細胞からつくったとされる幹細胞の特徴などを示した追加論文「レター」の計2本で構成される。
理研が設置した調査委員会は4月1日、主論文の画像に捏造と改ざんがあったと発表。小保方氏は不服申し立てをしたが、理研は5月8日にこれを退け、小保方氏らに主論文の撤回を勧告した。追加論文でも画像の取り違えなどが指摘されている。(合田禄)
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