http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/464.html
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「STAP細胞」論文の不正問題で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)が、理研調査委員会の不正認定した2件の画像以外に、多数の疑惑が存在すると理研本部(埼玉県和光市)に報告していたことが、毎日新聞の取材で明らかになった。理研本部の広報室は「調査の予定はない」としている。理研内部からも新たな疑惑が報告され、組織として適切な対応を求められることになりそうだ。【須田桃子、斎藤広子】
CDBが報告したとされる新たな疑惑は、英科学誌ネイチャーのSTAP細胞に関する論文2本に掲載された少なくとも計6件の実験の画像やグラフ。毎日新聞などが報じたSTAP細胞の万能性を示すマウス実験2件も含まれるが、同じ実験の画像に新たな別の疑惑が指摘されている。
具体的には、細胞の増殖率を比較するグラフが不自然なうえ、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発を発表した山中伸弥・京都大教授らの論文(2006年)中のグラフと酷似▽解像度が異なる二つの画像を一つの画像のように1枚に合わせて提示▽実際には長時間露光で撮影していない画像を長時間露光として紹介−−など。
STAP細胞論文を巡っては、理研の調査委が調査対象を6件に限定したうえで、そのうち2件を不正と認定して調査を終了した。しかし、今回の報告は論文全体に疑惑が拡大していることを示唆している。
現在、理研本部は調査委の指摘分以外の疑惑の検証に消極的で、今回の問題についても、毎日新聞に「情報提供はあるが提供元は明かせない。調査を求める通報と受け止めていない」(広報室)としている。
理研の川合真紀理事も、論文の筆頭著者である小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)の不服申し立て却下を発表した8日の記者会見で、「新たな調査のプライオリティー(優先順位)は少し下がっていると思う」と述べていた。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140522dde041040046000c.html
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