http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/403.html
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今度は小保方さん追及の責任者が…理研「不正」連鎖の背景
http://gendai.net/articles/view/newsx/149792
2014年4月26日 日刊ゲンダイ
辞任した石井俊輔委員長(右)/(C)日刊ゲンダイ
「ブラックジョークか?」と笑った人もいるだろう。小保方晴子氏の「STAP細胞」の不正論文問題で調査委員会の委員長を務める理化学研究所の石井俊輔上席研究員が、自身の論文に疑義が出たことを理由に、25日、委員長を辞任した。他人の不正を追及する人が自分の論文でミスを犯したのだから、理研は恥の上塗り。笑い話にもならない。
問題の論文はがんが発症する仕組みを研究したもので、2007年に「ネイチャー」の姉妹誌「オンコジーン」に発表された。この中の遺伝子を示した画像に手違いがあったという。理研に問い合わせたところ、以下のような回答だった。
「論文に使った写真の順番が間違っただけで、改ざんや捏造(ねつぞう)ではありません。石井氏は10日ほど前に気づき、『オンコジーン』に報告。その後、ネットでこのことが広まり、24日に外部の人から指摘を受けたのです。石井氏は調査委員会の委員長を辞しますが、論文の内容は正しいので撤回する予定はありません。調査委員会の新委員長は同会の委員で弁護士の渡部惇氏に交代します。石井氏の論文については、これから調査を行うかと思いますが、誰が担当するかは未定です」(広報室)
■キチンと調査しないと泥沼化
石井氏の論文をキチンと調査しなければ、小保方氏に「なぜ私だけ?」と反撃のチャンスを許すことになる。
「理研の監督官庁は文科省ですが、監査が甘いため、研究員はみんな甘やかされている。ベテランの石井氏が写真を間違えるなんて普通では考えられません。そもそもデジタル写真には通し番号があるわけで、それを見れば順番は一目瞭然。しかも何度も厳重にチェックするのが常識。わざとやったんじゃないかと疑われても仕方ないほど初歩的なミスです。ミスに気づいたらすぐに公表すればいいものを、雑誌に伝えただけなのも釈然としません」(工学博士で科学ジャーナリストの秋元格氏)
理研は独立行政法人で昨年度の予算は844億円。そのほとんどが国からの交付金だ。いわゆる“親方日の丸”である。そのうえ「特定国立研究開発法人」の指定を目指していたが……。
「特定国立研究開発法人に指定されたら、さらに潤沢な予算を受けられたでしょうが、これでかなり遠のきました。今後は大学の教授陣などを監査役に招いて論文をチェックする体制をつくるしかない。STAP論文の最終報告では小保方さんに全責任を負わせましたが、今度は“すみません”と謝罪しないと、信用回復は難しいでしょう」(秋元格氏)
国から潤沢な補助を受ける以上、ぬるま湯体質を抜け出さなければダメだ。
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