http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/384.html
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http://31634308.at.webry.info/201404/article_18.html
2014/04/18 22:11
一昨日、阿修羅にSTAP細胞の特許が出ているとして、以下の記事を書いた。ここでは、このような特許が公開されているかどうか、半信半疑であった。実際にあるとして記事を書いた。
『STAP細胞が本物かどうかは、その特許の行末に関わる。』
http://31634308.at.webry.info/201404/article_16.html
今日は、その特許の話が気になり調べてみた。この特許は、確かに国際出願が実際に出されていることが確認出来た。その特許の出願番号、発明者、出願人は以下である。
公告番号 WO2013163296 A1
公開タイプ 出願
出願番号 PCT/US2013/037996
公開日 2013年10月31日
出願日 2013年4月24日
優先日 2012年4月24日
発明者
Charles A. Vacanti, Martin P. Vacanti, Koji Kojima, Haruko OBOKATA, Teruhiko Wakayama, Yoshiki Sasai, Masayuki Yamato,
特許出願人
The Brigham And Women's Hospital, Inc., Riken, Tokyo Women's Medical University
この特許の出願日は、2013年4月24日である。優先日は2012年4月24日であり、2013年の1年前にこの基となる特許が出願されていることになる。
確かに、阿修羅に出ていたように、バカンティ教授が第一発明者である。第二発明者に名字が同じバカンティ氏が居る。第三発明者に日本人のKoji Kojima氏が居て、第四発明者に理研の小保方氏が出て来る。さらに若山氏、笹井氏、東京女子医大の大和氏が出て来る。
ここからわかることは、今回小保方氏の件で記者会見した笹井副センター長は、2013年4月24日の時点では、特許の共同出願者として名前を連ねている。この特許の優先日は2012年4月とすると、ネーチャーに投稿した日よりだいぶ前に、この研究に関わっていることになる。会見で、私は投稿の2、3か月前から原稿校正に関わっただけだという弁明は見事に嘘だとわかる。笹井氏は若山氏と同様、深くこの研究に関わっていたということだ。論文とは違う特許の権利者として関わっている。
特許というのは、学術論文とは違う。特許の請求に書かれている内容で、全ての権利が確定する。例え、科学的に理由がわからなくてもいいのである。
その請求項を見てみた。請求項は1〜74まである。あらゆるケースが書かれている。この中で、もっとも重要なのは第1項の権利請求である。それが以下である。
What is claimed herein is:
1. A method to generate a pluripotent cell, comprising subjecting a cell to a stress.
ストレスに細胞を供することを含む、多能性細胞を生成する方法。
第一項の請求項の訳は上記になっている。これを見ると細胞にストレスを加えて、多能性細胞を生成する方法とある。この請求項の権利が承認されたら、ストレスの種類が化学的、機械的、電気的などに関係なく、どんなストレスでも多機能性細胞が出来たら、全て上記6名の発明者のものとなる。
出願人は、The Brigham And Women's Hospital, 理研、東京女子医大となっているので、特許料は、発明者の貢献度の比率で按分される。巨額な特許料である。その特許の実施補償料が発明者個人に支払われる。これまた、ノーベルが稼いだ額を超えるかもしれない。
若山氏、笹井氏が論文を撤回すべきと言っても、特許が取り下げられない限り、自分たちの権利は残る。バカンティ教授が論文撤回を拒否しているのは、この特許の筆頭者であることから、なるほどと思ってしまう。
理研も論文を撤回すべきと偉そうなことを言っても、この特許が生きている限り、がっちり特許料という利権は確保しているのだ。
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