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新たな万能細胞「STAP細胞」の英科学誌ネイチャー論文に不正があったとされる問題で、疑惑発覚後に記者会見していなかった理化学研究所の主要著者、笹井芳樹・発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長が近く、会見を開いて謝罪する。笹井氏は、理研の調査委員会に「過失とはいえ、責任は重大」と指摘されている。
笹井氏は、胚性幹細胞(ES細胞)研究の第一人者。9日に会見した小保方(おぼかた)晴子氏が研究ユニットリーダーに就任した2013年以降、小保方氏のメンター(助言者)を務めた。STAP論文の発表直後、記者対象の「勉強会」で小保方氏の採用経緯などを説明し「CDBは目利きを徹底的にやる。失敗したらクビ」と話していた。
STAP論文の作成は「小保方氏との共同作業」(理研調査委)で進め、論理構成や文章、図表作成など幅広く指導した。このため調査委は、笹井氏について「データの正当性と正確性などについて自ら確認することなく論文投稿に至っており、研究不正という結果を招いた」と指摘。笹井氏は「深く反省すべきものとして真摯(しんし)に受け止める」とのコメントを発表した。【根本毅】
http://mainichi.jp/select/news/20140410k0000e040191000c.html
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