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捏造認定に「承服できない」! 小保方さん“徹底抗戦”の勝算
http://gendai.net/articles/view/geino/149150
2014年4月2日 日刊ゲンダイ
会見した理化学研究所の野依良治理事長ら(1日)/(C)日刊ゲンダイ
理化学研究所の調査委員会は、STAP細胞論文の改ざんや捏造を小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の単独行為と認定したが、「まるでトカゲの尻尾切り」という指摘もある。ひとりで“罪”をかぶせられそうな小保方さんが徹底抗戦の構えを見せるのも、分からないでもない。
国民の最大の関心は、「小保方さんは何でそんなことをしたの?」と、「で、STAP細胞はあるの?」だろう。
理研は1日の調査報告会見で、小保方論文を「捏造」と断じておきながら、動機については「小保方さんから直接聞いていません」。集まった報道陣をズッコケさせた。
STAP現象についても「今のところ、あるともないとも……」と、先月の中間報告から進展なし。改めて千数百万円もの予算を組み、1年をめどに有無を検証するというが、研究実施の責任者は理研の丹羽仁史氏。小保方論文の共著者だ。
報道陣から「人選がおかしいのでは?」とツッコミが入っていた。
理研は当初、STAP細胞はiPS細胞より短時間で簡単に作れると説明していたはず。それなのに検証作業に1年かかるというのも、素人には理解しがたい。
一事が万事で、まあ、小保方さんでなくても理研に不服を申し立てたくなる。
「1500万円以上かけて研究室を造ってきれいに壁の色まで塗り替え、割烹着の演出で小保方さんを売り出したのは論文の共著者で、彼女を指導していた理研の笹井芳樹副センター長とされる。それに『リケジョの星』に祭り上げた罪は理研にだってあるのに、研究不正、つまり“クロ”と認定されたのは小保方さんだけだった。論文のキモになる部分の画像を『間違えた』という小保方さんも研究者としてどうかと思いますが、理研は笹井さんにだけ甘い、トカゲの尻尾切りだと勘繰られても仕方がないでしょうね」(科学ジャーナリスト)
■小保方さんは「トカゲの尻尾切り」に怒り心頭
心神耗弱状態で研究所に出勤せず、現在、有休消化中という小保方さんはこの先どうなるのか。不服申し立ての期限は、9日。その後に調査委が再調査を行って“クロ”が確定すれば、今度は懲戒委員会が処分を決定する。
「申し立ての勝算は限りなく低い。そもそも理研は、国から巨額の予算がつく特定国立研究開発法人に指定される寸前で、小保方論文のせいで先送りになっています。さっさと幕引きを図りたいわけで、早ければ来月中にも“判決”を出すはず。“単独犯”とされた小保方さんだけがクビになるかもしれません」(理研関係者)
それでも捨て身の争いを選んだ小保方さんは、よっぽど腹に据えかねる思いがあるのだろう。
「改ざん、捏造と決めつけられたことは、承服できない」「STAP細胞の発見自体が捏造と誤解されかねず、容認できない」と鼻息も荒い。心神耗弱状態の割には意外と元気なようだが、泥沼の法廷闘争に発展すれば、理研内部の実態を洗いざらいブチまける可能性も出てきた。
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