http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/278.html
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論文よく読んでいない? 小保方さん博士号にも疑惑〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140326-00000005-sasahi-sctch
AERA 2014年3月31日号より抜粋
理化学研究所(理研)の小保方晴子ユニットリーダー(30)が発表したSTAP細胞の論文について、様々な疑義が指摘されている。疑惑は論文に関してだけでなく、小保方さんの博士号にも及んでいるようだ。
博士の学位は、研究者の「免許証」といわれる。博士であれば一般に、専門の知識や技能、研究者に必要な作法を身につけているとみなされる。有力大学の博士号だと、高いレベルで研鑽を積んだ優秀な人物と思われやすい。
小保方さんの博士論文の題目は「三胚葉由来組織に共通した万能性体性幹細胞の探索」。博士課程のとき約1年半留学した、米ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授が唱える説を発展させた。審査員からは「極めて意義深い成果」「興味深い知見」と評価された。 そうして博士号を得たからこそ、小保方さんは理研に受け入れられ、STAP細胞の研究もできた。
だがこのところ、その小保方さんの博士論文に関し、評価を覆しかねない疑問点が、次々と指摘されている。
▽全体約100ページの冒頭20ページが、米国立保健研究所(NIH)のウェブサイトの文章とほぼ同じ
▽参考文献リストが、他人の論文の文献リストとほぼ同じ
▽細胞の画像が、民間企業のウェブサイトの画像とそっくり
こうなるともち上がるのが、きちんと審査したうえで学位を出したのか、という疑念だ。
「論文をよく読んでいないとしか思えません」
愛知淑徳大学の山崎茂明教授は、そう話す。『科学者の不正行為─捏造・偽造・盗用』の著書がある山崎教授は、小保方さんの博士論文について、参考文献リストの年号表記が章によって統一されていないなど、不備が目立つと指摘。注意して読めば、コピー・アンド・ペースト(コピペ)が強く疑われる内容だと述べる。
揺れる小保方さんの博士号。背景には、1990年代から政府が進めた「大学院重点化」の影響がうかがえる。
欧米に比べて少ない博士を増やし、とりわけ科学技術の国際競争力を高めることを狙った政策。小保方さんが博士課程に進んだ08年度は、同課程の学生数は約7万4千人に上り、30年前に比べ4倍近くに増加した。
その結果、定職につけない博士号取得後の研究者(ポスドク)の大量発生とともに、博士の質の低下も指摘されるようになった。以前なら博士課程に進めなかった学生が多数、進学するようになったためとされる。
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