http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/267.html
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小保方のネイチャー論文では、博士論文からの画像流用が行なわれている。このことについて、小保方と笹井は理研の調査委員会の聞き取りで、画像につけていた名前がたまたま同じだったので「取り違え」たと説明している。この説明がウソであり、故意に流用していたことは11jigen氏のサイトで指摘されている。
http://stapcells.blogspot.jp/2014/03/stap.html
この投稿では、小保方がネイチャー論文への画像流用が発覚しないよう巧妙な方法で細工を行なったことを分かりやすく詳しく解説し、画像流用が単なる「取り違え」ではなく、誰から見ても明らかな故意であり、流用が発覚しないよう手の込んだ極めて悪質な実験結果の「ねつ造」であることを明らかにする。
次の図はネイチャーの第1論文に掲載されている奇形種(テラトーマ)の画像である。博士論文からの盗用が行なわれたのは下に並んでいる3つの画像だ。この画像の上部、文字が書かれている背景が黒く塗りつぶされていることが分かる。流用元の博士論文の画像では塗りつぶしはない(正確に言うと右側の画像だけは塗りつぶしがある)。
ネイチャー論文ではマウスの脾臓から取り出した細胞を弱酸性で処理してSTAP細胞を作成し、マウスに注射してテラトーマを形成したことになっているが、博士論文では骨髄から取り出した細胞を細いスポイトに繰り返し通してストレスを与えた細胞を用いたことになっており、2つはまったく異なる実験である。
ネイチャー論文で文字が書かれている部分を黒く塗りつぶした理由は何だろうか。それは次に示す流用元の博士論文の画像を見ると分る。
博士論文の画像にも文字が書かれているが、この文字のフォントをよく見ると、ネイチャー論文のフォントと異なっている。この画像をそのまま流用するとこの画像だけ異なるフォントとなってしまい、すぐに怪しまれるのでネイチャー論文のフォントと同じフォントに書き換える必要が生じた。ここで小保方が博士論文のPDFの元となったWordの文書ファイルを持っているのであれば、その画像のテキストのフォントをネイチャー論文に合わせれば一番簡単なのだが、小保方は博士論文のWordファイルを持っていなかったようだ。そこで小保方はどうしたか。
博士論文から直接画像データとしてコピーし、文字の部分を黒く塗りつぶしてその上にネイチャー論文と同じフォントを用いてテキストを書いた。このことは、ネイチャー論文のPDFファイルを編集することが可能なAdobe Acrobatで開き、流用した画像を構成しているパーツをバラバラにすることで明らかとなる。次に示す画像は流用した画像を構成しているパーツをバラバラにしたものだ。
この画像では、3つの黒い背景部分とネイチャー論文と同じフォントを用いたテキストと流用元の博士論文の画像にそれぞれ分解している。ここで真ん中と右側の画像の間に「奇妙な細長い棒状のもの」があるが、このパーツが必要な理由はこの後で説明する。
左側と真ん中の画像は一繋がりの画像である。右側の画像とは分かれている。それぞれの画像の上部にゴミのような線が見えるが、これは11jigen氏が指摘しているように博士論文の画像からコピーするときに上の画像の最下部部分がわずかに含まれているためである。
小保方は博士論文から画像を流用し、さらに流用したことが発覚しないように画像のテキストのフォントを黒いフレームで隠し、その上にネイチャー論文と同じフォントでテキストを書いた。小保方がやったのはこれだけではない。博士論文の画像をよく見てもらうと分るが、3つの画像の間隔がそろっていない。このままでは見た目がよくない。こういう場合は画像編集ソフトを使って右側の画像を左側にちょっと移動させれば簡単に間隔を揃えることができるが、小保方はそうしなかった。
小保方がやった方法は実に手が込んだ方法だった。3つの画像の間隔を揃えるために小保方がやった方法はこうである。
1. 博士論文から左側と真ん中の画像だけコピーし、編集ソフトに貼り付ける。
2. 博士論文から左側と真ん中の画像の間を双方の画像の端がぎりぎり含まれるように細長い棒状にコピーし、編集ソフトの画像の右側に貼り付ける。
3. 博士論文から右側の画像だけをコピーし、編集ソフトの画像の右側に貼り付ける。
どうしてこんなややこしいことを行なったのだろうか。おそらく小保方が編集ソフトに画像を貼り付ける際に、隣り合う画像の間隔が調節できなかったためだと考えるほかない。そこで小保方は画像の間隔を合わせるためにダミーの画像を間に挟むことにした。この細長い棒状の画像の最上部に点のようなシミが見えるが、これはこの画像が左側と真ん中の画像の間からコピーしたものであることを示している。ネイチャー論文の画像の間隔が真ん中の画像と右側の画像との間が左側にくらべて若干狭くなっているのは、ダミーの画像を切り貼りする際に画像圧縮でノイズが出たためと思われる。
しかし、論文編集ソフトにAdobe Acrobatのような高度なソフトを使えば、画像やテキストの配置は自由自在に行なえる。小保方がやったような面倒なことを行なう必要はない。問題の流用画像以外の画像は、非常に複雑な配置であるがきれいにひとつひとつがレイアウトされており、流用画像のように画像の間隔を開けるためにダミーの画像を挟むような不必要なことは行なわれていない。この画像だけが著しく稚拙なやり方でレイアウトされている。
おそらく問題の流用画像は小保方がWordで作成したのだろう。Wordでも画像のプロパティを適切に指定すれば自由に配置することができるが、小保方はそのやり方が分らなかったと思われる。論文の実質的な作成を行なった笹井は必要な画像を小保方からWordで提供を受けた。笹井から実験画像の提出を求められた小保方が博士論文から画像を流用する際に、画像の間隔の不ぞろいを修正しようとして頭を絞って考えついた方法がダミーの画像を挟みこむという方法だった。小保方は最後に画像とテキストを1つにグループ化して笹井に渡した。笹井はそれを論文編集ソフトで貼り付けたということになる。
以上述べたように手の込んだ偽装工作が行なわれており、このことから画像の流用は小保方の言うような「取り違え」ではなく、故意による実験結果の「ねつ造」であることは明らかである。
この一点だけ取ってみても「研究不正」行為そのものであり、小保方には厳しいペナルティが課せられるべきである。
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