http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/257.html
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1月28日、実験室の設備を紹介する小保方晴子・研究ユニットリーダー(共同)
小保方さん、博士論文撤回を早大に申し出
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20140315-1270454.html
2014年3月15日11時12分 日刊スポーツ
新たな万能細胞「STAP細胞」の論文を発表した理化学研究所(理研)の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)が、早稲田大時代に博士号を得るために提出した3年前の博士論文を取り下げる意向があることが14日、大学関係者への取材で分かった。博士論文については、使われている画像がSTAP細胞論文に流用されているなどの疑いが浮上していた。理研は同日、都内で会見。小保方さんの近況とともに、文章や画像の切り貼りについて「やってはいけないとは思っていなかった」との認識だったと明かした。
小保方さんの博士号が取り消される可能性が出てきた。早大広報室広報課は日刊スポーツの取材に対し「小保方さんから、学内の教員に対し連絡があり、博士論文の取り下げの申し出があった」と明かした。一般論として、博士論文が取り下げられた場合、博士号の取り消しとなる。
博士論文は、動物の体から万能幹細胞を探し出す研究。冒頭部分約20ページが、米国立衛生研究所のサイトの文章とほぼ同じ記述であることが判明している。現時点で本人から大学側に正式な申し出はないが「あった場合は、対応を検討する」とした。
米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙の電子版は、小保方さんが同紙の取材にメールで応え、メディアに広がっている「博士論文」について「下書き段階のものが製本され残ってしまっている」と説明したという。この報道について広報課は「WSJ紙に届いたという『メール』が本人のものか確認できない」とした。
一方、理研の会見では、現在神戸にいる小保方さんが「未熟だった」と話していることや、直近の様子も明らかになった。ネイチャー誌に掲載された「STAP細胞論文」に博士論文画像が流用されている疑いが浮上した10日、所属する発生・再生科学総合研究センターの竹市雅俊センター長がSTAP細胞論文の撤回を求め、「心身ともに消耗した様子で『はい』とうなずいていた」と振り返った。現在は「研究所に来られる精神状態じゃない」とし、出勤していない。
これまでの事情聴取で、文章や画像の切り貼りについて小保方さんは調査委に「やってはいけないとは思っていなかった」と話しているという。事情聴取は3回行われ、徐々に受け答えの様子が変わっていった。初回は2月20日で、調査委員会の石井俊輔委員長が神戸に赴いた。「クールに質問に答えていた」が、3回目となった今月1日のテレビ会議では多くの資料提供を要求していたため「相当お疲れの様子でヒアリングの内容が伝わりにくかった」と振り返った。ただし石井委員長は3回の聴取の中で小保方さんから「(博士論文の)説明がなかったことが調査の大きな論点」とした。
調査関係者が同センターを訪れた際には、かっぽう着で歩く姿も目にされたという。「リケジョ(理系女子)の星」から一転、疑惑の中心になってしまった。前へ進むためにも、本人の口から早期の説明が待たれる。
◆小保方晴子(おぼかた・はるこ)1983年(昭58)6月29日生まれ、千葉県松戸市出身。東邦大東邦高から、02年に特別選抜入試1期生として早大理工学部応用化学科に入学。微生物が専門だったが、同大大学院に進んで研究分野を転向、早大が東京女子医大と共同で立ち上げた「先端生命医科学センター」で再生医療の研究を行う。理工学研究科応用化学専攻修士課程を修了。その後、ハーバード大医学部のチャールズ・バカンティ教授の研究室に08年から2年間留学して、万能細胞について学ぶ。早大理工学研究科生命医科学専攻博士課程修了。11年理化学研究所入り。
◆博士号 大学院の博士課程を修了した者に大学から授与される学位。大学の学部修了で授与される学位は学士号。大学院の博士課程の前期か、修士課程を修了した者には、修士号が授与される。
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