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小保方さん、米紙で反論 広まっている「博士論文」は下書き(ZAKZAK) 
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/252.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2014 年 3 月 14 日 17:19:29: AtMSjtXKW4rJY
 

               小保方晴子・研究ユニットリーダー


http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140314/dms1403141535006-n1.htm
2014.03.14


 ダウ・ジョーンズ通信によると、小保方氏は14日、早稲田大に提出したものとしてメディアに広まっている「博士論文」について「学位審査をパスした(最終的な)ものではなく下書き」と反論した。米紙ウォールストリート・ジャーナルの取材に電子メールで答えた。

 報じられている英語の「博士論文」は骨髄から採取した細胞がさまざまな細胞に変化できることなどを示したもので、約100ページのうち、冒頭の26ページを割いて幹細胞研究の意義や背景を説明しているが、うち20ページは米国立衛生研究所(NIH)のサイト中とほぼ同じ記述だったと指摘されている。

 「STAP細胞」論文の画像は「博士論文」からの流用との疑惑も持ち上がっている。


 

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コメント
 
01. 2014年3月14日 18:18:25 : nJF6kGWndY

まあ、SATP研究はともかく、nautre論文自体がブラックであることは、ほぼ確定だから D論なんて、今さら、どうでもいいし

既に日本の事件ネタ化しているがw

せっかく反論するなら、せめてpdf化したD論もアップした方が良いだろうな

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304730304579438263049340856.html
2014年 3月 14日 13:44 JST
「下書きで使った物が残っている」―小保方氏、博士論文巡る疑惑で 
小保方晴子氏
 【東京】多くの疑問点が指摘されている幹細胞に関する2つの論文の筆頭執筆者、小保方晴子氏(30)が数週間に及ぶマスコミへの沈黙を破って14日、疑惑の一部について説明した。

 小保方氏は14日朝にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)宛てに電子メールを送り、2011年に博士号を取るため早稲田大学に提出した博士論文の無断引用疑惑について回答した。

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 問題の博士論文は、幹細胞の研究成果をめぐる疑惑を追跡している匿名のブロガーがネットに掲載したもので、その一部が米国立衛生研究所(NIH)のサイトの文章と酷似している。

 小保方氏は電子メールで「現在、マスコミに流れている博士論文は審査に合格したものではなく下書き段階の物が製本され残ってしまっている」と説明。

 さらに、下書き段階で参考のために転載した文章や図表が引用も訂正もなく、そのまま残っていると述べた。大学側には、小保方氏が下書きだとしているこの論文の撤回を要請したという。

 早稲田大学の広報担当者は、そのような要請は認識しておらず、別版の博士論文についても知らないと述べた。また、大学による博士論文について指摘された疑問点に関する調査は継続中だと話した。

 幹細胞の革新的な作製方法を約束するとされる小保方氏の研究成果については、同氏が勤務する理化学研究所が疑惑をめぐる調査の中間報告を準備しており、14日午後に理研による記者会見が行われる予定。


02. 2014年3月15日 00:15:27 : nJF6kGWndY
まあ、大体、予想通りの展開だ

早稲田のD論コピペ自体はありがちな話だが

完全に理研再生部門の権威は失墜し、今後は、常に疑いの目で見られそうだな

natureも改革が必要になるし、まだ、この問題は、暫く長引く

http://sankei.jp.msn.com/science/news/140314/scn14031423360020-n1.htm
米教授「論文撤回すべきでない」 理研と協議へ
2014.3.14 23:35
 STAP細胞の論文問題で、共著者のチャールズ・バカンティ米ハーバード大教授は14日、「示されたデータが誤りであるという説得力のある証拠が現時点で存在しない以上、論文は撤回されるべきではないと信じる」とする声明を、所属するブリガム・アンド・ウィメンズ病院を通じて発表した。

 ただ「今後の決定は重要なので、何らかの提案をする前に共著者全員と話をしようと計画している」として、論文撤回の可否について理化学研究所チームと協議する考えを示した。

 バカンティ氏は「論文に対して示された懸念がどれほど重いかを見極めるため、理研の正式な調査結果を待つ」としながら、STAP細胞の成果は「小さな誤りや外部からのプレッシャーによって無視するにはあまりにも重大だ」と強調した。(共同)

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http://sankei.jp.msn.com/science/news/140314/scn14031422450017-n1.htm
【STAP細胞】6項目中4項目「不正」判断先送り 理研中間報告、解明遠く
2014.3.14 22:37
 STAP細胞論文の調査委員会は14日の会見で、理研の小保方晴子研究ユニットリーダーらが、ネイチャー論文の核心部分となる画像を流用したことなどを認定した。不正の有無については、悪意があるか現時点では判断できないとして結論を先送りした。

 核心部分の画像流用認める

 調査委によると、中間報告の調査対象は主に6項目。うち2項目はネイチャー誌による画像圧縮や、論文に不要な画像を削除し忘れたミスが原因で、不正ではないと判断された。残り4点は継続調査が必要とした。

 論文にとって重要なSTAP細胞が体のさまざまな組織の細胞に分化できることを示す画像は、小保方氏が平成23年の博士論文に掲載した、骨髄由来の万能細胞を用いた実験の画像に酷似すると指摘されていた。

 これについて調査委は「同一の実験材料から取得されたデータであると判断せざるを得ない」とし、博士論文からの流用と認定。ただ、故意に行われたかどうか不明として、不正の有無については今後の調査に先送りした。

 調査委によると先月20日、小保方氏らがこの画像を修正したいと申し出たときには、データ管理で混乱が生じたために「画像を取り違えてしまった」と説明していたという。その際には、博士論文の画像だとの申告はなかった。

 調査対象「明らかにできない」

 ほかに調査委が調べたのは、海外の研究者の論文から実験方法などを無断引用した疑い。小保方氏は「文献を参考にしたが、引用元の記載を忘れた」と説明したといい、「他人の論文を何らかの方法でコピーした」と認定した。

 調査委の石井俊輔委員長は「現時点で完全な捏造(ねつぞう)と断定された部分はない。調査継続中のものは、事実関係を把握した上で不正の有無を判断する」とした。調査対象は今回報告した6点だけではないとしたが、具体的には「明らかにできない」と明言を避けた。

 中間報告を通して見えるのは、現時点では加工などの外形的な事実関係の有無だけ。流用がなぜ行われたのか、何が不正行為にあたるのかという真相解明にはほど遠い内容だ。


http://sankei.jp.msn.com/science/news/140314/scn14031420430014-n1.htm
【小保方氏問題 理研4時間会見詳報】(1)「未熟であったと反省の言葉を述べている」小保方氏動向に回答
2014.3.14 20:37
 《理化学研究所などが発表した新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」。当初は万能細胞を簡単に作る革新的な成果として称賛されたが、筆頭著者の小保方(おぼかた)晴子・理研研究ユニットリーダーらが執筆した論文に不自然な点があることが次々に判明し、理研は14日、論文の疑義に関する調査の中間報告会見を行った》

 《会見に出席するのは、平成13年にノーベル化学賞を受賞した野依良治理事長ら理研の幹部だ。会場となった東京・八丁堀にあるビルの会議室には、200人を超える報道陣が詰めかけた》

 《当初、会見は午後2時からとアナウンスされていたが、この時間になってやっと資料配布の準備が始まった。集まった報道陣に資料が行き渡ったところで、後方の扉から会見に出席するメンバーが硬い表情で入場。そのままひな壇に用意されたいすに腰を下ろした。そこに、注目された小保方氏の姿はない》

 《ひな壇に並んだのは、向かって左から、竹市雅俊発生・再生科学総合研究センター長、川合真紀理事(研究担当)、野依理事長、米倉実理事(コンプライアンス担当)、石井俊輔調査委員会委員長の5人だ》

 《午後2時7分、会見が始まった。最初に野依理事長らが起立する》

 野依氏「まずは、このたび理研の研究者が発表したSTAP細胞の研究論文に疑義があったことについて、世間の多くの皆さまにご迷惑、そしてご心配をおかけしたことをおわび申しあげます」

 《深々と頭を下げて謝罪する野依氏ら。カメラのフラッシュが激しくたかれるなか、野依氏らは10秒ほど頭を下げた》

 野依氏「これから詳細については順次説明させていただきますので、どうかお聞きいただきたいと思います」

 《着席すると、石井氏が、調査を行った6点の問題について説明を始めた》

 《石井氏の説明のポイントは、6点のうち2点は不正には当たらずと判断し、残り4点は継続して調査する、というもの。残り4点のうち、小保方氏の博士論文の画像が流用されたとの指摘については、同一の実験から得られたデータと判断せざるを得ないとした》

 《石井氏の説明を受けて、川合氏が今後の方針について説明する》

 川合氏「今後とも慎重に調査を継続して、できるだけ速やかに最終的な調査結果を報告し、理研としての説明責任を果たして参ります。最終的な調査報告で仮に不正が認められた場合には、厳正に対処していく所存でございます」

 「これまで確認できた事実から、科学者としての倫理に違反する振る舞いが多々あったことは事実。倫理観を再確認せざるを得ないことは誠に残念に思うと同時に、研究倫理の欠如は見逃せない。早急に理研の倫理風土を改めるべくアクションを起こして参ります」

 《さらに、小保方氏が所属する発生・再生科学総合研究センター長の竹市氏が続けた》

 竹市氏「本論文を速やかに撤回し、研究をやり直すことが最も重要であると私は判断し、論文の撤回を著者に勧めました。ただし、責任著者の合意を得た上で撤回についての最終判断はネイチャー誌に任されております。誠に遺憾であります。私どもは、今回の出来事を教訓として、これまで以上に研究の実施、論文の作成等における倫理観の育成、適正な情報管理をおこなうための心構えを再確認し、再びこのような自体が起こらないよう最善を尽くして参ります」

 《会見開始から約30分後、理研側の説明や釈明が一通り終わると、集まった報道各社からの質問が受け付けられた。最初に記者から飛び出した質問は、渦中の小保方氏に関するものだった》

 記者「小保方さんは今、どこで何をしているのか。今回の件については故意であったのか、(意図的ではない単純な)ミスだったのか」

 川合氏「小保方は現在神戸におります。本人は掲載した画像が間違いであったということを調査委員会の方に報告しています。本人のコメントはそれで一貫しております。未熟であったということについては非常に反省の言葉を述べているということです」

 竹市氏「故意か単純な間違いかという点については、調査委員会でも色々なデータ、関連する人のヒアリングをおこなって客観的に判断したいと思います」

 記者「本人が公の前に出て話すのは、いつになるのか」

 川合氏「調査の最終報告書が出来上がり、皆さまに公表する時期が適切な時期と考えています」

 記者「あとどのくらいかかるか」

 竹市氏「調査が終了することが大前提であるが、調査委員会では非常にスピーディーにやろうとしています。一方で、データを取り寄せて解析することがある程度の時間がかかるということはご理解ください」

 《問題発覚後、当初は「研究成果自体は揺るがないと考えている」との見解を示してきた理研。記者からは、中間報告を受けた理研としての見解を改めて求める質問が上がった》

 記者「不正の疑いが多いから、調査が継続中になっているのか。理研としての主張はSTAPはまだあるという主張なのか」

 石井氏「諸々のデータを集めて関係者のヒアリングをしないと判定できません。これまでの結果、完全に捏造(ねつぞう)であるということはまだないと言うのが現状です」

 竹市氏「私の見解は第三者による検証を待つしか、科学的な答えはできないと思います」 

 記者「理研の立場としては、STAP細胞を作成することに成功したという事実は揺るがないという主張のままなのか」

 竹市氏「理研がそういうことを主張することはありません」

 《問題発覚後の「研究成果は揺るがない」との主張から、一転する説明が飛び出した。すかさず、この点について、同じ記者が別の角度から質問を繰り返したのだが…》

 記者「共著者の山梨大学の若山照彦教授は、実験する際に使ったSTAP細胞は小保方さんに渡されたものを使って実験をしていたということだが、受け取っていた細胞自体が本物かどうか疑念を抱いているように感じた。このことについて、小保方さんはどのように説明しているのか」

 竹市氏「私は、その点は著者間の問題ですので、回答はできません」

 記者「STAP細胞の存在疑義についてはどう判断しているか」

 石井氏「調査委員会は不正があったかどうか判定するということがミッションなので、STAPがあったかどうかについては調査委員会の範囲を大きく超えてしまう。むしろサイエンスコミュニティーで決着をつける必要があるものだと思っています」

 《STAP細胞の存在について、理研は会見で、このような説明に終始。明確な回答を避け続けた》

 《続いて質問があったのが、理研の論文の審査体制だ》

 記者「ネイチャーのような権威のある雑誌で論文を発表をする際の、理研の論文のチェック体制はどうなっているのか」

 川合氏「理研では、所属長の許可を得て論文を投稿したりするシステムになっています。科学者であるのでシステマチックに全部をチェックするかどうかはケース・バイ・ケースであると認識しています。著者本人は書いてある全部について責任を持てることが倫理的な責任であると思っています。(今回は)不注意というにはあまりにも多いミスリードがあったので、理研としては全員にきちんと徹底した教育をするつもりです」

 記者「チェック体制がずさんだったとは言い切れないということか」

 川合氏「システムとしてのチェック体制がずさんであったとは言い切れません。科学であるので、科学の発想の自由度を担保しないと新しい科学は生まれてきません。自由度を保つ一方で間違いがないようにという両者のバランスを取ることが重要だと思います」

 《実は野依氏は今回の会見への出席予定はなかった。急遽会見に出席することが決まった理由も質問に上がった》

 記者「出席者は理事長がいることが聞いていなかった。理事長自身が会見に出席される思いに至ったのはなぜか」

 野依氏「最も大事な会見だろうということで、出ることにしました」

 記者「理研のスタンスとして、STAP細胞が作成できることには確信があるという報道がある。理事長は、STAP細胞とSTAP幹細胞の存在について確信はあるのか」

 《野依氏は、いったんマイクを持ったものの、すぐ竹市氏にマイクを渡した》

 竹市氏「科学の世界においては確信をどうもつかも問題。証拠が完全であると判断されれば、その発見者は確信を持つことになります」

=(2)に続く

【小保方氏問題 理研4時間会見詳報】(2)「科学者としては非常に未熟」小保方氏をバッサリ
2014.3.14 22:13
 《同じような質問が繰り返され、間延びした感が漂い始めた会見場。そうした中、出てきた質問は再び小保方(おぼかた)晴子・理研研究ユニットリーダーの現状についてだった》

 《14日、米紙ウォールストリート・ジャーナルの取材に対し、盗用が指摘されている博士論文について、「学位審査をパスした(最終的な)ものではなく下書き」と反論した小保方氏。記者からは、これまでの沈黙を破った小保方氏の現在の心境について質問が出た》

 記者「小保方さんは、もしかしたら発言したいのではないか。この行動についてはどう考えているか」

 川合真紀理事「本人の発言の自由を妨げることはできません。調査を公平に行うために、これに関することは今はお答えしないでいただければな、という思いはあります」

 《「最終報告まではコメントは控えてほしい」。理研の、そんな本音が透けてみえる答えだった》

 《一方で、あくまでSTAP細胞が存在するかどうかは、第三者の再現実験の成功の有無で判明するという見解を繰り返す理研。記者から、現時点での再現実験の成功例を問われた》

 記者「改めて理研の中で小保方さん以外の第三者はSTAP細胞の研究は成功しているのかを聞きたい」

 竹市雅俊発生・再生科学総合研究センター長「共著者に関しては成功したという例はまだ聞いていません」

 記者「共著者の研究結果についてはどうか」

 竹市氏「共著者の複数は自身で検証を重ねていて、ポジティブな結果を得たとは聞いています。それ以外はありません」

 記者「小保方さんは再現実験に成功したといっていて、(共著者の)丹羽仁史さんは今、トライしていて成功してないということになっている。実際はどうなのか」

 川合氏「第三者がSTAP細胞に成功したとは聞いている。『確実です』とはいえませんが、『事実はある』と、報告は受けています」

 《再現実験の成功事例については、「報告」に止まっているのが現状のようだった》

 《続いての質問は、今回の問題を受けての理研の責任を問いただす内容だった》

 記者「理研からこういう論文を、世界に発信したことは理研だけではなくて、日本全体の科学技術に厳しい目が寄せられることになるのではないか」

 《野依良治理事長が顔を赤らめて、次のように答えた》

 野依氏「大変由々しき問題だと思っております。やはり、科学の主張をするわけですから、それを説得させる客観的事実が論文に記載されるべきでありますが、極めてずさんな取り扱いがあったと思っております。あってはならないと思っています」

 記者「あくまでSTAP細胞の事実確認は科学者に任せるということでよいか」

 川合氏「真偽の程について科学者コミュニティーの中から疑問が出てきており、日々強くなっているということも事実です。その環境の中で発見が本当に正しかったかどうかについては、科学者コミュニティーの見解を待たなければならないと思います」

 記者「小保方さんが外部に提出して判定してもらうという手法もあるか」

 竹市氏「理研とは何も関係ない研究者が検証することが一番確かだと思います」

 《今回、英科学誌「ネイチャー」に論文を投稿することになった審査の経緯と今後の対応についても改めて質問があった》

 記者「そもそも画像や文書の客観的調査は、どこまで行おうとしていたのか」

 川合氏「出版社側と、出版物がチェックされてオープンになるまではあまり外に漏らさないようにという契約があります。一般的な科学者の常識として、共著者全員、著者として書かれている方々であるので、普通は全員が中身を検証し投稿するものだと思っています。ただ今回それが成されているとは言い切れないので、理研の中で確認を取っていきます」

 記者「チェック体制という点では今後どういった見直しをするのか」

 川合氏「個々の研究者の倫理観を上げていきます。これ以外の対処の仕方は難しいのではないでしょうか。所属長の責任という意味では、所属長がそれをきちんと確認するということを強めていきたいと思います。一方で、科学のフリーダムを考えたときに、多数決で決めるということはできないと思っています。できる限りこのようなことを無くす努力をしていきたい」

 《改善策を示す一方で、問題の根本的な原因に対する分析が見えてこない今回の会見。記者からは、理研の認識を問う声が上がった》

 記者「現時点で判明していることで、倫理に反するのは具体的にどの部分か」

 川合氏「切り張りして、くっつけること自体が研究者倫理に沿っていないという指摘を受けています。倫理的には正しくないデータ処理を行なったということになります。悪意のある改竄(かいざん)かどうかは、先ほど委員長がご紹介した通り、今後の調査結果で判断したいです」

 記者「名前の出されている論文の著者3人(小保方氏、笹井芳樹氏、丹羽仁史氏)は論文を撤回する意思があると考えていいか」

 竹市氏「私が撤回を勧めた段階では3人が同意したと私は理解しています」

 《論文が撤回される公算が大きくなっていることをにおわせる発言。続いて筆頭著者の小保方氏が理研の調査に対して行った説明の内容が、明かされた》

 記者「画像取り違えについて、小保方さんはどう説明しているか」

 石井俊輔調査委員会委員長「小保方さんの説明は、『だいぶ、昔に行った実験で同じような画像を使っていて、その画像を間違って使ってしまいました』というのが彼女のストレートな説明です」

 記者「『間違って使った』ということか。そういうことはあり得るのか。小保方さんを追及しなかったのか」

 石井氏「そこが、調査継続中になっていることをご理解いただきたい」

 記者「共著者の内で1人だけ(論文撤回に)同意されていない方(チャールズ・バカンティ米ハーバード大教授)がいる。彼はまだ撤回には同意しないのか」

 竹市氏「そう聞いております」

 《ここで、質問はまた、小保方氏の動向に移った》

 記者「小保方さんは神戸で何をしているのか」

 竹市氏「それは個人的な問題なので答えることはできません。現在はこういう状態ですので研究は停止しております」

 記者「他者の論文を引用なしに、(自分の)論文に入れてしまったことはどう考えているか」

 川合氏「引用しないで文書のコピーを済ますことは明らかにあり得ない。それはその通りです」

 記者「この点について小保方さんの科学者の責任は」

 竹市氏「科学者としては非常に未熟だと考えています」

 《STAP細胞に関する論文が発表された当初は、革新的な成果を出したとして称賛された小保方氏。竹市氏は、そんな科学者を改めて「非常に未熟」と切って捨てた》

=(3)に続く

【小保方氏問題 理研4時間会見詳報】(3)「反省してもらいたい」ノーベル賞受賞者・野依理事長が苦言
2014.3.14 23:10
 《STAP細胞の論文に調査している理化学研究所の記者会見。英科学誌「ネイチャー」に論文を投稿することになった審査の経緯と今後の対応について、改めて報道陣から質問が繰り返される》

 《ネイチャーは世界で特に権威のある学術雑誌の一つと評価されており、世界中の研究者が注目するだけに、掲載されることの意義は大きい》

 記者「小保方さんらにとって2013年度中にメジャーな雑誌に載せることは重要なミッションだった。これを達成するかどうかで成果に大きな影響があったという理解で良いか」

 竹市雅俊発生・再生科学総合研究センター長「優れた研究結果を発表することはもちろん重要な成果になります。それが2013年であろうが何年であろうが、えりすぐれた論文を発表することはうれしいことだと思っています」

 記者「STAP細胞が実はES細胞ではないかとの指摘もある。そういうことを理研内では確認しているのか」

 竹市氏「そういう指摘があることは把握しています。調査の対象になると考え、調査委にデータの提供もしています」

 記者「博士論文について、メディアに出ている小保方さんの博士論文が下書きという報道も出ている。調査委が持っているものは本物なのか」

 川合真紀理事「早稲田大から正本をもらっています」

 《影響力の大きさを考慮し、論文の取り下げについて質問が及ぶ。記者は小保方さんらの処分についても言及する》

 記者「(米ハーバード大の)チャールズ・バカンティ教授以外の共著者は取り下げに賛成なのか」

 竹市氏「声明に若山先生の名前が入っていないのは、自身で意見するということなので。センター内の著者ということ」

 記者「理研のメンバーについてはどうなのか」

 竹市氏「撤回をネイチャーに申請する際には、全員の署名が必要になります。現在はまだ撤回の最終段階ではないので、それぞれの意向は確認していません」

 記者「『白紙に戻す』というのはどういう意味か。研究自体を完全に撤回するということか、STAP細胞自体は揺るぎないとの認識のうえで論文を再度書き直すという意味か」

 竹市氏「著者にとってはいったん白紙に戻して、もう一度出し直すと言うことになると考えているだろうと思います」

 記者「厳正な対応とはどういうことか。解雇もありうるのか」

 米倉実理事「調査の結果を見て対応します。調査段階では予断を持ったことは言えません」

 記者「最初の論文と矛盾したものが出てくるとなると、再現もできないのでは。信頼を取り戻すには何をすべきと考えるか」

 竹市氏「プロトコル(実験の手順)の改定はしていません。検証するにはより詳細なプロトコルが必要と認識しています。STAP細胞を検証する前段階にあり、いろいろな疑問が言われている中、著者はこうしてこうなった、ということを説明したいと話しています。それをどのような形で出すか、現段階では公表しません」

 記者「コンプライアンスを詳細にまとめたものあるのに、あえて調査委立ち上げた意味は」

 米倉氏「コンプライアンス室が受けたことと、そういったことを検証して専門的な調査が必要だということになると、今回のような調査委員会を作って対応いたします」

 記者「プロトコル自体は取り下げないことはよくあることなのか」

 竹市氏「論文を撤回したら、プロトコルを撤回すべきかどうかということですね。プロトコルそのものに不正があるかどうか、判断できていません。不正であると判定されたら、プロトコルも撤回すべきと考えていますが、まだ不正かどうか判定されていないので」

 記者「中間報告を本人の意見と確認する術はない。中間報告に本人が出てきて弁明できないのはどうかと思うが」

 米倉氏「今回のような中間報告では、規定上、想定していませんでした」

 記者「研究不正の定義には改竄(かいざん)、捏造(ねつぞう)、盗用がある。悪意があるかどうかというのはわからないのだが、悪意の有無にかかわらず、不正と認定されたものもあったか」

 石井俊輔調査委員会委員長「調査が継続中というのは、不正ではないと認定したわけではない。ご指摘のところをまさに議論していること。経験の浅い学生と10年選手がやるのとではずいぶん違うので、慎重に議論している」

 川合氏「理研としては、調査委の結果を待っている。中身を見て、それに見合う手立てを行うことになると思う。現時点ではその程度がわからないので、予想できない」

 《調査中で、“不正”認定までにはいたっていないが、野依良治理事長も、今回の問題に対する見解は厳しいものだった》

 記者「野依理事長は『大変ゆゆしき問題で、極めてずさん』と言ったが、研究者として続けることは疑わしいのでは。これだけのダメージを理研に与えているのに、まだサポートするのか」

 野依氏「不正があった場合に処分するという話があったが、未熟な研究者が膨大なデータを無責任に扱ってきたことはあってはならないこと。徹底的に教育し直さなければならない。倫理教育をもう一度徹底してやり直し、指導していきたいというスタンスです」

 記者「教育だけでなんとかなるのか」

 野依氏「仮に故意でも故意でなくても、シニアになれば責任は重いと思う」

 《小保方氏について、ほかの理研幹部と同様に『未熟な研究者』と指摘した野依氏だったが、現時点での処分については明言を避けた》 

 記者「しかるべき段階で、いまの発言に見合う処分をするということか」

 野依氏「処分という表現は適切かどうかわからない。まずは反省してもらいたい」

 《最終報告が待たれる今回の問題だが、中間報告の現時点では、真相解明には、まだまだ多くの解決すべき懸案があるようだ》

 記者「必要のない画像が残っていたり、実際と異なる手順が書かれていることは、共著者の人が見ればすぐわかるはず。初歩的なミスはなぜ起こったか」

 竹市氏「残念としか言いようがないですね。どうしてこんなことが起こったか、私自身が理解しがたい」

 野依氏「今回の事例の特徴は、4チーム14人の協力者がいるということ。ここに一つのポイントがある。伝統的な科学研究では、多くは比較的狭い分野別に行われ、単一の研究グループによって行われていたことが多かった。今はネットワーク型で、先端的な研究は分野横断的に行われ、複数のグループが共同作業することが多い。各グループの確実な実験結果を齟齬なく、検証する必要ある。今回は1人の未熟な研究者が膨大なデータを集積して、ずさんな取り扱いをした。チーム間の不備があったと考えている」

 《野依氏や理研幹部に何度も、「未熟な研究者」と評された小保方氏。記者からも当然、その「未熟な研究者」をユニットリーダーにした理研の姿勢を問う声が上がった》

 記者「未熟な研究者がユニットリーダーになっているが、審査などは行っているのか」 

 竹市氏「書類と、どんな研究を今していて、これからどんな研究をするのかを発表したとき、STAP細胞にインパクトがあった。過去の経歴の調査が不十分だった」

=(4)に続く


03. 2014年3月15日 00:25:14 : nLjoOtxcu6
再生医療関係は、金が絡んだ話に事欠かない。

今回のスタップ事件は、理研の予算トリの欲望がそもそも問題の発端と現状だが、iPS関連も予算とり過ぎではないのか。20年後とかの話でアベノミクスの第三の矢だなんて、いったい時間軸を考えてるのか。

そもそも、4種類のエイズウイルスのカクテル注入でヒトのDNA情報をリセットできるiPSの技術はノーベル賞には値したのだろうが、なぜリセットが生じるのか解明されているのか? 最近、臨床応用に走りすぎている様に感じられる。確かにiPSの技術は、ウイルス起源のデメリットが生じない血小板の合成には大変役に立つだろう。これだけでも充分すごいことだが、臓器つくるとか卵子や精子つくるとか、どうやって三次元で細胞成長の癌化を発見したりするのだろうか?やはり、ウイルス起源のキメラ技術では、癌化の問題は根治できるようには思えないのだが...。そもそも現象の理由を説明できるようにするのが科学の役割だと思うのだが。

スタンプの様な技術は将来も求められ続けるのだろうが、今は、放射能汚染対策の方がよっぽど必要な科学だと思う。現政府にとっては、土建屋と原子力ムラ、幹細胞ムラが三本の矢なんだろうな。ただし、憲法違反の選挙で成立させた政権だから、正式な日本の政権ではないのだが。

大学での幹細胞研究を通じたベンチャー企業が、株主から集めた金で研究開発するのではなく、ケイマン諸島にベンチャーキャピタル(金貸し会社)をつくって、流行とはいえ限りなく脱税に近い行為をしている例もある。企業の顧問をしている幹細胞研究者の大学教授は国税から月収200万円近く給料をとって、さらに上場株式の売却益で巨額の収入を得ている。大学に寄付するのが人の道ではないのか、こんな外道な連中を見て育った学生が、まともな学者や教育者になるのだろうか?

理研に限らず、こんな二匹目のドジョウを探している連中に強く言ってやりたい

「税金で研究させて頂いているのに、私的に金儲けすんな!」



04. 2014年3月17日 09:50:17 : uadGVG3MQY
下書きってなんだよ

ウソつくにしてももう少しマシなウソはつけないのかよ


05. 2014年7月18日 19:32:06 : Qs12ojFuHA
>>04

いま、新しいウソを考えています。
勘を取り戻すまで、少し待ってね。


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