http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/249.html
Tweet |
【小保方学位論文についてのコメント】
「序論」部分の構造は以下のようになっている。(文章はNIH広報記事の丸写し)
Contents
1. Background
1.1 General Introduction 1
• Importance of stem cells
• Unique properties of all stem cells
1.2 Adult stem cell 7
• History of Adult stem cell research
• Function of adult stem cells
1.3 Research methods for identifying adult stem cells 10
• Normal differentiation pathways of adult stem cells.
• Transdifferentiation.
1.4 Pluripotent stem cells - 14
• The similarities and differences between embryonic and adult stem cells
• Embryonic stem cells
A. Establish of embryonic stem cells grown in the laboratory
B. Tests for identifying embryonic stem cells
• Induced pluripotent stem cells
1.5 Possibility of existence of adult pluripotent stem cells - 20
• Spore-like stem cells
1.6 Hypothesis of this research - - 23〜26
全体の叙述は1.5 「芽胞様幹細胞」の存在を確信し、それらが
1) 3胚葉への分化能力を持つ、
2) これらの細胞は小さく、「ストレス耐性」である、
3) それらは単一細胞としてでなく、「小塊」を作って増生する、
これを実証したと称するのが、この「学位請求論文」である。
この内容は「ネイチャー」論文と基本的に同じである。言い換えると、この学位論文が認められたから、理研に移りより大がかりに、多くの人を巻き込んで「論文製造」に走ったのだといえる。その意味で早稲田大学の責任は大きい。いわば詐欺師にお墨付きを与えて世間に出したわけだから。
生体の内部に三胚葉性の臓器ごとに「幹細胞」があり、それは芽胞様細胞の形態をしていて、各種のストレスに耐性である、というのはヴァカンティの「妄想」である。彼はひたすらその説を信じて、実験によりそれを証明してくれる「忠実な弟子」を必要としていた。生命科学の知識に乏しい小保方晴子は、まさに彼にとってうってつけの人物だった。
ヴァカンティの妄説を信じた小保方が、帰国して理研にもぐり込み、巧みに周囲の指導的研究者をたぶらかして、自分の研究を信じこませた。そこから今回の喜劇が始まった。「SATP細胞」は小保方の妄想の中にしか存在していない。
喜劇は終わった。みんないい加減に眼を覚ませ。
http://blog.goo.ne.jp/motosuke_t/e/267d8549bb11820d17b8396df6705a96
---
難波さんは、小保方個人の資質と早稲田大学の学位論文審査のずさんさを批判しているが、小保方事件の本質はこれ以外にもあると思われる。ほとんど何の実績も上げていない小保方がいきなり理化学研究所のユニットリーダーに抜擢されたのは異例中の異例できごと。理化学研究所における小保方がリーダー(リーダーといってもメンバーは小保方1人であるが)の細胞リプログラミング研究ユニットは、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター(CDB)における最重要プロジェクトとして設置されたようだ。小保方を理化学研究所で雇用する際に博士号の資格が必要だったため、急きょやっつけ仕事で博士論文をでっち上げたのではないか。博士論文の内容がずさん極まりないのはそのせいかもしれない。その審査委員の多くはそれまで小保方の指導教官だったり同じグループで小保方と研究に従事しており、ろくに博士論文は見ていないのだろう。小保方にいいコピー元があるよと教えた可能性すらある。
理化学研究所のCDB次期センター長に内定していた笹井芳樹は、ES細胞の研究で第1人者だが、ES細胞は京大山中教授のiPS細胞に再生医療の実用化の点で大きく水をあけられてしまった。この状況の一発大逆転を図ろうとして笹井が小保方に入れ込んだのではあるまいか。1月末のSTAP細胞の記者発表会で小保方に、iPS細胞ががん化しやすいとか、作成効率が悪いなどと事実と異なる誹謗・中傷を行なわせたのはそうだと考えれば合点がいく。
まもなく、高額報酬で研究者を雇うことができるようになる「特定国立研究開発法人」の指定が政府の総合科学技術会議(議長・安倍晋三首相)において行なわれるが、これについても指定が決定される前に「STAP細胞」という大きな花火を打ち上げて、理化学研究所の指定を確実にしたい、予算100億円を獲得したいという思惑があったのかもしれない。
またネイチャーの小保方論文は笹井が書いたものだと言われているが、科学論文として異例に多くの図表が用いられており、これらの実験を実質的に1人しかいない小保方がすべて行なったというには無理がある。若山教授がやったのは、小保方に「STAP細胞」と言われて受け取った細胞をマウスの胚盤胞にインジェクションしたことだけ。これを何百匹もやったのだという。その中にES細胞が含まれていたことを知っていたのは小保方と笹井だけだったとは。論文に必要な実験結果を笹井が小保方に要求したが、もともとそれだけの実験をこなせる実力のない小保方が実際に実験は行わず、笹井の要求する実験結果をねつ造したものが今分かっている以外にもあると思われる。
ヴァカンティや大和は「STAP細胞」のネイチャー掲載で利益を受ける側。大和については細胞シートの関係で株取引のインサイダー疑惑さえ持たれている。小保方事件は一人小保方だけで成立したのではなく、多くの関係者が自らの利益誘導に小保方を利用した面もある。ただ小保方の行なったねつ造が、調べれば容易にわかるほどずさんなものであったということが、彼らにとって大きな誤算だったに違いない。
若山教授が「STAP幹細胞」を持っているならそれを信頼のおける第三者研究機関で調べてもらえば、それがES細胞であることが明らかになるだろう。
▲上へ ★阿修羅♪ > 環境・エネルギー・天文板5掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。