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Re: 海面低水温、温暖化鈍る 熱帯太平洋東部  米で研究結果 将来は急上昇の恐れ:98年から地表平均温度は横ばい
http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/150.html
投稿者 脳天気な 日時 2013 年 10 月 03 日 08:21:26: Md.C3hMjrAb3Q
 

(回答先: 海面低水温、温暖化鈍る 熱帯太平洋東部  米で研究結果 将来は急上昇の恐れ:98年から地表平均温度は横ばい 投稿者 あっしら 日時 2013 年 9 月 25 日 03:24:18)

ブログ 法螺と戯言より
http://blog.livedoor.jp/oibore_oobora/archives/51865600.html
いかに紹介する記事要旨は、投稿記事と同じですが、興味深いグラフが添付されています。私はこの板に図を貼り付ける術(すべ)に習熟していません。そのグラフは上記ブログを参照ください。
+++++最近十年間地球温暖化は止まっていた! 

 本年、そして昨年の猛暑を思い出すに付け、上記の「見出し」は実感とは離れています。しかし、地球上の定点での温度変化記録は、その事を示していると専門家は言います(下のグラフ参照)。この温度上昇中断の原因(メカニズム)を日本の研究者などが解明したと、国際科学雑誌ネーチャが紹介しています。
%%%%%雑誌nature, 19 Septenber,記事紹介
http://www.nature.com/nature/journal/v501/n7467/full/nature12534.html
Nature501,403–407(19 September 2013)
Recent global-warming hiatus tied to equatorial Pacific surface cooling
最近の地球温暖化中断は太平洋赤道域の海面低温による。
Despite the continued increase in atmospheric greenhouse gas concentrations, the annual-mean global temperature has not risen in the twenty-first century, challenging the prevailing view that anthropogenic forcing causes climate warming. Various mechanisms have been proposed for this hiatus in global warming, but their relative importance has not been quantified, hampering observational estimates of climate sensitivity. Here we show that accounting for recent cooling in the eastern equatorial Pacific reconciles climate simulations and observations. We present a novel method of uncovering mechanisms for global temperature change by prescribing, in addition to radiative forcing, the observed history of sea surface temperature over the central to eastern tropical Pacific in a climate model. Although the surface temperature prescription is limited to only 8.2% of the global surface, our model reproduces the annual-mean global temperature remarkably well with correlation coefficient r = 0.97 for 1970&-2012 (which includes the current hiatus and a period of accelerated global warming). Moreover, our simulation captures major seasonal and regional characteristics of the hiatus, including the intensified Walker circulation, the winter cooling in northwestern North America and the prolonged drought in the southern USA. Our results show that the current hiatus is part of natural climate variability, tied specifically to a La-Nina-like decadal cooling. Although similar decadal hiatus events may occur in the future, the multi-decadal warming trend is very likely to continue with greenhouse gas increase.
大気の温室効果ガス濃度の継続的な増加にもかかわらず、年平均・地球温度は今世紀に入っての十年間上昇していない。人類の諸活動が気候温暖化を引き起こしているとの行き渡った見解に逆行しているかのごとくだ。様々なメカニズムがこの地球温暖化中断現象の理解のために提示されてきた。しかし、それらの相対的重要度は定量的に評価されていない。気候への影響が観測量として評価できないからだ。筆者達(論文の)は、太平洋・東赤道付近の最近の冷却モデルを使うと、気候シミュレーションと観察が一致することを示した。筆者達はグロバル温度変化をもたらすメカニズムを解明する新手法を提示した。それは、輻射熱効果に加えて太平洋赤道域の中心部から東部に至る海域での海面温度の観測記録を取り込むことでなされた。表面温度影響域は全地球海水表面の8.2%にすぎないが、筆者達のモデルは、年平均の温度変化が1970-2012(それは現在の中断および加速された地球温暖化の期間を含んでいる)の観測温度変化とよく合致し、その相関係数はr=0.97であることを示した。このシミュレーションは、季節変動、地域変動をも再現する。あの強いウォーカー循環(下の注)を含む中断、北西北アメリカで冷冬、およびアメリカ南部の長引く干ばつなどをよく説明する。筆者達の結果は、現在の温暖化中断が特にラ・ニーニャ10年冷却現象に関連付けて、それが自然な気候変動の一部であることを示している。
同様の10年の中断現象は今後も生じるかもしれないが、幾10年にもわたる温暖傾向は温室効果ガス増加と共に継続しそうだ。
注1:nature誌は、詳細な考察を紹介していますが、専門的になるので以下は省略します。
注2:ウォーカー循環(ウォーカーじゅんかん、英語:Walker circulation)とは、太平洋赤道域の大気の東西循環のことをあらわす気象用語である。ラニーニャ現象のときは、ウォーカー循環が強まるが、エルニーニョ現象のときはウォーカー循環は弱まる(ウイキペディアより)。
注3:この記事の本文に付された図です。大変興味深いので下に添付しておきます。

上図のキャプション訳:温度変化 グラフはグローバル平均温度変化である(1961-90の温度平均を基準にしている)。四角で囲まれた部分は1993-2013年の期間で緑はラ・ニーニャ、赤はエル・ニーニャ;シンボルの大きさはそれらの現象の大きさを表している。Kosaka&Xieは太平洋東赤道域の地球表面のわずか8%域での低温傾向がラ・ニーニャ現象と相俟って、最近の数十年の平均的グローバル温暖化の中断を説明すると主張している。
%%%%%記事紹介終わり
 

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