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名古屋大大学院の福井康雄教授(電波天文学)らの研究グループは、宇宙の構成物質の9割を占める水素原子が、定説よりも約2倍の密度で宇宙に存在することを突き止めた。星の形成過程などを考える上で貴重な発見という。福井教授は「教科書にも載っている定説が覆った。宇宙の物質などを研究する前提が大きく変わる」と説明した。
水素の密度は、水素の電波強度との関係式を用いて算出する。従来は、水素が絶対温度125度以上の状態で存在する前提の式に基づき「1立方センチ当たり平均0.8個」が定説だった。しかし実際は、多くの水素が絶対温度20〜50度で存在することを今回の解析で確認。研究グループが新たに導いた公式で計算すると「1立方センチ当たり平均2個以上」の密度で水素が存在することが分かった。
研究グループは、名大が南米チリに設置する電波望遠鏡「なんてん2」などの最新データを解析。太陽系から500光年の距離にある分子雲(水素ガスの雲)に散らばるダスト(ちり)を観測対象とした。水素の温度・密度・電波強度の相関関係を調べて、新たな公式を確認。この公式に、宇宙全体で電波強度を計測した結果をあてはめ、宇宙全体の水素の密度を割り出した。研究成果は東北大(仙台市)である日本天文学会で11日に発表する。【花岡洋二】
http://mainichi.jp/select/news/20130910k0000e040219000c.html
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