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ケーブルは、適当に巻くと中身を痛めてしまう。映像や音響制作を学ぶ学生たちに教えられるケーブルの巻き方「逆相巻き」を紹介
ケーブル類をきちんときれいに保管しておくことは、オタクのプライドにかかわる重要な問題だ。だが、手で束ねて適当な形にしたり、奇妙な結び目をつくっていたりしているようなら、ギークのクールな領域に足を踏み入れているとはいえない。ガジェットたちとの大切なつながりも破壊している。
わたしが映画学校で初めて、照明についての授業を受けたときのことだ。講師はコンクリートの床の上にいくつかの電源ケーブルを広げ、それらを巻き取るように指示した。わたしたち生徒は当然のように、ケーブルの端をもって、最も当たり前だと思ったやり方、つまり、親指と人差し指でコネクター部分を握り、ケーブルを肘にかけて掌まで戻ってくるという動作を何度も繰り返した。
すると講師は、その方法は間違いだと指摘し、ケーブルはすべて、自然に渦を巻くようになっていると説明を始めた。その渦巻きに逆らって無理に曲げようとすると、トラブルが起こる。(ほどくときにケーブルがよじれるし)ケーブルの内部がねじれてしまい、だめになってしまうというのだ。肝心なときにいつもケーブルが役に立たないのはそういう理由だそうだ。
映像や音響制作を学ぶ学生たちに教えられるケーブルをきっちりと巻く方法は、ケーブルを鞄に入れて持ち運ぶ際や、自宅のケーブル用引き出しに入れておくときにも使うことができる。
この方法はよく、「逆相巻き」(over-under)と言われる。説明が難しいのだが、London School of Soundで動画を見つけたので見てほしい。
「なるほど、でもそれはオーディオケーブルやヴィデオケーブルだけのことだろう」と思っているなら、それは違う。(15cm以下の)短いケーブルは、逆相巻きのテクニックを使わなくてもケーブル本来の性質に任せておけばいいが、クローゼットにしまったイーサネットのケーブルなど、より長いものは、この粋なやり方で、より長持ちさせることができる。
ケーブルの正しい巻き方(動画) WIRED.jp
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