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トリチウムも薄めればどれだけでも基準値をクリアできます。しかし放射能が人体に与える影響は無数にあり、そのすべてを今の科学が把握してるわけではありません。
広島などのヒバクでいままで働き者だった若者が、ちょっと動いただけで疲れてしまう「原爆ブラブラ病」別名「ナマケモノ病」というのがヒバク者を非常に苦しめましたが、詳しい仕組みはいまだに判りません。
しかし記憶に関しては、多くのことが判るようになりました。ここ100年近く脳科学者は「成人の脳細胞は増えない、減るばかりである」と断言し常識になってましたが、細胞分裂した直後の脳細胞を、その当時の脳科学者が見つけれなかったからです。
今は目の奥の海馬というところで脳細胞が増えてることが判りこの常識がくつがえりました。この海馬の遺伝子も多くの水素を使っており、トリチウム(三重水素)が2コ紛れ込むと12年後には半減して1コはヘリウムガスになるのでその細胞は壊れますが、同時に放射線(β線)をだすので、周囲の重要な細胞も多くが集団で壊れます。
海馬は脳細胞製造工場ですが、同時に記憶を司るところで短期記憶を長期記憶にする役目もしており、「テンカンの手術」で左右の海馬3分の2を削除したヘンリー氏は手術前の記憶しかなくなりました。でも知能や判断力は正常。
そのため訪ねてきた人と話してても、相手がドアを開けてトイレの立ったらすぐに忘れてしまい、戻ってきても「どちら様ですか」と聞かれたという。大木が1年に一度年輪を重ねるように、12年で半減するトリチウムが海馬で年輪を作られたら、長期記憶が出来ない人々の大量生産になってしまう。
アルツハイマー患者は、この海馬がダメージを受けており、日本では今85才以上の3人に1人が認知症になっております。私はこの現象を昔の何十倍にもなってしまった飲み水の中のトリチウムからの影響と推察する。
飲料水のガイドラインは日本では1万Bq/lなのに、EUは100Bq/lで非常にいい加減な基準です。1リットルの水が1秒間に1万個のβ線を出す飲料水とは無茶苦茶だと私は言いたい。海への放出計画は6万Bq/lという。
日本の水のトリチウム含有量も場所によって極端に違ってます。京都の測定ですが(1982年 上野陽里氏より)
陸水源地表層水 2.7Bq/l
河川の表層水 1.9Bq/l
海水の表層水 1.1Bq/l
まだ実験室段階ですが、近畿大学と東洋アルミ鰍ヘアルミニウムの細孔の毛管現象を利用した、トリチウム水の分離に成功しました。福島第一原発の更地化なんて中止し、ぜひこの技術の実用化に原爆マンハッタン計画並みの人材と費用を集中させていただきたい。
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