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マレーシア航空MH17便の墜落以来目立つのは西側の半狂乱ともいえるロシア非難である。確たる証拠も公式に出せないまま、西側マスコミを中心にロシアが関与といった報道が次々と洪水のようになされ、ロシアけしからんの世論も盛り上がっている。ロシア側は、かなり理路整然と反論をしているが、それもまともに取り上げて再反論するようなそぶりも西側は見せていない。
阿修羅でもよく紹介されるPaul Craig Roberts氏がかなり以前からアメリカはロシアを照準に定めたと書いていた。当時は、そこまでバカなことはしまいと考えていたが、どうもアメリカのネオコンは真剣のようである。
現在の状況はアメリカがイラクに攻め入った前夜のようで嫌な予感がする。あのときもイラクなどアルカイダとは関係ないだろうと考えていたのだが、巧妙に捏造された「証拠」が次々とマスコミに流れた。そして極めつけは哀れなパウエル国務長官の国連安保理でのプレゼンテーションであった。
MH17便も西側の仕組んだものであろうという状況証拠が次々浮上しているが、西側政府、マスコミは完全無視である。もうこれは、事実がどうかという問題ではなく、西側とロシアの生死をかけた戦争なのだと思う。
どこが中枢となってロシアを滅ぼしあわよくば西側に従属する国にしようと画策しているかは不明だが、もう計画は本格的に動き出して、のっぴきならないところまで来ているように見える。
今までロシア非難に消極的だった欧州諸国も足並みをそろえてロシアを非難し経済制裁だと叫び始めたところから見ると相当アメリカから脅されているようだ。もしかしたら、MH17便の策謀に欧州諸国も関与していたのかもしれない。
いずれにしろもう今更ウクライナがやりました、アメリカもそれを知っていましたなどとはいえない。真相を葬り去るには紛争を拡大させロシアの息の根を止めるしかない。そうしないと反対に自分がやられる。うまくロシアを抹殺し親米政権を樹立すれば、天然ガス資源等西側の自由になり、ネオコンが描いたような「すばらしい」社会になる。イラクがアメリカの傀儡政権の下、石油資源を政治交渉の武器にも利用できない惨めな国になったように、ロシアも傀儡政権の下、自由にしたいのだろう。ロシアの日本化、イラク化を狙っていると言ってもいい。
こう書いてくると、アメリカが、原住民インディアンを滅ぼし、また、メキシコからテキサス、カリフォルニアを奪い取ったいわゆるフロンティア開発が、太平洋を越えて日本、イラク、さらにはロシアに到達しようとしているのではないかと感じる。インディアンを滅ぼしたときもアメリカは出任せの難癖をつけつつ殺戮をくり返しほしいものを手にした。
ただ、今回はネオコンが思っているほど簡単にいくか。数ヶ月前からロシアをあおり何とかプーチンを戦争に引きずり込もうとしているが、プーチンはなかなか乗ってこない。プーチンが戦争に乗るまで、ますます今後ウクライナでロシア系住民が虐殺されるだろう。また、経済制裁も強化されるだろう。しかし、実際にロシアが戦争に乗った場合中途半端な戦争にはならないだろう。どちらか穏当に反応した方が負けである。このため急速に戦争はエスカレートすると考えた方がいい。双方に核兵器で一度に片をつけようという誘惑が出てくるだろう。
今回のNK19で西側はもうロシアとの戦争の覚悟を決めており、政府、マスコミそろってその目的のために一直線である。ロシアとの戦争になれば、早速集団自衛権で日本も派兵となるだろう。プーチン及びロシア国民が挑発に乗らないようただ祈るばかりである。
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