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IWJ Independent Web Journal
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/100146
「今回、さまざまなメディアから質問要請をいただきましたので、こういう場を設けさせていただきました。質問のある方は挙手をお願いします」
5日、泉田裕彦新潟県知事定例記者会見の後に開かれたメディア懇談会の冒頭、泉田知事は記者団にこう語った。
新潟県庁での泉田知事の会見について、新潟県政記者クラブが、加盟社以外のメディアの知事への質問、インターネット中継を許可していない状況が続いていることを受けて、8月28日、泉田知事とIWJ代表の岩上安身が面会。岩上が、IWJと県政記者クラブ・常任幹事である新潟日報社とのこれまでの経緯を知事に伝えたところ、泉田知事の判断により、5日の定例会見後に、記者クラブ以外のメディアも自由に取材できるよう、オープンなメディア懇談会が開かれることになった。IWJは、このメディア懇談会を中継し、泉田知事への質問も行った。
今後、継続的に懇談会を開催するか否かということについて、泉田知事は「今後の要請を踏まえて考えていきたい」とし、次回の開催等については未定。メディア懇談会終了後には、おしどりマコ、田中龍作、IWJ安斎のフリーの記者3名が、朝日新聞から逆取材を受け、今回の懇談会についての感想を聞かれた。
以下、懇談会での質疑応答(要旨)
IWJ安斎「柏崎刈羽原発の問題に関して、いま何が一番の問題だと考えていらっしゃるのか。また、どういったことを国民的議論にしていかなければならないとお考えなのでしょうか」
泉田知事「知事という立場で、一番最初に考えるのは、住民の安全です。そのためには、過去に学んで問題点を是正する態度が不可欠だと思っております。東電福島事故の本質は、津波事故でもなければ、電源喪失事故でもない。一番本質は、冷却材喪失事故なんです。すなわち、冷却に失敗すると、放射性物質を大量飛散し、地域に重篤な影響を与えるということが本質。そこを総括しないまま前に進もうとしていて、大きな危惧を持っている」
泉田知事「2号機が最も多く放射能を放出しているわけですが、これは格納容器が破壊されたからです。格納容器はなぜ破壊されたのか。それはベントができなかったからです。ではなぜベントができなかったのか。この検証を一切していない。規制委員会がいま行っていることは、原子力発電所の性能基準を審査するだけ。自治体からの意見も聞かない。柏崎刈羽の火災事故の経験談も聞かない。規制基準適合性の審査をするだけ。大勢の方々が『安全基準』と言っていますが、『安全基準』じゃありません。事故が起きることを前提とした『規制基準』に過ぎないわけです。にもかかわらず、起きたときの対策を進めないで、前に行くということは、『住民の安全を守る』という立場からは極めて問題だと思っております。是非ご理解をいただきたいと思います」
【産経新聞記者の質問を受けて】泉田知事「知事に就任してから感じるのは、事故が起き得るということがタブーになっている。実は、東日本大震災が起きる前に、『複合災害の訓練をしよう』と提案したところ、いろんな理由をつけてとめられた。さらに言うと、『この条件でやると、国との調整がつかないんで、複合災害にこだわると避難訓練ができなくなります』と脅かされた。やむを得ず、豪雪と原発事故が、たまたま重なったというかたちの避難訓練となった。日本全体にそういう空気が蔓延していたんじゃないかと感じますね。安全神話なんです。原発は事故が起きないと」
IWJ安斎「かつて知事と同僚だった元経産官僚の古賀茂明さんが、7月27日の「週刊現代」で規制庁あるいは経産省の役人が「泉田知事は昔から変人で有名だった」と流布し、「これは大変なデマだ」と発言していますが、その受け止めを」
泉田知事「理論で言って、理論で戻ってこないのは極めて残念だと思っています。何が問題で、どう困るのかということを聞いたときに、『所管外』などと答えないで、ネガティブキャンペーンがやられているとすれば極めて残念」
(長くなるので引用はこの位にしておきます)
続きを見たい方はこちらです↓
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/100146
※なお、9月7日(土)15時30分から、岩上安身氏による泉田知事へのインタビューを中継予定とのこと。
http://iwj.co.jp/
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