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レッド・ゼッペリンによる70年代中期の快作2枚組みLP『フィジカル・グラフィティー』
は少し砕けた感じの名曲が並ぶが、その中に混じって隠れた名曲だと思えるのが
このThe wanton song。
ジミー・ペイジのギターリフとその不規則なトランジションでアイデアをつなげていく創曲パターンは、その前の「オーバー・ザ・ヒル・アンド・ファー・アウェイ」から発展し「ザ・ソング・リメインズ・ザ・セイム」を受けてその後の「アキレス最後の戦い」に反映されている通りであり、非常にペイジの独裁色が強い曲だといえる。
しかし、この曲に独特の色合いを施しているのは、リード・ギターと同じくらいのインパクトを持つハモンド・オルガンである・・・・・と私はずっと考えていた。オルガンといえばジョンジー、つまりベーシストのジョン・ポール・ジョーンズの持ち楽器であり、この曲でも彼の渋い知性的なプレーが生かされている・・・・はずだった。
しかし、最近、聴きかえして、ハモンド・オルガンを利用したソロがどうも、ペイジのアイデアそのものであることに気付いた。ペイジ以外にあのソロはやらない。ペイジ本人がオルガンをひいているか、ペイジがいうとおりにジョンジーが弾いたとしか思えない。しかし、そんなことはありえない。一体どういうことだろうか?
そこでウィキってみると一目瞭然のもとに答えが書かれていたw。
ハモンド・オルガンは、エフェクトによってペイジの弾いているエレキ・ギターが空耳していただけだったのだ。やはりソロも全部、ペイジによるもの。納得。The wanton songはギター/ベース/ドラムス/ボーカルの完全な4ピースで作られた曲だった。
それにしても、これだけシンプルなギターでどうしてここまで深くハイレベルで革命的な音楽が作れるのか?ジミー・ペイジが個人的に持っていた宇宙観の仕業である。そこに気付くことのできるゼッペリン・マニアなどどれだけいるのだろうか・・・・・・
夢壊しな映像も・・・・・
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