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ゴッドファーザー制作の裏話を、ノンシャランと描いたドキュメンタリー。
知らない事が多かったので、面白かった。
例えば・・・
カーク・ダグラス主演のマフィア映画が大コケしたこともあり、
パラマウントは、この大ベストセラーの映画化に実は消極的で、
コッポラが選ばれたのは、監督料が安かったから・・・だとか。
あるいは、ジョセフ・コロンボ(ニューヨーク5大ファミリーのボスの一人ね)
にプロデュサーがはめられて、「マフィア」という言葉をシナリオに入れない
という条件で、ニューヨークのリトルイタリーをロケ地に使うことを「許可された」
とか。(イタリア市民権連盟との共同記者会見で発表させられたのよ。
この「市民団体」はマフィアが作ったものだったのね。有名な話だけど)
また、マフィアとの密約が新聞で報道されたために、パラマウントの株が暴落して、
このプロディユーサーが、一時、おろされたとかね。
一番、驚いたのは、コルレオーネ・ファミリーで一番恐れられている殺し屋、
ルカ・ブラッチを演じた役者が、実は、モノホンのマフィアのヒットマンだった事ね。この人は、ガンビーノファミリーの殺し屋で、撮影に協力したマフィアから紹介され、
コッポラが人目見て、気に入ったらしい。
素人だから、むしろ、ゴッドファーザーに述べるあのたどたどしい「祝辞」が、
真に迫るのね。恋人を連れたマイケルの近くに腰掛けて、ぶつぶつとお祝いの言葉を、
練習するあのシーンは、実はカメリハのカットをそのまま使ったらしい。
このころの、コッポラは冴えてたね。パート3では、素人の自分の娘を、
ヒロインに起用して、映画を台無しにしちゃったけど。
その他にもいろいろ、面白い話がある。
ゴッドファーザーのファンには、必見のドキュメンタリーね。
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