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今年の私のお年玉は、なんとカーステ用Ipodに落とした
The JamのSound Affectsであった。
聴いていたのはもっぱら十代の時分だが、なんと今でも全く同じ感想だ。
才能って美しすぎるな。
80年代初頭に出されたアルバム。当時 The Jamはイギリスの商業音楽
におけるNo1のバンドである。ポピュラリティーの上では60年代のビートルズ、
それ以降のレッド・ゼッペリンに匹敵した。アメリカで売れなかったため、
知らないロックファンも多くいるのだが、あくまでポピュラリティーの上では
イギリス最大級のグループだった。
Sound Affectsは、ビートルズでいえばリボルバーからアビー・ロードB面のような
実験段階にあるツギハギのアイデアをアルバムに纏め上げた作品である。
そうはいっても、国内最大人気の商業バンドであるから、実験ばかりしていては
いけないわけで、若者にレコードを売らないといけない。そのためには、どうしても
ボーイ・ミーツ・ガール的な曲をやらないといけない。そうしないと絶対売れない
(ユーミン談)。
全曲ポール・ウェラーによって書かれたSound Affectsにもそういうわけで
ラブ・ソングのような曲が多少みられる。というか、プロデューサーから無理やり
やらされたのではないかと思えるくらい、反対のノリである。
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おっかないな。若い男女をめぐる夢のある曲とはとても思えない。そこらへんが
パンクだ。
「2分も話せば十分」・・・「一期一会だから今始めよう!」・・・・いくらポール・ウェラーで
あってもこんなこといわれたら普通、女子はひいてしまうだろう。2分って・・・・・・。
そういえば、セックス・ピストルズ時代のジョン・ライドンも「愛とは・・・・・2分の快楽」
みたいな発言をしていたものだ。イギリス人と違って基本的にアンチ・ゲイで、正常で相互的に
相手を満足させることが男の甲斐性だという考え方を強く持っているアメリカ人では
絶対に受け入れることのできないアイデアだろうが、そこがパンクなのだ。
ラブ・ソングなんか今時できるか!と叫んだライドンが先導したロンドン・パンクが
私は好きだ。彼らとは違って良い子達の圧倒的な支持を得たエリートのThe Jam
がギリギリの路線で守っていたロックの緊張感もいい。ボーイ・ミーツ・ガールなんか
いらない!もうたくさん。
- (投稿成功)Sound Affects の時代 (投稿成功) チベットよわー 2014/1/04 23:52:59
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