http://www.asyura2.com/13/music13/msg/460.html
Tweet |
音楽版に投稿するために無理やり「東京ラブソディ」をくっつけたんだけど、
基本的には、NHKのドキュメンタリー紹介ブログです。
ひとつ目のドキュメンタリーの中で、当時の世相を紹介する場面に流れます。
この歌、今まで、なんとなく戦後の歌だと思ってましたね、私は。
Youtubeを検索していると、偶然、20年くらい前に作られた、
松竹映画「2.26」を見た。「これがあの笠原和夫の脚本か!」と、
唖然とするくらい酷い映画だったので(監督の責任も大だろう、
五社英雄ね)、口直しに、2.26事件のドキュメンタリーでも見ようと
探したら、このNHKのドキュメンタリーが行き当たりました。
一番目のは、NHKに秘蔵されていた、事件当時の「盗聴テープ(というか、
レコードね、あの当時だから)」の音声を中心に構成されたドキュメンタリー。
安藤、栗原、西田、北など、事件首謀者の肉声が記録されている。
青年将校へのわけの分からない思い入れたっぷりの劇映画「226」を
見た後だけに、通話内容のあまりにも散文的なそっけなさ、話し方の
ぶっきらぼうさが印象に残りましたね。北一輝にいたっては、金の話を
そそくさとした後に、あっさりと電話を切っている。
昔の日本映画を見ると、役者のセリフ回しが、一本調子で早口なのに
違和感を覚えるのだけども、当時のある階層の日本人は、
実際にああいう話し方をしていたのかもね。
山の手の婦人の頭から声が抜けるような、ザーマス言葉による会話も、
本物は、初めて聞いたような・・・。これは、山下奉文の奥さんと誰かの会話。
「お茶漬けの味」に出てくる小暮美千代みたい。ああいう話し方をする人が、
本当にいたんですな、あたりまえだけど。
ドキュメンタリーとしてできがよいのは、2番目の「226事件 消された真実」
の方。これは、戦後数十年たって発見された、軍事法廷の検察官が残した
捜査資料を基に、事件の黒幕の存在に迫ったもの。膨大な資料の中から、
「陸軍大臣布告」が出された時刻の矛盾に焦点を絞って、番組を構成したことが、
成功の理由でしょうな。何十年も前に作られたドキュメンタリーだから、
もはや通説化している話なのだろうが、こうやって資料を見せられながら、
謎解きされると、迫力ありますね。
いずれは削除されるのでしょうが、NHKは公共放送なのだから、こういう資料的
価値のあるドキュメンタリーは、無料ライブラリーで公開すべきね。
興味のある方は見てください。特に、2番目がお勧め。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。