http://www.asyura2.com/13/music12/msg/786.html
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私は、
「ロックの本質は繰り返しである」
云々と・・
何度も
この音楽板で結論付けた。
ロック・ミュージックの本質と真髄は繰り返し(リフ)にあり・・・
http://www.asyura2.com/12/music10/msg/106.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 11 月 04 日 13:07:07: tZW9Ar4r/Y2EU
ロック・ミュージックの本質と真髄はリフ(繰り返し)にある 続編
http://www.asyura2.com/12/music10/msg/120.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 11 月 06 日 10:23:42: tZW9Ar4r/Y2EU
ロックの本質(繰り返し)を究め、ロックの外に出た男達の世界
http://www.asyura2.com/12/music10/msg/163.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 11 月 12 日 14:23:22: tZW9Ar4r/Y2EU
所謂、ロックというものも、
ブルースのコード進行にヒントを得たもので、
それの、別の展開をしたものであろう・・。
そのブルースも繰り返しである。
ドナルド・フェイゲン、リビー・タイタス夫妻の邂逅と3コード(R&R)ミュージックへの彼らなりの畏敬と回答
http://www.asyura2.com/12/music8/msg/303.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 7 月 09 日 11:59:33: tZW9Ar4r/Y2EU
ドナルド・フェイゲンの奥様・・「カンサス・シティ」をご主人顔負けの素晴らしいアレンジでカバー
http://www.asyura2.com/12/music8/msg/102.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 6 月 22 日 06:35:28: tZW9Ar4r/Y2EU
私は、物事をひじょうに抽象化して、
「ロックの本質は繰り返しである」
云々と書いたが・・・
そのあとに、
ロック・ミュージックのVoの本質と真髄は歌唱力にあらず・・
http://www.asyura2.com/12/music10/msg/112.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 11 月 05 日 14:39:08: tZW9Ar4r/Y2EU
という能書きも垂れた・・・
たとえば、
元ヴェルベット・アンダーグラウンドにいた
ルー・リード、
いまだに、現役で、ライブをやっているが、
例によって我が国では、
まったく無視され続けている・・。
彼が、なぜ、我が国で、無視されているのか?
という理由は、
世界中の優れた音楽家に愛され、
アメリカ大陸やヨーロッパで絶大なる人気を誇る
レナード・コーエンが、
日本で無視され続けていることとひじょうに似ている。
1.日本のアーティストが無視
2.日本の音楽評論家が無視
3.日本のマスメディアが無視
(出版社やレコード会社も含む)
4.唄のメロディを追いかけにくい・・
5.日本の俗に言う「歌唱力」という評価からもっとも
離れた歌唱方法を摂っていること
4番のメロディーを追いかけにくい・・
というのは、レナードのところでも散々書いたが、
「はるこうろうの〜」とか、
「さくらさくら〜」とか
「君があ、よおは〜」とか
具体的にひとつの音符に、
母音を中心とする
言葉が、しっかり一個一個、
乗っかってる唄は、
メロディーが追いかけやすい
追いかけやすいということは覚えやすい
口ずさみやすい・・
好きになる・・
ルーやレナードは、
囁いていたり、
しゃべっていたり、
ちゃんとした、
わかりやすいメロディーになっていない・・
決して、日本の童謡のように、
一個一個の音符に忠実に、
母音を中心とした言葉として、
音符に乗っかっていない・・
ほとんどのひとが、
これに嫌悪する・・
日本人は一個の音符に
忠実に一個の母音を中心とする
言葉が乗っかっている歌唱方法に
親近感を感じる・・。
だから、ルーの曲を、
ルーの曲のVoのメロディーを写譜して、
ポールモーリアなんかで、カバーできない・・
ルーの唄ってるような、しゃべってるような
ものを
忠実に写譜して
サックスやヴァイオリンで
忠実にコピーしてみろ
と言われても、
無理なのである
これは、究極の
アナログ表現である。
コンピューターを用いても、
忠実な再現は無理だろう・・
対象的なのは日本で絶大な人気を誇るビートルズの曲である。
だれしも、口ずさめる。
ほとんどの曲は、ポールモーリアなんかで、カバーできるし、写譜できる。
日本人は、端的に言えば、
ポールモーリアなんかで、
しっかりVoのメロディが写譜できて、
そのオーケストラで、
しっかり再現できるような楽曲が人気があるし、
そのような曲を書くソングライターやバンドが人気の的になる。
初音ミクなんかで、
ルーのVoを再現できるかどうか
誰かに試してもらいたい・・
まさに、ルーは、一番、
日本人の感性に合わない作曲家であり。
シンガーである。
それと、日本人は、ポールのように演歌っぽい歌い方
(オーダーリンやヘイ・ジュードやレット・イット・ビー等)が大好きである。
ルーのような蚊の鳴く様な、弱っちい唄い方は、
たぶん、許せないのであろう・・。
核戦争が終わって、
地球が滅亡して
ごくごく僅かに
低レヴェルの汚染のエリアで、
細々と暮らす
生き残った人々・・
そんな絶望の廃墟の中で、
唄われるのは、
ルーのような虚無的な唄だと思う・・
私は、映画「クラウド・アトラス」のように、
地球が、貪欲極まりない悪意の勢力により乗っ取られ、
放射性物質に汚染されるだけ汚染され、絶望し、
他の惑星に移住せざる負えなくなった時に、
聴くとしたら、
本質的にひ弱で、か弱い人間の
新たな惑星で
地球と同じ失敗を繰り返さない為にも、
虚無的な唄い方のルーの曲を聴きたくなるであろう・・
たぶん、
ポールの「オー・ダーリン!」なんて、
なんだか、うっとおしくて、
あつくるしくて
聴きたくなくなるんだろうな・・
なんて、思ったりする。
(ポールもオー・ダーリンも好きだけど・・)
前置きが長くなった。
ルーも、私が主張する、
「ロックの本質は繰り返しである!」
を踏襲するロッカーであるが、
彼の繰り返しは、
その他の月並みなロッカーとは、
一線を画している。
ごく月並みなロッカーの一般的な、リフではない・・
通常のロックのリフは、
ギターの単音ないしは、二つの音で、
リフを形成し、
そのリフに唄をかぶせる。
Beck Bogart & Appice - Superstition – 1973
http://www.youtube.com/watch?v=xyyhm1D7zlI
しかし、ルーの繰り返しの基本は、
コード弾きのをメインにした繰り返しである。
一つ一つのコードが一つのリフを形成する
音になっているのである。
スウィート・ジェーンという名曲があるが、
キーはDである。
D→A→G→Bm→A
この繰り返しですべてを形成し
1曲を仕上げる・・
キターの単音(または2音パワーコード)で、
リフをつくる手法とは、対極である。
サビの部分は、かろうじて
スイート・ジェーンという部分・・
メロディーを追いかけられるが、
その他は、メロディーを追いかけることはできないと思う・・
これで、日本人は、思考停止になり、
嫌悪してしまうのである・・
しかし、私は、このコードでリフをつくったり、
写譜できない、
ささやいているような、
しゃべっているような、
朗読しているような、
唄らしくない唄い方が、
なぜか、好きである。
たぶん、荒城の月等と
同じ音楽ではあるが、
まったく唄のあり方や
唄のベクトルが、
別の方向に向いた
唄い方、メロディーの創り方を
しているのであろう・・
しかし、これも、音楽である。
皆さんは、どうだろう?
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