02. チベットよわー 2013年10月13日 18:15:58
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ビートたけしが90年代にハリウッドの仕事をしたときに 「日本人っていうのはアメリカでは黒人と同じ側の扱い。 なめられないのはヤクザと相撲取りだけ」という感想を新潮の連載で述べていた。 そして2000年の新作「Brother」では 日本人と黒人とヒスパニックの連帯で白人と戦うテーマが 描かれた。 僕はアメリカの人種的ヒエラルキーの歴史というものも 一応は研究したので、ビートたけしの言い分は認めることができない。 アメリカの白人層には、アングロサクソン系の主流移民と 東欧とイタリア系などでできた二流移民の断層があり、その間に 戦後入ってきたのがユダヤ人なのである。 対立した2つの階層の間にもぐりこんだユダヤ人。 そして黒人スラムの隅から増え続けるヒスパニック、はじめは言葉を話すことで なんとか立場を保っていた黒人だがヒスパニックの勤勉さにおされ逆転を許す。 「勤勉さ」で黒人をつきおとしてブービー賞を獲得したヒスパニックのあがりを横取り するかのように、もっと勤勉なアジア人がいつのまにかその上にきた。 さて、日本人というのはどこらへんにいるのか。 はっきり答えを書くと、アジアの上位から2流白人の範囲をウロウロしているのが現状だ。 アングロサクソンで無職の奴よりは上だろう?とかアジア系やヒスパニックの開業医には勝てない だろう?とかいう話にはならない。階層というのは時間と対象を区切って導き出された個人の資質や達成の 問題ではなくスタンダードの問題なのである。全ての教育や職業や文化的洗練度、経済力や宗教的充実と いうものを取り込んだ上にスタンダードは語られるのだ。 日本人が上に伸びていくには「白人の中にある微妙な力学を利用して地位を築いているユダヤ人の 持つ処世術を学ぶ」必要がある。ユダヤがアメリカを支配しているとか言っている人間にも私ははっきり 言っている。ユダヤは絶対上にはこない、中間に居座ることをきめているのだ、と。 |