08. BRIAN ENO 2013年9月27日 14:57:54
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>砂漠のイメージを追って歌詞をつけていっただけで、深い意味はないと、作った本人も認めている・・・ただ、映画にしても唄(歌詞)にしても、 小説にしても、受け取る側が、 いかに感じるかが、 どう感じるかが 重要なので、 作り手が、こう感じなさいとか! この作品、特に意味なんてないんだよ! とか、言っても、 結局、世の中に出てしまったらどんどん独り歩きして 受け取る人の主観の世界に入ってしまいますので、 それはそれでいいんでしょうね・・ >ボブ・ディランの歌のように、歌詞のメッセージ性が大きな比重を占める 世の中では、 一般的に、そのように理解されているようですが、 私は、彼こそが、 ウイリアム・ヴァローズのような、 というか、 意味不明な言葉遊び(カット・アップ手法)を いち早く取り入れた、 シンガーソングライターだと思っています。 一見すると、意味ありげな、 様々物語を切々と語り、 なんだか社会の矛盾やら何やらを 語り、 唄は進行するけど、 それで、我々は、まず、翻弄されるんだけど、 で、我々聴衆が、 それで、どうなったの、ディランさん!? とサビを今か今かと心待ちに待っていると・・ 今まで語ってきた物語と まったく無関係の、関連性のない 言葉で韻を踏んで サビのリフを構築して あっさり終わって、 受け手を煙に巻く・・ そんな曲(歌詞)ばかりで、 ディランさん? この曲(歌詞)のテーマは? なんて言っても、 ノーコメント・・ そんな感じですね・・ いずれにしても、 サビに行くまで、 何か、社会風刺や社会批判やらのよくある日常の物語があって、 サビで「起承転結」の 「結」に行きつくと期待させて、 「結」に行きつかせない・・ この絶妙な間合いというか、なんというか・・ 受け手を裏切るというか 受け手をコロリと騙す・・ まあ、翻弄されるんだろうけど、 そんな作詞の方法に、 井上陽水は 影響を受けていると言ってますね・・ ディランは、物語があるように見せてかけて 結局は何もない・・だよね・・とのこと (物語があるように、見せかけるのが重要と言うことらしいです) 物語に無関係な言葉でサビを まとめる手法 受け手をある意味失望させる手法・・ でも、ファンは決して失望しない・・ それがディランさんなんだよね・・ 凄いよね・・ の積み重ねで、 詩人としてのディランが、 ローマは一日にしてならず方式で 神格化されていってしまう・・ その手法で それで1曲を完成させるそうですが、 彼(井上)の歌詞もそんな感じなんですかね・・ |