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以前にも書いたが、
ボウイーは最初、
ジャック・ケルアックの「路上」等の
小説に感化されて、
ジャズに傾倒したらしいが、
悲しいかな、
ジャズは彼には難しすぎて無理だったという。
そこで、たぶん、ディラン等の
(フォーク的な簡単で自分にもできそうな・・)
まあ、コードをいくつか覚えて、
適当にメロディーをつけて
歌詞をつける・・
そんなアプローチを始めたという。
ミック・ロンソン等と出会った時は、
単なるフォーク野郎だったという・・
ボウイーは、
アコギを弾いて
例のフォークっぽい曲を
ただ、ロンソン率いるロックテイストの
バンドでプレイしただけだという・・
初期のころのボウイーの曲には、
やたらアコギが登場する・・
ジギー・スターダストという
この名盤でも、
やはり、アコギが大活躍する。
しかし、ボウイーのアコギ・ワールドは、
このアルバムで一応の終止符を打つ。
アラディン・セインからは、
アコギが影をひそめる・・
(ただ、全く使ってないわけではないが、)
主役はロンソンのヘヴィーなギター・サウンドにとって代わる・・
脱フォーク野郎である・・
私の勝手な推測だが、
フォークシンガー・デヴィッドボウイーが、
フォークに別れを告げたのが、
ジギーだったと思っている・・
その後は、この「スターマン」のような
フォーク・ソング的な曲は、
お目見えしなくなり、
ステージでも、
まったくと言っていいほど、
この曲は、やらなくなった・・
この曲がわが国でヒットした時は、
マーク・ボランなんかと人気を二分していた
時期だったと思うが、
マーク・ボランはひたすらシンプルで、
シンプル・イズ・ベストと言うロック路線だったが、
この「スターマン」を聴いた時に
思ったことは、
手の込んだ、素晴らしい名曲だな、
ポップスのスタンダードにもなるような名曲だ、
いわゆる、名曲を作曲するという能力に
おいては、ボウイーは、
マーク・ボランの数段上を行ってるなあ・・
と子どもながらに思ったのを、
改めて聴いて思いだした・・
マークがもし、生きていても
ボウイーのように長年、
コンスタントに手を変え品を変えして
音楽稼業を継続できたのだろうか?
と思ったりするが、
たぶん、厳しかったのではないだろうか・・
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