前にも書いたけど、
この映画は、たいした映画ではないが、
このフィリップ・グラスの緊迫感あふれる
音楽だけは、映画の内容と質に反比例して輝いている。

フィリップ、流石である・・。

三島のドキュメンタリー風の映画も以前見たが、
あの映画自体、事実に忠実に描いたか
どうか不明だが、

あの映画に描かれる
三島はたんなる
「おぼっちゃんの軍隊ごっこ」
の域を出ていない。

あの事件があった当時は、
私は小学生低学年くらいだったと思うが、
「アレは何なんだ？」と
親父に聞いても、

親父は、
はっきりしたコメントはしてなかったと
記憶する。

当時はあの事件どのように、
みられていたのか？

当時の著名人のコメントを少し探したら、

江藤なんとかという人間が、
私のように
「軍隊ごっこ」
と評し、

痛烈に批判していたという。

若松監督がこの
「軍隊ごっこ」の愚かさを
映画で表現する為に、
この映画をわざわざ創ったのか？否か？
は永遠の謎となったが、

あの映画に出演した
三島役、
森田役その他の
役者たちは
見事に
「軍隊ゴッコ」を演じ切っていた。

それには賛辞を贈る。
　

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