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イントロは珍しくロックっぽい
ギターの刻みからスタート・・
ヘルプミー、ヘルプミー、ヘルプミーと連呼し、
そして、どんどん上がっていくが、
これも音符の配置が、ひと工夫されて、
聴き手は翻弄される・・
こういった、何気ない仕掛けがウマい・・
オリーのギターは例によって唄いまくっている・・
オリーのギターは、
ケヴィンの曲には欠かせない・・
オリーじゃなきゃだめなんだ・・
オリーが麻薬中毒で旅立った時に、
かなり、ケヴィンが落ち込んだらしいが・・
オリーのギターがないと
ケヴィンの曲は
まるで、クリープを入れないコーヒーなのだ・・
オーギュメント系の
ピアノの分散和音でスタートする・・
(ポールのオーダーリンなんかも、
同じオーギュメント系で始まる)
この曲は、少々、ジャージーな雰囲気で
進行するけど、
これも、我々聴き手を翻弄するためのの仕掛けでしかなく
カントリー・ウエスタン風になり
あっさり終わる・・
お見事・・としか言いようがない・・
あっぱれともいえる・・
ミスター・スネイクさん・・
この曲のコード進行も見事
オリーのカッティングと
コード弾きも見事である・・
青空晴れ渡る幼稚園の運動会で、
親子の競技のBGMで採用したら
ぴったりのほのぼのとした曲です。
このアルバムの中で、
唯一、マイナー調で、
バラードの王道をいくのが、
この曲でしょう・・
基本的にはピアノだけのバッキング・・
アルバムの最後を飾るには、
最適な曲である・・
ケヴィンのこのアルバムの
聴き手の旅も
この曲で終わるのである・・
最後に相応しい、
ドラマチックな曲である・・
このアルバムのそれぞれの曲は、
皆、短い・・
もっと聴きたいなあ〜と
思ったところで、
あっさり終わっている・・
それは、まるで、この曲を
聴き手にじっくり聴かせるために、
そうしてきたような気持にもなるのである・・
でも、それは、違うのである・・
曲作りや、演奏でも、
あっさりさりげなく
名曲を仕上げるケヴィンだが、
一曲くらい、
エモーショナルに
盛り上げた曲を、
やりたい
やらせてくれって
そんなとこだと思う・・
オリーのギターも
右左に振り分けて
まるで解き放たれたように
弾きまくっている・・
この最後の曲を聴いて、
最後の女性コーラスのアカペラを聴いて
ケヴィンはグレート・ブリテンの人間だということが
わかるのである。
今知ったが、ケヴィンは、今年の2月に旅立っていたようである・・
R.I.P.
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