01. BRIAN ENO 2013年4月17日 09:23:10
: tZW9Ar4r/Y2EU
: yhmbAsnuyo
私は、癌細胞とは何か?という問いに対し、 それは、解糖系である。すなわち原核生物である。 と答える。 我々真核生物は、 20億年くらい前に、 原核生物に寄生したとか、 合体してとか、 生まれた(共生説)となっている。 原核生物が地球で跋扈した時には 酸素もない、栄養と言えば、 深い海底から熱いものが噴出し、 その界隈で発生したホルムアルデヒド(糖の祖先) から生まれた数多くの糖ばかりであった・・ この糖を摂取して栄養として、 生きていくしかなかった原核生物は、 解糖系として生きていくしかなかったのである。 その後、シアノバクテリアが登場し、 光合成をおこない 大量の酸素を産生した。 その結果、有害な酸素で原核生物が弱体化した。 真核生物(ミトコンドリア)が、 酸素で弱体化した原核生物に 寄生した。 しかし、イニシャチブは真核生物がとり、 原核生物は生かさず殺さずで、 現在に至っている。 ちなみに、真核生物は酸素と脂質とタンパク質を利用し、 持続可能が持久力のある量の多い、 エネルギーを獲得した。 メリットは多細胞生物と有性生殖への移行である・・ からだが大きくなり、 からだの各器官が発達する為に十分な 脂質とタンパク質と酸素を得た・・ デメリットは寿命である。 原核生物は、糖を用い、酸素を使わないで 瞬間的、瞬発力に特徴がある・・ 単細胞なので、 それで十分なのである。 我々が何か重いものを 持ち上げようとするとき、。 必ず息を止める 酸素を一瞬だが嫌うのである・・ 理由は、 解糖系の酸素不要の筋肉を使うからである。 これを速筋とか言うそうだが、 翌日、この解糖系の代謝で、 乳酸が生み出されるので、 筋肉痛になったりする・・ ただし痛みの原因そのものは、 二酸化炭素らしいが・・ 話は横道のそれたが、 原核生物には寿命がない・・ 遺伝子が円になって繋がっている 終わりがない 我々、人間の遺伝子はらせん状のもので、 最終的にはきれている・・ 我々の寿命の本質は、 ミトコンドリアで回路を つくり、持続可能なエネルギーを 24時間つくり続けているからであるが、 (車のアイドリングのようなイメージでとらえてほしい) 車はエンジンを切っても、何度も リスタートできるが、 我々は一度この回路を止めると リスタートできない・・ これが死である。 なぜ、窒息すると誰でも死ぬのか? この回路には酸素が重要な役割をしているからである。 酸素がないとこの回路はまわらない・・ まわらない・・回転が止まると 息の根が止まるのである・・ 大腸菌(原核生物)に紫外線を与えると、 死滅するが、 最初の菌数から1000分の1まで縮小するまで 紫外線を何度も何度も照射すると、 紫外線に対し耐性ができ、(遺伝子を変える、適応させる) 死滅しなくなるという・・ 抗生物質が効かなくなる 例の耐性菌と理屈は同じである・・ 潜在的な癌細胞は、 我々体内の 解糖系(原核生物)である。 だから癌細胞も大腸菌のように、 寿命がない・・ 死ぬまで増殖し転移する。 なぜ、太古の時代、 原核生物を生かさず殺さずで、 利用して来た我々真核生物が、 解糖系に反逆をされるのか? 答えは、簡単である。 解糖系が好む糖質を過剰に摂取するからである。 我々、真核生物が摂取すべきは脂質と、たんぱく質と、酸素なのである。 糖質はくどいが、原核生物(解糖系)の摂取すべきものである。 微妙なバランスの上に成立し、均衡していた・・ 原核生物(解糖系)と真核生物(ミトコンドリア)の 力関係が糖質の過剰摂取で、 解糖系が亢進してしまうのである・・ 心臓や神経細胞や脳細胞は24時間営業で、 死ぬまで休むことなく働いている・・ だから、それらの細胞にはほとんど、 解糖系がない(皆無ではないが) 極端に少ない・・ 反対にミトコンドリアの数は圧倒的に多い。 解糖系が少ないから、これらの部位は癌になりにくいのであるが、 癌にならないまでも、 糖質を過剰に摂取すると、 心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中、各種精神疾患 癲癇等になる・・ 癲癇等は、その発作時に、その患部の脳に糖が 多く集まって、癲癇を引き起こしていることが、 証明されている・・ 反対に解糖系が多いのは 分裂を仕事としている臓器である 睾丸、骨髄、内臓の上皮細胞、皮膚等である。 睾丸では精子を数多くつくらなければならないので、 解糖系が多い・・ (余談だが睾丸と骨髄の癌は抗がん剤が効く) 理由は、解糖系にダイレクトに作用するからに他ならないのである。 私は精子そのものが原核細胞だとイメージしている。 鞭毛もあるし・・ 卵子に比べると、小さい 卵子は、ミトコンドリアが多い。 受精と言うのは、 20億年前の 原核生物(精子)と真核生物(卵子)の合体を イメージしてもらうとわかりやすいであろう・・ 約10カ月で20億年の進化の歴史を 母体内でシュミレーションしているのである。 話を、癌(解糖系)の話に戻す。 解糖系だからブドウ糖を栄養に、 してどんどん増殖する・・
だから、糖質の過剰摂取が癌を引き起こすのである。 培地に癌細胞を植え付け、 ブドウ糖を与えると、 どんどん増殖するが、 糖を与えないと、活動は停滞する。 マウスで糖質だけを与えたグループは、 ほとんどが癌になり、短い寿命で死んでいくが、 脂質とたんぱく質を与えた マウスのグループは健康体で、 長寿を全うする・・ 今までの癌の話は余談だが、
このフリップの弟子たちを観て、 私は、 フリップを原核生物と見立てると、 フリップの増殖の過程(弟子がフリップの曲をコピーすること)が 彼らの存在であり、 彼らの演奏であるのでは? と率直に感じた。 フリップのディシプリンという曲も、 何か、円のような・・ 遺伝子が切れていない永遠に続く楽曲のような 終わりのない原核生物の特徴を そのものズバリを表しているのでは? と思ったのは、私だけであろうか? |