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(回答先: 皇族・政治家を中国のハニートラップにかけたプチエンジェル事件の黒幕は小沢一郎だった? 投稿者 中川隆 日時 2015 年 3 月 12 日 15:56:15)
食人(カニバリズム)。食人の時代は本当に終わったのか? 2015-03-24
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20150324T1032180900.html
食人(カニバリズム)という言葉がある。これは、西インド諸島に住む人喰いの風習を持つカリブ族が元になっている。
カリブ族は、欧米では「人喰い人種」として知られているのだが、それがそのままそっくり食人を現す言葉になった。しかし、カリブ族だけではなく、世界の広い範囲でみられる風習だった。
すでに人間の歴史が始まってから、食人はすでに行われていた可能性が高い。
ネアンデルタール人やクロマニョン人も、人間を焼いて食べていたり、脳を食べていたりしていた形跡が遺跡から残っていて、食人があったようだ。
食人の目的は実に多様
人間が食人(カニバリズム)に走る理由はいくつかあって興味深い。通常は「飢えていたからしかたがなく食べた」というのがカニバリズムに対して最初に思い浮かべる内容だと思うが、食人の目的は実に多様である。
・飢餓のための食人
・最初からタブーのない食人
・超人幻想から来る食人
・迷信から来る治療のための食人
・故人に対する愛からの食人
・故人の憎悪から来る食人
・刑罰のための食人(罪人を食べる)
・呪術のための食人
・儀式としての食人
・性的要素のための食人
タブーなき食人は、人喰い人種や中国の食人饗宴を指している。人間を食べるのがタブーではないので、それは習慣的に行われている。
カリブ族では火で炙るくらいの調理だが、中国では食人の料理方法まで残っていておどろおどろしい。
臠 生肉を細かく刻んで食う。
脯 人肉の干物。
羹 人肉の鍋。
醢 人肉の塩辛。
人肉の漬物は孔子の好物だったとか、人間の肝は冷やして食べれば旨いとか、清の時代の宮殿では人肉食がご馳走だったとか、枚挙に暇がない。
中国ではしばしば大飢饉が国を襲ったが、そのときに必ず食人が見られ、しかもそれが堂々と「人肉」として市場で売られてきた歴史がある。
さすがに「四足は机以外は何でも食べる」と言われる中国だけあって、犬でも猿でも何でも食べる。人間を食べてもおかしくはないのだろう。
調理用の猿
中国で犬を食べるのは、別にタブーでも何でもない。江蘇省徐州市では犬肉が名物である。
もちろん、現代の中国では食人は重罪になっているが、それでも闇ではちゃんと食人の伝統が生きており、今でも時おり「食人の痕」が見つかったりしている。
ただし、食人のためには「死んだ人間」を手に入れなければならないのだが、それがなかなか難しいので、闇で主に食されるのは中絶された胎児、あるいは産み捨てられた胎児である。
「食べたい」という需要があるから供給されている。
食人と言えば、パプア・ニューギニアでも文化としての食人が続いていた。フォア族ではクールーという謎の疫病が流行していて、歩行障害が起きたり、身体の震えがとまらなかったりしていた。
その原因が実はブリオン(ヤコブ病)だった。人間の脳や目を食べてクールー病に罹っていたのだった。
人の悪を食べてはいけないというタブーがそこにない。
そういえば、2007年に、パプア・ニューギニアの人喰い人種が、過去にキリスト教宣教師4人を食べたことに対する謝罪が行われて話題になったことがあった。
パプア〜フィジーの先住民族は食人で有名な民族だった。旅行者はしばしば食べられていたが、それはフィクションではない。
かつて中国は、女性の血液から漢方薬を作っていた
カンボジアのポルポト軍はジャングルでゲリラ線を戦っていたとき、殺した相手の内臓を食べていた。これはジャングルで暮らしていた少数民族の伝統で、殺した相手を食べることによって超人化するとう迷信から来ていた。
しかし、ポルポト軍だけではない。アフリカでも、オセアニアの多くの部族は、敵の肉を食べることで、敵の持つ力や勇気を我が物にでき、人肉は超人的な力や能力を産み出すと信じていた。
アフリカと言えば、アミン大統領が食人をしていたという伝説もあって、「食人大統領アミン」という映画までできた。
食べてはいけないものを食べると、何か特別な力、特別な治癒がなされるという考え方は世界中で蔓延っている。
人肉には治療効果があると信じる部族もあった。コロンビアのポジャオ族は、人肉がある種の病気を治す薬になると信じていた。
中国で女性の血液から漢方薬を作り、それが精力剤として使われていた時代もあった。
実際に人肉が何かに「効く」ことがあるのかは科学的に実証されたことはない。「人肉を食べると身体が暖まる」と中国の書物には書かれているが、本当のところは分からない。
呪術としての食人(カニバリズム)
家族や親族を愛するがために、その肉を食べる部族もいたようだ。南米のカパナワ族は、死んだ親族が地中で腐敗していくのが忍びないので、故人を愛する家族はその肉を食べて愛を示した。
これとは逆に、憎むがゆえに食べたというケースもある。昔の中国の武将は、殺した相手を丸焼きにして食べたと言われる。
あるいは文化大革命のときにも粛清した相手を解体して料理し、みんなで食べたという記述もある。
裁きのために、罪人の身体を食べるというケースもある。これはインドネシア・スマトラのバタク族に見られるものだ。
不倫した人間や、近親相姦や裏切り行為を行った者は、刑罰としてその相手に自分の身体を食べられるのである。それも、生きたままだ。
不倫の場合は、妻に浮気された夫が、最初に肉のもっともおいしい部分を食べる権利を持つのだという。その「もっともおいしい部分」というのはどこを指すのか私は知らない。
呪術による儀式殺人というものもある。アフリカのケニア・コンゴ・ギニアの呪術師は、動物の皮をかぶり、人間を襲って血を飲んだり肉を食べたりする。彼らにとっての食肉は悪魔的・呪術的な意味を持っている。
呪術と言えば、死んだ高僧を料理してみんなで食べる儀式があると写真付きで紹介されて物議を醸し出されて真贋が問われる騒ぎもあった。
食人の時代は、本当に終わったのか?
裏側ではまだ細々と食人(カニバリズム)が続いている。
純粋に何でも食べたい中国人のような人種や、飢えてどうしようもない北朝鮮の国民や、人間を食べることに快楽を見出す犯罪者は時おり逮捕されて世の中を驚かせる。
しかし、表向きにはもう人間は人間を食べることはなくなった。これは文明が進歩した証(あかし)なのかもしれない。
いや、それは終わったのだろうか。
かつて、世界中で人間は人間を食べてきたが、それが廃れたのは、現代文明が浸透したからである。その現代文明が崩壊していくのであれば、また「人間のタブー」は蘇ることはないのだろうか。
単に現代は、食料が足りているから「食人を自制しているだけだ」と考えることも可能だ。
今後はさらに世界人口が増えて自然環境が破壊されたり、大戦争のような破壊が起きて極度の食糧不足がやって来るかもしれない。
そのとき、私たちは食人をしなくておられるのだろうか。
もし、「サバイバルとは食人することだ」という時代になったとき、いったいどうすればいいのだろうか。果たして、あなたは生き残れるだろうか?
カリブの食人を描いたもの。単に現代は、食料が足りているから「食人を自制しているだけだ」と考えることも可能だ。
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20150324T1032180900.html
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