とりわけマルクス主義者が無視をしてきた。

それは彼等が体制の中心的問題を無視する事によってあたかもそれが何等問題ではないかのように印象付ける任務を負う人々であったからだ。

人々の思考は体制か反体制かの二項対立に陥り易い。

その事を利用したのである。

体制も反体制も取り上げない問題は大した問題ではないと人々に思わせてきたのである。

それはそれは見事な目くらましだ。

しかし、通貨発行権の問題は最も重要な問題である。

通貨発行権を持つ人々に各国政府は支配されてきたからだ。

いかに民主的な政府が生まれようとその政府の上に通貨発行権を持ち人々が君臨していたら？

その政府は民主的政府足りえない。

主権は通貨発行権を持つ人々のものであり諸国民には無い。

通貨発行権という最大の権力を我々人民の管理の下に置くべきなのである。そうすれば貧困や戦争は無くなる。

通貨発行権を持つ特権的な人々が貧富の差を拡大し戦争を起こしているからである。

彼等の手からそれを奪いかえさなければならない。

そうしなければ人類に未来は無い。

永遠に奴隷にされ続けるだろう。
　

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