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亡くなられたお年寄りの患者さんと、元院長ご夫妻のご冥福をお祈りします。
10月11日午前2時20分ごろ、福岡市博多区の安部整形外科(診療所)で火災が起き、10名が犠牲となった。
最初に直観したのは、「これは、極めて巧妙なテロではないか」。
「理由は」と聞かれても、理由はないのだが、8月15日に起きた福知山花火大会ガソリン携行缶爆発事故を咄嗟に思い出した。
今回の火災が、仮にテロとしても動機や目的は、分からない。
熱を感知する防火扉は2日前には、正常に作動していた。出火で防火扉が閉まらなかったが、煙を感知する火災報知器の音は、鳴っていた。閉まらなかった7ヶ所の防火扉の全部の前に、荷物等の障害物が置かれていたのだろうか。
犠牲者のほとんどは、ベッドに横たわった状態で、逃げる間もなく、一酸化炭素中毒で亡くなった。
火元と見られているのは、1階処置室の温熱療法器具「ホットパック」を温める加温器で、電源プラグにショートした痕跡があるとされているが、ではそのショートの「原因」は、何かということである、
院長は「火災発生の約7時間前に加温器の横を通って帰宅した際も、特に異常は感じなかった。最近は漏電やブレーカーが落ちることもなかった」。
「1階奥の部屋付近が真っ赤に燃えていて、ボーンという爆発音が聞こえた」と目撃者。
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