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チリ北部イキケで、マグニチュード8.2の地震でできた道路の地割れ(2014年4月2日撮影、資料写真)。
チリ北部に巨大地震の可能性、ひずみエネルギーが蓄積 論文
http://www.afpbb.com/articles/-/3023119
2014年08月14日 20:35
【8月14日 AFP】南米チリ北部に1877年の大地震以降、蓄積されてきた膨大な地震エネルギーが巨大地震を引き起こす恐れがあると警告する2つの研究論文が13日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。チリでは4月にマグニチュード(M)8.2級の大地震があったが、この時に放出されたエネルギーは、ほんの一部だという。
4月1日に北部沿岸(Iquique)を直撃したマグニチュード(M)8.2の地震では6人が死亡し、約100万人が避難を余儀なくされたが、2論文によると、これは地質学者らが予測していた巨大地震ではない可能性が高い。
かねてから地質学者らは、1年におよそ7センチの速度で海洋プレートが南米大陸の下に動いているチリ北部の沈み込み帯に着目してきた。
2つのプレートの境界が重なり合う沈み込み帯は、巨大地震の発生地帯として知られる。
M8.6〜8.8とみられるはるかに強い1877年のチリ地震は、チリ北部の断層から500キロほどの距離が震源だった。
強い余震を伴った4月1日の地震では、長年地震がない地震空白域にある活断層のほんの一部が動いたに過ぎず、巨大地震につながる膨大なエネルギーが蓄積していると、論文は警告している。(c)AFP
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チリ沖地震の死者6人に、日本でも小規模な津波を観測
http://www.afpbb.com/articles/-/3011623?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Thu_p1
2014年04月03日 10:05
【4月3日 AFP】(一部更新)南米チリ北部沖で1日に発生したマグニチュード(M)8.2の地震で、2日までに6人の死亡が確認された。海岸沿いでは津波の恐れにより数十万人の住民が高台で一夜を過ごし、日本でも小規模な津波が観測された。
被災地では、地元警察と兵士らが略奪を防ぐため巡回を実施した。震源地に最も近い北部の沿岸都市イキケ(Iquique)では、女子刑務所の壁が崩れ落ち、約300人の受刑者が脱走。当局によると、うち110人の身柄が拘束された。
強烈な揺れが続いたため、沿岸部の住民100万人近くが自宅から避難した。首都サンティアゴ(Santiago)の北約1800キロにあるイキケでは、ショッピングセンターの崩れかけた屋根、壊れた窓や棚、商品が床に散らばる様子などが、地元テレビ局によって伝えられた。国家緊急対策本部によると、イキケ近郊のアルトオスピシオ(Alto Hospicio)では約2000軒の家屋が損傷した。
イキケとアルトオスピシオでは、ペルー人1人を含む男性5人と女性1人が死亡。隣国ペルーでも家屋が被害を受け、9人が負傷した。
日本の気象庁(Japan Meteorological Agency)によると、岩手県久慈市で3日午前6時52分に20センチの津波を観測。また北日本の数か所でも小規模な津波が観測された。気象庁では、より大きな津波が今後起きる可能性もあるとして警戒を呼び掛けている。
政府はこれに先立ち、津波注意報を発令し、東日本の太平洋沿岸部に最大1メートルの津波が予想されるとしていたが、大きな被害は出ない見込みだ。(c)AFP
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