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人工的に起きたオクラホマの誘発地震 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識(ZAKZAK)
http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/856.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 7 月 25 日 15:40:39: igsppGRN/E9PQ
 

警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140725/dms1407251140003-n1.htm
2014.07.25 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 夕刊フジ


 地震学の教科書には、「米国では西岸のカリフォルニア州と北部のアラスカ州だけに地震が起きる」と書いてある。

 しかし情勢は変わった。この6月には米国南部にあるオクラホマ州で起きた地震が全米一になったのだ。

 オクラホマ州では2008年までの30年間に起きた地震は、ごく小さなマグニチュード(M)3まで数えても2回しかなかった。つまり先天的な無地震地帯だった。

 だが09年には20回、10年にはさらに増えて43回の地震が起きた。その後ほとんど毎年増え続けて今年は6月19日までに207回に達した。

 この数は今年の同じ期間でのカリフォルニア州の140回を抜いた。全米一になったのだ。

 地震の数が増えるとともに、最近は大きめの地震も混じるようになっている。7月12日にはM4・3の地震が起きた。

 米国で地震観測を担当するのは米国地質調査所だ。その専門家は「過去半年の地震発生頻度を見ると、さらに大きく破壊的な地震の発生を懸念する理由は十分にある」と警告した。

 このほか7月12日から翌日にかけて7回の地震が相次いだ。棚から物が落ちたり、建物に亀裂が入った。いままで地震がなかっただけに、結構な騒ぎになっている。

 震源は州都オクラホマシティーから北に隣接するローガン郡にかけて広がり、震源の深さは8キロと浅い。

 私が地震学者として思い当たるのはシェールガスの採掘である。前にこの連載で書いたように、近年シェールガスの採掘が盛んになった米国各地で、いままでに起きなかった地震が頻発している。

 オクラホマ州の北東にあるオハイオ州でも地震が起きだしている。同州北部のシェールガス井の周辺だけで起きている地震だ。

 ここでは11年12月31日に同州でかつて起きたことがないM4・0の地震が発生した。このためこの地震後に、その掘削井戸から半径8キロ以内の注入井にまで井戸の閉鎖を拡大した。そのほか11年にはアーカンソー州でも大規模な群発地震が発生して、当局は注入井2カ所の操業を一時停止させた。

 米国内陸部のアーカンソー州、コロラド州、オクラホマ州、ニューメキシコ州、テキサス州でM3以上の地震が、11年段階ですでに20世紀の平均の6倍にも増えている。いずれもシェールガス採掘が最近盛んになった州だ。

 シェールガス採掘には「水圧破砕法」という手法が使われている。化学物質を含む液体を地下深くに超高圧で注入して岩石を破砕する手法だ。これによってシェール(頁岩=けつがん)層に割れ目を作る。そこから層内の原油やガスを取り出すという掘削法である。

 シェールガス採掘に限らない。石油や天然ガスの掘削、ダム、廃液の地下投棄…。地球内部に影響を及ぼすような人工的な作業が地震を起こす例はこのところ世界的に増えている。

 さて、地震がなかった米国内陸部でも被害地震が起きるのだろうか。

 ■島村英紀(しまむら・ひでき) 武蔵野学院大学特任教授。1941年、東京都出身。東大理学部卒、東大大学院修了。理学博士。東大理学部助手を経て、北海道大教授、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所所長などを歴任。『直下型地震 どう備えるか』(花伝社)など著書多数。


 

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コメント
 
01. taked4700 2014年7月25日 17:38:24 : 9XFNe/BiX575U : nQjbmGv3cc
>オクラホマ州では2008年までの30年間に起きた地震は、ごく小さなマグニチュード(M)3まで数えても2回しかなかった。つまり先天的な無地震地帯だった。
>だが09年には20回、10年にはさらに増えて43回の地震が起きた。その後ほとんど毎年増え続けて今年は6月19日までに207回に達した。

これとシェールガス開発が関係ありとはなかなか言えないように思います。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cd/Barnett_Shale_Map.png/320px-Barnett_Shale_Map.png
にあるように、バーネットというシェールガス田はテキサス州にあり、オクラホマ州ではありません。

更に、アメリカでのシェールガス採掘量の推移を見ると

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ad/Gas_Production_from_Barnett_2000-2013.png/220px-Gas_Production_from_Barnett_2000-2013.png
にあるように2007年から急激に増加していて、もし地震がシェールガス採掘とかんけいがあるのであれば、2007年から地震増加がないとおかしいと思います。


02. 2014年7月28日 15:19:26 : nJF6kGWndY
>>01 シェールガス開発が関係ありとはなかなか言えない

100%シェール開発が原因とは言えないが、かなり怪しいことは間違いないだろうな


http://blogs.kqed.org/science/files/2014/07/OKEQmap.png
2014年07月04日 18:52 発信地:ワシントンD.C./米国

【7月4日 AFP】米中西部オクラホマ(Oklahoma)州の地震の急増は原油・天然ガス採掘
施設で地下に注入される排水が近年増加したことが原因であるとする研究が、3日の米
科学誌サイエンス(Science)に発表された。

 オクラホマ州の地震発生回数は今年、米国で地震の多い州として知られるカリフォルニア
(California)州を抜いた。マグニチュード(M)3以上の地震の発生回数はカリフォルニア
州の71回に対しオクラホマ州は190回に上っている。「1976〜2007年の期間と比較すると
2008〜13年のオクラホマ州の地震活動は40倍に増加している」と報告書は述べた。

 地震急増の原因は、原油やガスを分離する作業による排水や水圧破砕法(フラッキング)
による排水を地下に大量注入しているごく少数の注入井。州内の9000か所に上る注入井の
大半は影響を及ぼしていないが、月400万バレルの排水を地下に注入する4か所の大規模
注入井が問題を起こしているという。

 発生した地震は注入施設から35キロ先まで揺れを起こすことがある。研究報告書によると、
オクラホマ州内の排水注入量は2004年から08年にかけて倍増した。研究は、米コーネル大学
(Cornell University)のケーティ・ケラネン(Katie Keranen)氏(地球物理学)が主導
した。(c)AFP

オクラホマ州中〜北部での注入井(四角)と地震(色点)の関係。
http://blogs.kqed.org/science/files/2014/07/OKEQmap.png

ソース:AFPBB News(2014年07月04日)
米オクラホマ州の地震急増、原油・天然ガス排水の地下注入が原因 研究
http://www.afpbb.com/articles/-/3019712

原論文:Science
K. M. Keranen, M. Weingarten, G. A. Abers, B. A. Bekins, S. Ge. Sharp increase
in central Oklahoma seismicity since 2008 induced by massive wastewater injection.
http://www.sciencemag.org/content/early/2014/07/02/science.1255802

プレスリリース:Cornell University/EurekAlert!(3-Jul-2014)
Oklahoma quakes induced by wastewater injection, study finds
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-07/cu-oqi062714.php


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9B%E3%83%9E%E5%B7%9E#.E4.B8.BB.E8.A6.81.E7.94.A3.E6.A5.AD
オクラホマ州は天然ガス生産量で全米第3位、原油では第5位、稼働している掘削リグの数では第2位である[92][98]。また原油埋蔵量では第5位である[99]。2011年時点の風力発電能力で全米第8位であるが[100]、再生可能エネルギーの利用では最下位であり、2009年時点で石炭の25%、天然ガスの46%を含め、電力の94%は枯渇性資源から生まれている[101]。2009年の一人当たりエネルギー消費量では第13位であるが[102]、エネルギーコストは低い方から第8位である[103]。石油エネルギー産業全体で州総生産の350億ドルを売り上げており、石油関連会社の従業員は平均して州内の通常労働者の2倍を稼いでいる[92]。2009年時点で83,700の商業用油井が、年間653万7,400 バーレル (104万 m3) の原油をくみ上げている[104]。国内天然ガス供給量の8.5%がオクラホマ州の産出であり、2009年時点では、16億7,300万立方フィート (5,100万 m3) を生産した[104]。
雑誌フォーブスに拠れば、オクラホマシティにあるデボン・エナジー・コーポレーション、チェサピーク・エナジー・コーポレーションおよびサンドリッジ・エナジー・コーポレーションが国内でも最大級の民間石油関連会社である[105]。またフォーチュン500に入っているオクラホマ州の会社は全てエネルギー関連会社である[85]。雑誌フォーチュンに拠れば、タルサのONEOKとウィリアムズ・カンパニーズは、エネルギー分野でそれぞれ州内第1位と第2位の会社であり、国内でも第2位と第3位である[106]。デボン・エナジーは鉱業と原油生産量で国内第2位であり、チェサピーク・エナジーは第7位、オクラホマ・ガス・アンド・エレクトリックはガスと電気の会社で第25位である[106]。



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