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川内原発 事実上“合格” 秋にも再稼働・・・巨大噴火リスクは?(TBS)
http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/842.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 7 月 17 日 01:50:45: igsppGRN/E9PQ
 

川内原発 事実上“合格” 秋にも再稼働・・・巨大噴火リスクは?
http://news.tbs.co.jp/20140716/newseye/tbs_newseye2250826.html



 川内原発は世界でも有数の火山地帯にあります。川内原発の安全性を審査してきた原子力規制委員会は16日、事実上「合格」のお墨付きを与えました。秋にも再稼働の見通しですが、巨大噴火のリスクについてはどう評価したのでしょうか。


 傍聴席から抗議の声があがる中、事実上の「合格証明書」が出されました。原子力規制委員会は、川内原発1号機と2号機について、重大事故や地震・津波、火山の噴火やテロへの対策が新しい規制基準を満たすと評価した審査書の案を了承したのです。川内原発は、秋にも再稼働する見通しとなりました。


 「いろいろな手続きの関係では大詰めを迎えた」(鹿児島・薩摩川内市 岩切秀雄市長)


 しかし、専門家や決定に反対する人たちからは、「大きなリスク」を指摘する声があがっています。火山の噴火です。特に「カルデラ」とよばれる巨大な盆地を生み出し、日本では1万年に1度起きるとされる巨大噴火について懸念の声が高まっているのです。川内原発のすぐ近くには、こんな痕跡が残っています。


 「白い地層が全部3万年前に姶良カルデラから出たシラス(火砕流の堆積物)です」(鹿児島大学 井村隆介准教授)


 川内原発の周辺には5か所のカルデラが存在します。中でも、桜島の北にある「姶良(あいら)カルデラ」は、3万年前に巨大噴火が起きて、高温の火砕流が南九州を焼き尽くしたとみられています。こうした指摘に対し、九州電力は・・・


 「カルデラ的爆発を起こすインターバルは数万年から数十万年。現時点で存在する発電所の期間内には大きな影響を及ぼさない」(九州電力 瓜生道明社長 【去年7月】)


 九州電力は今回の審査で、「川内原発への火山の影響は十分小さい」としたほか、巨大噴火の前兆現象を捉えるためにモニタリングを実施する方針で、規制委員会もこうした対策を了承しました。


 「『カルデラ噴火の可能性が十分小さい』ということは合理性があると判断できる」(原子力規制委 島崎邦彦委員長代理)


 巨大噴火を予測することは現在の科学でどの程度可能なのでしょうか?気象庁は現在、国内の47の火山について常時、監視を行っています。噴火に伴うマグマの上昇で、山が膨張するなど前兆をとらえた場合は警報などを発表します。しかし、比較的小規模な噴火と違い、「カルデラ噴火」のような巨大噴火は予測が極めて難しく、空振り覚悟で対応するしかないとしています。


 「全く経験がないとか、数百、数千年前に噴火があったらしいとしか分かっていない火山が大多数。現時点で何か捉えているかもしれないが、それが未来のこんな噴火の前兆であると今の時点で断言するのは難しい」(気象庁火山活動評価解析官 菅野智之氏)


 火山噴火予知連絡会の会長も、その難しさを指摘します。


 「カルデラ噴火がいつどのくらいの規模で起こるのか、予知する技術を我々は持っていない。カルデラ噴火が起こる確率が十分に低いという判断そのものが、今の我々にとって不可能だと思う」(火山噴火予知連絡会 藤井敏嗣会長)


 地震や火山のリスクが大きい日本で原発をどのように規制していくか。原子力規制委員会の田中委員長は16日、次のように述べました。


 「(原発の稼働期間は)せいぜい30年とかそんなものでしょう、川内の場合は。そういう間にはそういう噴火は起こらないだろうと、ただしモニタリングはしましょうと」(原子力規制委員会 田中俊一委員長)


 今後は、一般からの意見募集や工事計画についての審査などを経た後、 最終的な「合格」となりますが、再稼働には地元の同意を得ることが必要で、 川内原発の再稼働は 秋以降になるとみられます。


 「世界で最も厳しい安全基準にのっとって、安全だという結論が出れば、立地自治体の皆さんのご理解をいただきながら、再稼働を進めていきたいと考えている」(安倍首相)
(16日17:05)


 

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コメント
 
01. 2014年7月17日 02:29:23 : ekgTdgELoU
<川内原発>基準地震動引き上げ…裏に九州電力のお家事情
毎日新聞 7月16日(水)22時30分配信

 九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)が16日、国の新規制基準に適合する初の原発となったのは、想定する最大の地震の揺れ「基準地震動」を、原子力規制委員会の審査会合の求めに応じ、速やかに引き上げたことが大きい。背景には、九電の財務状況の厳しさがあり、「優先審査」入りを確実にし、早期再稼働に道筋をつけるために決断したという側面が否定できない。両者が耐震性についてどこまで考え抜いた審査書案なのか、疑問が残る。【寺田剛】

 「我が国では震源を特定できない地震が起きていることを考慮し、620ガル(ガルは加速度の単位)を基本に耐震設計をしていただくことになった」。審査書案が示された16日、田中俊一委員長が、こう説明した。

 審査を優先する原発を絞り込む方針を規制委が示したのが2月19日。規制委はこれより前、震源が特定できない2004年の北海道の地震を考慮して基準地震動を策定するよう各社に求めていた。

 基準地震動を引き上げると、耐震化工事も増えるため、各電力の対応は慎重だった。そうした中、九電は3月5日の審査会で突然、当初申請した540ガルから620ガルへの引き上げを表明した。規制委が想定した計算式による数値も上回るもので、規制委の担当者は「九電の意識が高かった」と評価する。

 一方、九電幹部は「他社より結論を急ぐ必要があった」と話し、科学的な判断よりも、財務面の事情が大きかったことを明かす。

 震災前、国策に沿って原発依存度が約4割と高かった九電は、原発停止で財務状況が急速に悪化した。10年度末に1兆円近くあった純資産は、14年1月末に3828億円まで減少し、債務超過に陥る懸念も出ていた。

 基準地震動を引き上げなければ、規制委への説明に必要なデータ抽出に数カ月かかる。「優先原発」から漏れると、金融機関などからの資金調達に支障をきたす可能性も考えられた。電気料金の再値上げも、社内で検討が続いていたが「景気腰折れを懸念する国から(再値上げは)事実上封じられていた」(九電幹部)。結局、基準地震動の引き上げは「規制委の指示に従うしかなかった」と幹部は本音を漏らした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000157-mai-soci


02. 2014年7月17日 11:16:24 : dL8S2fjjMk
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「(原発の稼働期間は)せいぜい30年とかそんなものでしょう、川内の場合は。そういう間にはそういう噴火は起こらないだろうと、ただしモニタリングはしましょうと」(原子力規制委員会 田中俊一委員長)
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噴火での原発事故ともなれば、日本が壊滅する。30年の稼動期間で大噴火が3000年に
一度とするなら、稼動期間での事故の確率は100分の1だ。これを少ないと見られるのか
だ。

あなたにお金をやります。ただし100分の1の確率のくじを引いてもらいあたったら、
あなたの家族を殺します。といわれたら、それに乗るのか。

大地震もテロもある。確率はこの原発だけでも相当のものになる。そのうえ数十万年
保管しなくてはならない使用済み燃料が増える。事故がおきたら一族郎党死んでお詫び
しろよ。田中委員長。


03. 2014年7月17日 14:47:10 : nJF6kGWndY

>(原発の稼働期間は)せいぜい30年とかそんなものでしょう、川内の場合は。そういう間にはそういう噴火は起こらないだろうと、ただしモニタリングはしましょう

実際は停止期間も長いし、そんな巨大な噴火が起こったら、原発どころではない

いずれにせよ、ほとんど問題はないな


04. 2014年7月17日 18:57:18 : mV3hV3bdaU
いやですぜ。大噴火だけでも面倒なのに。九州までリスク上げる様な事はやめてほしい。

05. 佐助 2014年7月17日 20:15:57 : YZ1JBFFO77mpI : wpmCg8U5S6
地震津波・火山噴火なしでも放射能もれ事故を発生する
配管・容器・溶接部がやぶれると水素や蒸気爆発すると放射能が漏れつづけることになる。


マグマの行動法則も分からないのに,地震や噴火に周期が存在するのですか。驚いた。地震はプレートの移動によって発生するという考え方は多数派で常識になっている。これは嘘も方便の典型。

プレートがめり込むラインと、火山帯は全く重なっている。従って、地震も造山現象もマグマの運動に帰一すべきだ。そうすればマグマが噴火した火山地帯は大きな地震が発生せず、逆にマグマが噴出しなかった場所では、マグマが地表を押し上げようとして地震を発生させる。の主張の方がまだまし。

福島原発が、自動停止したにもかかわらず、炉心が溶解したのはなぜですか。地震や津波のセイしているが,75%は原子が分子化される時に発生させる現象です,マグネシウムやナトリウムはリチウムと共にイオン化すると強い共鳴振動数によって容器やパイプを酸化または還元して、穴をあけたり、亀裂を発生させたり、腐食させる。この冷却水パイプが原因です。

火山もマグマを噴出させないと、長期の地震振動と直下型地震が避けられない。マグマが噴火した火山地帯は大きな直下型地震が発生せず、逆にマグマが噴出しなかった場所では、マグマが地表を押し上げようとして地震を発生させる方が理解できる。

地震や火山噴火がいつ起きても可笑しくはない。地震や噴火が発生したアトから説明される,原発推進派は仮説は捨てて前進しなければならない。マグマの噴出口があるので,直下型の大地震がこないと火山噴火があるとするべきである。

火山と地震は地下一万メーター以下のマグマによるものであると仮定すると、この鹿児島を取り囲むマグマの振動は、直下型大地震か火山噴火を予測させます。地震津波が原因(天災)と信じられているが,地震津波なしでも、全原発は、放射能もれ事故を発生する。点検すると、接続箇所やパイプ部分にイオン化や腐食・穿孔・発熱が発見されていることから証明できる。

地震と津波に一切の責任に転化され、分子レベルの原因は黙殺すると、原発は全面廃止に追い込まれざるをえません。


06. 2014年7月17日 23:59:12 : DdKLRhW1mm
川内原発:火山対策、予知頼みの無謀 専門家警告
毎日新聞 2014年06月26日 13時51分(最終更新 06月26日 14時14分)

 ◇火砕流で原子炉爆発の恐れ

 原子力規制委員会による九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)1、2号機の適合性審査が、大詰めを迎えている。安倍政権は「再稼働1号」と期待するが、周辺は巨大噴火が繰り返されてきた地域だ。このまま通して大丈夫なのか。他にも同様のリスクを抱える原発がある。東大地震研究所火山噴火予知研究センターの中田節也教授(火山岩石学)に聞いた。【瀬尾忠義】

 規制委が川内原発の審査を優先したのは、九電による地震や津波の想定を「妥当」と評価したからだ。火山については「稼働期間中に巨大噴火が起こる可能性は十分低い」という九電の説明を、大筋で了承した。

 だが、川内原発のある南九州は、図のように巨大噴火による陥没地形「カルデラ」の集中帯だ。「カルデラ噴火は日本では1万年から数万年に1回起きており、同じ場所で繰り返すのが特徴です。姶良(あいら)カルデラは前の噴火から約3万年、阿多カルデラも約10万年が経過しており、両カルデラのある錦江湾の地下にマグマがたまっているというのは火山学者の常識。そろそろ何かの兆候があっても不思議はありません」。中田教授はそう警告する。

 昨年7月に施行された新規制基準では、原発の半径160キロ以内にある火山の火砕流や火山灰が到達する可能性を調べ、対応できないと判断されれば「立地は不適」として廃炉になる。こうした火山リスクは、福島第1原発事故の前にはほとんど議論されなかった。その理由を中田教授は「近年の日本の火山は異常に静かだから」と言う。「日本ではカルデラ噴火どころか、1707年の富士山、1914年の桜島、1929年の北海道駒ケ岳の後は大きな噴火は起きていません。原発が日本に導入されたのは1950年代なので、真剣に考慮されることはなかったのです」

 もし今、カルデラ噴火が起きたらどうなるのか。

 「軽石や火山灰が火山ガスと一緒に火山の斜面から流れ下る火砕流に巻き込まれれば、原子炉建屋は破壊されます。炉自体の破壊は免れても、火砕流内の温度は推定400度以上と高熱ですから炉内の冷却水は蒸発してしまい、暴走して結局は爆発する。いずれにしろ大量の放射性物質が大気中に放出されるのは避けられないでしょう。実際、川内原発と玄海原発の近くでは火砕流堆積(たいせき)物が見つかっています」と中田教授。姶良カルデラ噴火を上回る規模だったとされる阿蘇カルデラ噴火(約9万年前)の火砕流は、四国西端の伊方原発がある場所近くまで到達したと考えられているのだ。洞爺カルデラに近い北海道・泊原発などにも同じリスクがある。

 九電は当初、過去の巨大噴火で川内原発に火砕流は到達していないとしていたが、3月の審査会合で約3万年前の姶良カルデラ噴火による火砕流が川内原発に到達していた可能性を初めて認めた。

 火砕流が到達しなかったとしても、火山灰のリスクがある。九電は桜島の大噴火で火山灰が敷地内に最大15センチ積もると想定。電源や食料を確保するほか、換気設備や発電機のフィルターは交換、除灰で対応するとしている。「施設から火山灰を取り除く対策は工学的には正しい。しかし火山灰が数センチ積もれば車が動かなくなります。灰が降り積もる中で、除灰する人の確保や物資の運搬をどうするのか」

 昨年2月、週刊誌に中田教授を含む火山学者らが巨大噴火を警告する記事が掲載された。その直後、中田教授は規制委の事務局である原子力規制庁に呼ばれた。「私は『GPS(全地球測位システム)で地殻変動などを観測していれば噴火の前兆はつかめる。ただ、噴火がいつ来るのか、どの程度の規模になるかは分からない』と説明しました。しかし、規制庁は『前兆はつかめる』という点に救いを見いだしたのでしょう。いくら時期も規模も分からないと繰り返しても『モニタリング(監視)さえすれば大丈夫』との姿勢を崩さなかった」

 九電は巨大噴火の前兆を把握した場合、社外の専門家を含めて本当に噴火するのかを検討し、原子炉を止めて核燃料を別の場所に運び出すとの方針を打ち出した。規制委は「搬出先や搬出方法は電力会社が決める」との立場を取っている。米原発メーカーで原発技術者を18年間務めた佐藤暁さんは「稼働中の原子炉から取り出した使用済み核燃料を搬出する前に、まず原子炉建屋内の冷却プールで5年以上貯蔵しなければならない。さらに搬出作業にも輸送用容器の手配などが必要で、とても数カ月では完了しない。搬出中に噴火が起これば貯蔵中よりも危険。噴火が迫ってからやるべきことではない」。

 中田教授が「安全に核燃料を運搬するために数年前に噴火の予兆を把握することなど無理だし、保管場所も決まっていない。詰めるべき点はたくさんある」と批判するように、机上の空論なのだ。

 国際原子力機関(IAEA)で原発立地と火山に関する安全指針の作成に関わった経験を持つ中田教授は、規制委が「火山影響評価ガイド」をまとめる際にも意見を求められた。ガイドは、火山活動の影響で原発の安全性が損なわれない設計であることを確認するものだ。だが策定まで約3カ月しかなく、既に方向は決まっていた。「火砕流などが原発に到達しないことを学問的に厳密に詰めなくても、モニタリングに頼って審査を通そうというガイドになってしまった。原発を動かしたい人の習性が反映された内容」と手厳しい。そして、こう懸念するのだ。「噴火で原発に被害が出れば責任は火山学者に押し付けられるだろう。東日本大震災で地震学者の責任が追及されたのと同じ構図になるかもしれない」

 九電は24日、川内原発の原子炉設置変更許可申請の再補正書を規制委に提出した。記載漏れなどの不備があったためで、審査が通り地元の同意が得られれば再稼働は9月以降となる見通しだ。

 「川内原発はあの場所に造るべきではなかった。今も不安材料があるのだから、再稼働には慎重になるべきだ。どうしても動かしたいなら、政府は核燃料の搬出先の確保など安全対策に積極的に関与しなければ。モニタリングを重視するなら火山研究者を増やしたり、財政的な支援をしたりしなければならない。そこまで政府は腹をくくっていますか?」(中田教授)

 火山のモニタリングをすれば安全という新たな「安全神話」が誕生している。

 ◇東大地震研究所火山噴火予知研究センター・中田節也教授(火山岩石学)

 なかだ・せつや 1952年、富山県出身。金沢大大学院理学研究科修了。九州大に助手として雲仙普賢岳の噴火研究を最前線で続けた。これまでに三宅島、新燃岳など国内外の火山を研究。国際火山学・地球内部化学協会会長も務めた。

http://mainichi.jp/select/news/20140626k0000e040260000c.html


07. 2014年7月18日 11:18:58 : zsLR5GcugM
>>06

06の記事の通りだね。


田中委員長:大噴火の可能性は低い

地震学者:そういう判断は不可能

田中委員長;モニタリングしましょう

地震学者:予知する技術はない。


08. 2014年7月21日 20:51:26 : xTx1R3rHts
40年使って数万年管理が必要な施設。運よく運転中災害を逃れてもそんなものが採算にのるはずもない。

刹那の快楽を求めている中毒患者と変わらない。


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