http://www.asyura2.com/13/jisin19/msg/828.html
Tweet |
各地に激しい雨をもたらしている台風8号/(C)日刊ゲンダイ
今夏は台風頻発か…東京を襲う想定外の地滑り・土砂災害
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/151771
2014年7月11日 日刊ゲンダイ
沖縄に大雨特別警報をもたらした台風8号は、10日九州に上陸し、日本を縦断する恐れがある。沖縄では、雨量が平年7月の2倍となるなど記録ずくめの異常事態だ。
気象庁によれば、この夏は5年ぶりにエルニーニョ現象が発生し、秋まで続く見込みという。だが、ペルー沖の海水温が高くなるエルニーニョではフィリピン沖の海水温は低くなるはず。日本にやってくる大型台風も発生しにくい。しかも、梅雨の時季に、偏西風に乗って日本を縦断するような台風が発生するのも珍しいのだという。
おかげで列島は大騒ぎだ。
「台風の影響で暖かくて湿った空気が入ると梅雨前線が刺激されます。そのため、台風と離れた場所も豪雨に襲われる。実際に新潟県佐渡市では50年に一度の記録的な大雨が降っています。11日に大雨が予想される関東も要注意です」(立命館大環太平洋文明研究センター・歴史都市防災研究所教授の高橋学氏)
問題は、日本を襲う大型台風が今回で終わりにならないこと。今年はこれからも台風や豪雨に見舞われる恐れが強いようだ。
「エルニーニョ現象でフィリピン沖の水温が低いとすれば、今回の台風は説明がつきません。考えられるのは、温暖化の進行で“低温”の基準が大幅に上がっていること。だとすれば、海水温がさらに高くなるこれからはより警戒が必要です。米国のような竜巻や局地的豪雨が日常茶飯事になりかねない。かなり危険な状況といえます」(高橋学氏)
危ないのは沖縄や九州に限らない。東京も豪雨に弱く、特に環状8号線の内側は注意が必要だ。あまり知られていないが、山の手エリアではブロック塀が崩れたり、階段がズレたりと、日常的に地滑りが起きているという。
「台風や豪雨で、さらに激しい地滑りが起きるリスクがあります。また、江東区や神田川、目黒川、善福寺川沿いが地盤沈下で海抜0メートル以下となったのは1960年以降。伊勢湾台風(1959年)に代表されるような大型台風が来なくなってからです。50年代の地盤を前提にした自治体の被害想定は、現実の脅威に追いついていません」(高橋学氏)
これからが心配だ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。