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草津白根山 小規模噴火の可能性
動画⇒http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140603/k10014946261000.html
6月3日 19時16分 NHK
群馬県の草津白根山について、火山噴火予知連絡会は「火山活動が活発化しており、今後、小規模な噴火が発生する可能性がある」という検討結果をまとめました。
気象庁は噴火警戒レベルを平常の「レベル1」から火口周辺規制の「レベル2」に引き上げて、火口から1キロ程度の範囲に立ち入らないよう呼びかけています。
火山噴火予知連絡会は、群馬県の北西部にある草津白根山の火山活動について、3日、気象庁で開いた定例の会合で最新の観測データを検討しました。
それによりますと、ことし3月上旬から、山の直下を震源とする火山性の地震が増えているほか、地殻変動のデータでは山頂付近が僅かに膨張する変化がみられるということです。
また、先月以降、火口直下の温度の上昇を示すと考えられる観測データの変化もみられるということです。
このため火山噴火予知連絡会は、「火山活動は活発化しており、小規模な噴火が発生する可能性がある。火口からおよそ1キロの範囲では噴石に警戒が必要だ」という検討結果をまとめました。
これを受けて気象庁は3日午後6時、噴火警戒レベルを平常の「レベル1」から火口周辺規制の「レベル2」に引き上げて、火口から1キロ程度の範囲には立ち入らないよう呼びかけています。
周辺の国道通行止め
群馬県は午後6時から国道292号線のうち火口に近い一部の区間を通行止めにしました。
草津町の火口からおよそ1キロ離れた地点では、ヘルメットをかぶった職員など6人が交通整理をしながら、「通行止」などと書かれたゲートを閉める作業を行っていました。
「状況詳しく伝え注意促したい」
草津白根山の地元、群馬県の草津町役場では、国道の通行止めなどについて住民から問い合わせがあり、職員が対応に追われていました。
黒岩信忠町長は、「警戒レベルが上がったからといって、直ちに草津温泉が危険になるわけではないが、防災無線を通じて草津白根山の状況を住民や旅館などに詳しく伝え、注意を促していきたい」と話していました。
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