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「相模トラフ」付近で巨大地震の発生確率は?
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2185417.html
25日17:15 TBS
大正時代に起きた関東大震災は、「相模トラフ」と呼ばれる、プレートの境界の近くで発生した巨大地震が原因でした。近い将来、このような巨大地震が起きる可能性は、どのくらいあるのでしょうか。その発生確率が見直されました。
「ここは千葉県館山市の海岸です。私が立っている岩棚は、関東大震災が発生したときにおよそ1.5メートル隆起してできました。さらに向こう側、一段高くなっているところは、今からおよそ300年前、元禄地震によって、およそ3メートル隆起してできた場所です。このように南関東では、大地を隆起させるほどの力を持った巨大地震がたびたび起きてきました」(記者)
房総半島の南部では、地面が階段状にいくつも隆起しているのが確認できます。巨大地震が繰り返し発生している証拠です。房総半島の南端に位置する野島崎も、もともとは陸地と海で隔てられていましたが、元禄地震によって地面が隆起し、陸続きになったとの説があります。
江戸時代に関東地方を襲った元禄地震は、マグニチュード8を超す巨大地震で、激しい揺れと津波によって、死者の数は1万人以上とみられています。大正時代にも、関東大震災をもたらした巨大地震が発生。死者・行方不明者はおよそ10万5000人にのぼりました。近い将来、関東地方に再び大きな被害を与えるような巨大地震は起きるのでしょうか。
元禄地震も、関東大震災をもたらした巨大地震も、相模湾から房総半島沖にかけての「相模トラフ」と呼ばれるプレートとプレートの境界近くで発生しました。これまで、マグニチュード8クラスの地震の発生確率について、関東大震災タイプの地震は、今後30年以内に「ほぼ0%〜0.8%」、元禄地震タイプの地震は、今後30年以内に「ほぼ0%」とそれぞれ評価されていました。けれども今回の見直しで、地震の規模は、最大マグニチュード8.6と大きく上方修正され、今後30年以内の発生確率は「ほぼ0%〜5%」となりました。政府の地震調査委員会は、東日本大震災の教訓を踏まえて、「発生しうる最大級の地震」を考慮したほか、不確実な情報も活用して、評価をし直したとしています。
一方、一回り小さいマグニチュード7クラスの地震の発生確率は、これまでと変わらず、今後30年以内に「70%程度」と高い数字です。地震調査委員会は、「確率に左右されずに、建物の耐震化や家具の転倒防止など必要な対策を進めてほしい」と話しています。
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